模型製作

製作した模型を紹介していきます。

2010.10.8

2010年10月08日 | 2010年 住宅
現在計画中の提案住宅模型を製作しました。
150坪程度の畑を宅地転用して新築住宅を計画中です。

まずは敷地の使い方から検討しています。
公道よりの引き込み道路の為、敷地へのアクセスが限られており
どのように駐車場を確保すれば、上手く敷地が有効活用できるかに
ついて幾つものパターンを考えて検討しました。

東面から見たところです。
駐車場と玄関を東側に設け、駐車場南側は干場兼ベランダとしての
使い方を提案しています。この干場、ベランダ空間は敷地南側への
通り土間的な機能をもった空間にもなり
洗面所に隣接しているので勝手口としても使われます。
このプランでの一つの指針的な役割を果たしています。

南東側から見たところです。
屋根は片流れと切妻の組み合わせをのせています。
南面は居間と食堂、洗面所を配置しており
濡縁がある部分が居間、天窓がある部分が洗面所になります。

南西側から見たところです。
屋根が切妻屋根ではないので、越屋根の形状が通常とは異なっております。
基本的に風のながれを利用しての越屋根なので
住宅の高いところに設置すれば効果を発揮すると思います。

その他の写真はこちらをご覧下さい。
→写真アルバム

2010.9.15

2010年09月15日 | 2010年 住宅
ここ数日、朝夕が涼しさをこえ肌寒くなってきました。
自宅では1年で一度もエアコンを使用しない生活をしているためか
季節の変化を肌で敏感に感じています。

前回ブログと同じ住宅を紹介します。
昨日、この住宅の墨付け刻みの作業場に行ってきました。
棟梁を始めとする大工さん達が黙々と木に向かい合い
墨付け線に沿って刻んでいたのがとても印象的でした。


前面道路からみたところです。
格子状になっている部分は開口部の戸に
なっており室内への目隠しになっています。
また、立面に凹凸を付けてくれており
表情を豊かにしてくれています。


南東からみたところです。
南側隣地への出入りがあるとのことで、
南側に対してのアプローチも含めて計画しています。
境界部分に階段があるのですが、そこにあたります。
屋根に2カ所天窓が設けられていますが
2階屋根の天窓はベランダに設置しており
もう1カ所は半屋外空間の干場に設置しています。

2010.9.14

2010年09月14日 | 2010年 住宅
以前2つの提案住宅として紹介した住宅の最終案での
模型製作をしたので、紹介いたします。
(以前の提案住宅はこちらをご覧下さい→提案住宅

宮崎市内に建つ住宅で住居面積が葯80坪程度あります。
2世帯住宅を前提として計画していますが
プラン的には、玄関や台所、居間といった部屋が
それぞれ2つあるというのではなく、2世帯がすべての
生活空間を共有しながら一緒に住んでいく。という
住まい方を前提に計画しています。
8/26に起工式を行い
現在は棟梁による構造材の墨付け刻みの工程中です。
現場の進み具合をブログにて紹介しています。
→建築レポート

東側、前面道路からみたところです。
2台分の駐車スペースを確保しています。
右側の小屋は駐輪場になっています。
左側の石垣は既存のものをそのまま残し
そこに植えていた迎え松も撤去せずに残しています。


南東からみたところです。
屋根に突出している煙突は薪ストーブ用の煙突です。
前面道路から住宅内部や庭が見えないように
目隠しを駐車場との境界に設けています。


北西側からみたところです。
敷地の北側、西側は隣地住宅が建っているので
大きな窓は採れないため通風用の窓がほとんどです。
屋根は切妻の2重屋根となっており
手前の1階屋根の小屋組部分には2階から出入りできる
大きなスペースの小屋裏収納を設けています。

2010.9.13

2010年09月13日 | 2010年 住宅
昨日まで行われた「家づくりセミナー」は多くの方に
参加いただき盛況に終える事ができたみたいです。
2日目のシンポジウムもパプニングがありましたが
大変、面白く、もう少し聞きたかったな。
と思える内容でした。
協力して下さいました方々、足を運んで下さいました方々
ありがとうございました。
また、9/25には住宅の見学会を行います。
参加希望者はご連絡を下さい。


