ついに槍ケ岳３１８０ｍの頂へ

２時過ぎ、槍が岳山荘に着いた。雨具を着てなかったので、体が冷えていた。すぐ着替えて暖をとり、ぬれた衣服を乾燥室に干した。その後、２時間ほど体を休めるも、相変わらず周りはガスっていた。今日は登れんだろうと、ビ－ルつきの夕ごはんを食べた。
　ところが、夕ご飯を食べ終えたころ、槍がすがたをくっきりとあらわしたのだ。ぼくらの一行の５人が登ろうと言い出して登り始めた。やばい！ぼくは体が冷えていた。まずいなあとは少し思っていた。が、乾燥室に行き、乾いた服を着て、外に出た。そして一人後を追いかけた。ひとりで登るのはドキドキもあった。が、ひとりで登るという体験ができた瞬間でもあった。けっこう大変なところもあった。後ろから３人が登ってきた。彼らを先にやり後を追いかけた。無理せず、ゆっくりゆっくり登った。頂上のひとつの下の鉄の階段を登った。すると、ぼくらの一行の帰りと出くわした。彼らはくだり、ぼくは、最後の階段に手をかけた。慎重に慎重に、一段一段登った。そして３１８０ｍの槍のほさきに立った。やり－。しかし周りはガスってしまい何も見えなかった。残念！しかし達成感と充実感があった。やりー。