模型製作

製作した模型を紹介していきます。

2010.9.9

2010年09月08日 | 2010年 住宅
以前、周辺環境を含んだ100分の1模型を紹介しました。
→2010.4.6
→2010.4.7
今回はその50分の1模型を作りました。
建設地は県外に建築予定です。
住宅団地の1区画にある木造平屋建て住宅です。

南東側、前面道路から見たところです。
前面道路に面して常時2台分の
終車スペースを確保しています。
駐車場に面した立ち上がりの
部分が玄関ポーチとなります。
立ち上がり部分には目線の高さに
格子を設け、住宅への出入りを道路側から
みられないようにしています。
屋根は切妻に変形入母屋をつけたような
屋根の掛け方をしました。
縁側、ポーチ部分の軒の出をできるだけ
深くとりたいので、計画段階では細かく数値を出して
建築面積ぎりぎりまで軒の出を検討しました。

敷地西側からの写真です。
縁側を庭に面して設けており
掃出し窓部分は居間に繋がっており
腰窓部分は和室となっています。
庭に植栽が入ると四季の変化や木々に鳥が飛んできたりと
より一層生活が豊かになる空間となると思います。

北西側からみたところです。
隣地との高低差が1m程度あります。
デッキ部分は寝室と納戸からの出入りを
計画しており、天気の良い日には布団干し
としての利用を考えています。
この敷地は第1種低層住居専用地域という
建築基準法が一番規制のかかる区域となっており
隣地境界線との距離が1m離れていないと
いけないという、規制があります。
また、計画中はデッキの有効幅が80cm程度の計画を
していたのですが、それではデッキと隣地境界線との離れが
少なく、外部として認められないという検査機関からの指摘があり
最終的にはデッキの有効幅が65cmであれば外部空間として
認められるため、人が一人通れるだけの有効幅になりました。

限られた条件の中で、優先順序を決めざるをえない時があります。
その時に何を優先すべきかを判断する感覚を常日頃、意識しておかないと
謝った判断になってしまうおそれがあるなと考えさせられました。

2010.4.7

2010年04月07日 | 2010年 住宅
提案住宅模型2です。
前回は平屋建ての模型でしたが
今回は一部2階建てのプランです。

敷地南側に車3台分の駐車スペースの確保と
居間と和室に面した庭を設けています。
隣地3方は住宅が建っており、南側が前面道路となっています。

敷地西側からみたところです。
平屋建てとのプランの違いは予備室が2階にあるという
以外はほとんど変わりはありません。

2階建てということもあり、平屋建てとの建物の高さの違いがあります。
前回ブログの写真と同じアングルから撮影していますので、
見比べてみると高さの違いがよくわかると思います。

2010.4.6

2010年04月06日 | 2010年 住宅
提案住宅模型です。

第1種低層住居地域という、住宅の建築制限が一番厳しい敷地での計画案です。
写真の案は平屋建てで、建ぺい率ぎりぎりの範囲で作っています。
建ぺい率の制限がある為に平屋建ての場合は軒先を深くとる事が
できないので立面的に外部に何かしらの工夫をすることにより、
住宅のバランスが間抜けするのを避けたいところです。

西側から見たところです。
この住宅地は全体的に西側に向けて下っています。
その為、敷地からは西側に向けての視線の抜けが期待できます。
その他の方角は隣地住宅がたっているので、外の風景を楽しむと
いうような生活は難しいように思います。
庭などの造園により、住宅内部からの風景を確保することも
可能ですが敷地内に駐車場も必要ですので庭に割り当てれる
スペースも限られてきます。

南側からみたところです。
隣地との地盤の高低差があるのが良くわかると思います。
周辺環境の事も考えると建物の高さが低く抑えられる平屋建てで
おさめたいところですが、2階建案でも高さを抑え突出して建物の
高さが高くなるということはないので、次回紹介したいと思います。

2010.4.5

2010年04月05日 | 2010年 住宅
前回ブログと同じ住宅模型です。
別角度からの写真を紹介します。

前面道路に面した立面です。
手前の小屋が駐輪場となり、駐車場スペースは車2台分を
確保できるように広さを設定しています。
外部からの視線を遮る為に板塀を駐車スペースと
庭との間に設けています。

玄関アプローチと玄関ポーチ部分には下屋を設け雨の日などの
車の乗り入れの際になるべく濡れないように計画しています。
玄関から西側隣地への出入りを考慮してほしいという要望があり
玄関ポーチから西側境界にのびるスロープを設置しています。

住宅の北側には寝室、納戸、脱衣室、浴室が配置されており
小屋裏部分には2階から出入りできる小屋裏収納をとっています。
寝室前の手すりは布団干しを兼ねた手すりになります。

建物の配置は東側の庭スペースをできるだけ、確保するために
全体を西側に寄せ、居間からデッキ、庭へと視線が抜けるように配置しました。
2階屋根の天窓部分は軒先の深いベランダになっており光をベランダから
吹抜けを通り1階の居間へと差し込ませるようになっています。
自然の光や、風をいかに住宅に取り込み、取り出すかという事を機械システムを
使わずに自然の中の工夫でできるように常々考え家づくりを行っています。

2010.4.2

2010年04月02日 | 2010年 住宅
以前、提案住宅として紹介しました住宅の別案を作りました。

プランは提案住宅2に修正を加えたプランとなっています。
提案住宅2
居間の縁側と寝室の濡縁を半屋外干場により繋がりを持たせ
住宅の南側一面にデッキがある立面になっています。

前面道路からの見た目は提案住宅2とほとんど変わりがありません。
前回提案住宅は屋根を一体で作っていましたが
今回は1階部分と2階部分の屋根を分けています。

鳥瞰写真です。
2階屋根についている天窓は居間吹抜け上部に位置し
1階屋根、下屋に設置している天窓は半屋外空間にある
干場へと光を差し込ませるように設けています。