江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

「9・16さよなら原発全国集会」に8000人が参加

2019-09-23 | 江戸川区教組
9月16日(月)渋谷区の代々木公園で「さよなら原発全国集会」が開催され、約8千人が参加しました。



福島原発刑事告訴支援団の地脇美和さんは、
「原発事故は終わっていません。もうこれ以上無責任体制を許すわけにはいかない。9月19日の裁判への傍聴支援を!」
と呼びかけました。

(9月19日、東電旧経営陣の責任を問う裁判では、「無罪」という不当判決が出ました。)
またYouTubuで短編映画「東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故」が見られるので、見てくださいと言っていました。


避難の協働センターのお二人からの発言もありました。

東京に避難している熊本美彌子さんは、
「国家公務員宿舎に避難した人々が、出て行くように福島県から言われ、使用料(家賃と駐車場代)の2倍の損害金を払えと言われている。公営住宅への入居も要件が厳しくなかなかは入れない」

南相馬から横浜に避難している村田弘さんは、
「昨日千葉県富津市の親族のお葬式に行ってきた。東海第二原発の再稼働を考えるより、千葉で苦しんでいる人に手をうつべき。千葉の大災害のど真ん中で安倍政権は大臣の札配りをやっていただけ。復興庁は何の責任もとっていない。福島の問題でも避難者が明日生きていけるかわからないのに、毎週請求書を送りつけている。福島原発事故の問題は終わりましたとオリンピックを機に言おうとしている安倍政権を許さない」
と、力強く訴えました。


飯館村焼却場被曝労働裁判原告のともさんは、
「派遣会社から日揮に派遣され、焼却場で焼却した灰(ダイオキシン含有物質や放射能をもつ物質)を機械でフレコンバックに入れ管理する仕事をしていた。機械の故障が頻発にあり、本来全面マスクで放射線管理責任者の立会いが必要な作業を反面マスクで立会いなしでやらされた」
と被曝労働強制の実態と居直る日揮の責任を問う裁判への支援を訴えました。

なお、労働者の命と健康を無視したずさんな労働管理のもとでの被曝労働の強制は、日揮だけの問題ではないそうです。
「(ともさんの)友人、知人の被曝労働を強いられている労働者の労働環境もいいものではない。原発事故後の復興事業にも様々な問題があることを知ってほしい。復興作業で働いている人たちのためにも負けられない闘い」
「2020年5月17日に結審、2021年春頃に判決が出されるので、注目してください」
と言っていました。


常総生協・東海第二原発運転差止訴訟原告団事務局の木村さゆりさん、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会の木村辰彦さんからの発言、その他各団体・個人呼びかけ人からの発言が続き、熱気ある集会となりました。


集会の後、参加者は、原発ゼロの社会の実現や原発事故被災者を切り捨てる政策に反対を訴え、原宿と渋谷の2コースに別れてデモ行進をしました。


沖縄には莫大な税金を使って警視庁や全国から警察を投入して弾圧するのに、アメリカからは勝手に高額な武器を何兆円もかけて大量購入しているのに、何で福島から避難している人たちに払えないと分かっているのに請求書を送られているのか。

なぜ今千葉で被災している人たちには、13.2億円しか支出しないで、ほぼ無視をしているのか。

安倍政権って一体何のために存在しているのでしょうか。
私たちの命や生活はどうでもいいということなのでしょう。
このような政権を許すことはできません。


<当日は雨が止んでよかった>

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