まち歩きとDIYと こどもと一緒に生き物あそびも

日々のちょっとした出来事をつづるblogです。

第1日 ~峠越え・信州へ~

2005年09月05日 | スーパーカブ
榛名山を登り、また来た道を戻る事としたのには理由があります。
参拝もその一つなのですが、万が一クラッシュしても
自力で帰れ、後に車で回収できる山で登り下りを試したい思いがありました。
何せ初めてのツーリング。不安は一杯です。
この1日目は後に宿泊場所でも苦労します。。

それは後に譲るとして、そんな理由で倉淵に戻った後に
浅間山を美しく望む二度上峠を目指しました。
交通量の少ないこの道は、原チャでもストレス無く走れます。
が、相変わらず時速20kmの旅が続きます。
二度上峠に到着し、記念撮影をしようとバイクを離れると

ガッシャーンという音と共にバイクは横転…。
必死に起こしていると、すぐさま2人組のライダーに
「大丈夫ですか?」声を掛けられました。
バイクは無事起こせたので「大丈夫です。」と声を掛けると
そのライダーは去っていきました。

優しい人たちだなとその時は思ったのですが、
後に分かったのですが、実はライダーはとっても
連帯意識が強いらしいです。
不便な乗り物に乗って旅をするもの同士、
赤の他人でも困っているとすぐに助ける。
それがライダーなんですね。


二度上峠では本来、浅間山が目の前に大きく見える
絶好のロケーションなのですが、あいにく雲の中でした。
北軽井沢まで順調に下り、スーパーで当面の食料として
レトルトカレーとインスタントラーメンを購入しました。

北軽井沢からは、大きく視界が開ける「パノラマライン」を通り、
キャベツ畑の中を快適に走ることができました。
大笹へと下り、出発からおよそ130km走っていたので燃料を補給。
3.0L給油できたので燃費は45km/Lほどでした。
この時点で時刻は16:30を回っていたのでキャンプも考えましたが、
明るいうちに…といってもまだまだということで、長野入りを決めました。

今回通る鳥居峠は上信国境の中でも傾斜が緩い峠道。
カブツーリングには最適と思われました。
相変わらずスピードは伸びませんが、難なく峠越え
信州は真田町に入りました。

日も傾き掛けていたので「今日の宿泊地は…」
と頭が一杯になってしまいます。
道中、何気なく寄った「真田本城跡」は
水道あり、トイレあり、あずまや有りとこの上ない環境でした。
ここが良いかなぁと考えつつも、ふつうの公園なので
明るいうちにテントを張るのを躊躇してしまいます。
結局、良い所だと思いながらも、野宿するなら
暗くなってからひっそりとする方がいいだろうと考えて、
もう少し進むことにしました。いざとなればここに戻ってくればいいと。

でもこの判断は誤りでした。

上田に下りると市街地だから難しそう…
海野宿に行けば道の駅みたいな施設があるかも
と海野宿まで下りて明るいうちに町並みを堪能し、
いざ野営する場所を探しても暗くなっていて判断が難しくなってしまいました。

これはまずい。
1日目から何とも幸先の悪い展開になってきました。
とりあえず戻るか上田に行こうと考え、地図とにらめっこ。
でも関東道路地図だったのでよく分からない上に
お風呂に入りたいと思っていたので
温泉の近くに泊まりたいと欲張ってしまいました。
別所温泉に行けば何らかの公園があるかも知れない。
途中、上田で中部地方の地図も買えるだろうし、
と別所温泉を目指しましたが…。
思いの外遠く、時間は8時を回る始末。
店もまばらになり、地図も手に入れてない。
頭の中では早く泊まる場所を探さないと、と焦ってしまい
途中で上田に引き返しました。
駅前にコンビニが見つからず、イオンでようやく地図を入手。

なんだかんだ回ったものの、
途中、上田の公園でテントを張ろうとしたら注意もされたので
真田まで戻ることにしました。

真っ暗な中、真田本城跡に到着。時刻は21時を回っていました。
怪しまれないようにと暗くなってからテントを張ったのですが、
さらに怪しい人となってしまいました。
でも満月に救われ、街灯のない中テントの設営が完了。
大きな入道雲と雷が見えましたが、ここはあずまやが有るので
いざとなれば非難できるので安心です。

お風呂にも入れず、暗いのと疲れたので、ご飯も食べずに寝ることにしました。
上田で買ったワンカップを一気に飲み干し、寝袋に収まりました。
ようやく安心。。1日目も終了です。 何とも波乱の予感…。

(第2日~別所温泉堪能・アルプス!~に続きます)

※ 写真: 真田町・真田本城跡での野営
コメント
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