模型紹介です。
この模型も今回の建築展に展示しました。
9/20にはいよいよ起工式になります。
現在、既存住宅の解体撤去が終わり
敷地境界の擁壁工事に取り組んでいるところです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
→建築レポート

敷地西側からみたろころです。
敷地の西側は視線の抜けがあり
周辺の建物環境に邪魔されずに眺望が得る事ができます。
そのため、和室のコーナー部分には窓を設け
外部の開放感を室内に取り込んで室内にも開放性を
与えられるようにしています。


南側からみたところです。
駐車場は前面道路の傾斜
敷地との高低差を解消する為に
2つの高さの設定をしてそれぞれに
1台分ずつの駐車スペースを作りました。
ここは建物と外部が直接つながる部分なので
上手く作らないと建物の印象や出入りする方の
住宅に対する感じ方が
大きく作用するのではないでしょうか。


東側からみたところです。
下屋部分に一部干場及び勝手口を設けています。
東側隣地との高低差が1m程度あり、隣地住宅も
境界に近い位置に建っているので日照条件は
あまり良いほうではないと思われます。
よって干場には天窓を設けて、平面計画に
おいても物置や納戸、便所といった部屋を配置しました。

セミナーご案内

2010年09月09日 | 2010年 住宅
「家づくりセミナー」2010年9月10~12日の案内

■ 宮崎家づくり塾 第6回秋の家づくりセミナー
         「宮崎県産材による木造住宅の普及」開催の案内 ■
■ 案 内
 住宅産業の経済性優先の家づくりが行われる中、私達は「より良い木造住宅を社会資本として後世に残す」ことをテーマに活動してきました。建築主の理解を得て、木材産地である山側の協力のもと、熟練した大工棟梁の手により、私達の設計力を前提に、宮崎県産(大径)木材に取組んできました、それは関わる人達の情熱・知恵・技術によるものです。今回は「宮崎県産材による木造住宅の普及」をテーマに、現在の各種法律の改正、今後出てくる大径材への対応等、山・建築主・設計者・施工者がどのように関わっていけば良いのか、様々な立場の人と意見交換ができればと願っています。
■ 企画内容
 □1 建築展
    テーマ 「より良い住まいづくり」
    日 時 2010年9月10・11・12日
    場 所 みやざきアートセンター
    内 容 宮崎家づくり塾メンバー設計による木造住宅をパネル・模型にて紹介する。
        諸塚村産直住宅の取組みを紹介する。
        施工協力者の中から、大工棟梁を取り上げパネルにて紹介する。
        「家づくり相談」のコーナーを設置する。
 □2 シンポジウム
    テーマ 「ザ・棟梁」
    日 時 2010年9月11日 15時00分~17時00分
    場 所 建築展会場(みやざきアートセンター)
    内 容 今後普及する「大径材」と「培われてきた棟梁の知恵と技術」の
        今後の可能性について
    参加者 講師 古川 保(建築家)
           楠元繁芳(川尻六工匠)
        現場でお世話になる宮崎県在住の棟梁・大工
        現場監督
        木材提供者(生産者・加工者)
        木造住宅に興味をお持ちの方
 □3 住宅見学会
    テーマ 「木造住宅に暮らして」
    日 時 2010年9月25日(土曜日)
    場 所 宮崎市近郊(国富町)T邸 N邸
    内 容 完成時ではなく数年経過した木造住宅の見学、及びその生活体験
    参加者 木造住宅に興味をお持ちの方
    申込み 事前申込みしてください(柴設計まで)
■ 関わる人達
  □1 宮崎家づくり塾
     柴  睦巳  柴設計(0985-32-0866 連絡先)
     松竹 昭彦  松竹建築設計事務所
     高橋 武則  アーキテクト 美建・設計室
     松本洋一郎  アーキテクト3 
  □2 諸塚村産直住宅推進室
  □3 施工協力者
     西本建設(延岡市)藤田建設(門川町)協栄(日向市)川越工務店(国富町)
     渡部工務店(国富町)杉尾組(宮崎市)光建設(宮崎市)中野産業(宮崎市)
     西尾組(宮崎市)森工務店(宮崎市)小園工務店(宮崎市)
     桜木組(都城市)金丸建築(都城市)