スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

オドシニモマケズ

2006-06-07 13:32:25 | 水鳥
裏側の写真の左隅をよ~くご覧下さい。ピンクの金属色のヒラヒラが写っています。水鳥達はこの脅しに慣れたのかまたは、彼等にとっての”危険区域”を把握したのかも知れません。自由自在に飛び回っています。でも、決してあのヒラヒラの傍へは近寄りません。いつもの場所で今日視認できたのは、カワウ1羽とサギが2羽です。カワウが戻ったのが私にとっては嬉しいニュース。

娘婿の話によれば、多摩川のこの地域はウグイ(別名ハヤ)の産卵場所だから漁協はそれを釣り人のために守りたいとのことだ。水鳥を大切にしたいけれど、魚類だってもちろん大切だ。”あちらを立てればこちらが立たず”であるのが実態らしい。これには、私もハタと困ってしまった。

今日は被写体が遠いので、400㎜X1.5で、600㎜にして撮影しました。ですから、オートフォーカスが効かず、視力の弱い私だから、ちょっとピンボケになってしまった。


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10 コメント

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ウグイを守る? (スイポテ)
2006-06-07 14:38:56
ウグイを守る?

食用にする魚でもないでしょうに。

釣り人の楽しみのために?ですか?

ウグイの産卵の頃アユの遡上が始まるのでそのための措置じゃないでしょうか。

アユは稚魚を放流するなど漁協も力を入れているでしょうしね。アユを捕るには漁協に入漁許可が必要です。

どちらにしても、鳥には関係のない事。鳥が食べるぐらい量もしれているのでは?

カワウに丸飲みされるとちょっと痛いかな?

それより網などで密猟する人間のほうを取り締まるのが先じゃないかな。

ちょっと鳥さんの肩を持った発言に終始してしまいました。

魚も鳥もどちらも大事ですよね。(反省)
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スイポテさん、こんにちは (polo181)
2006-06-07 17:14:39
コメントを有難う。実際、私は漁協が川そのものを管理するのが、如何なものかと思っています。川はみんなの物でです。釣り人から入漁料を取って、そのお金でアユの稚魚を放流しているのは知っています。しかし、太古の昔から川は自然の一部です。出来るだけ手つかずのままで残して欲しいと思います。琵琶湖に行けばがっかりします。自由に散策する湖畔がありません。個人や団体が占有してしまって、入る隙間がないほどです。海岸にしてもそうですね。コンクリートでガチガチに固めてしまっています。自然は自然として残すようにして欲しいというのが私の基本的な姿勢です。魚と水鳥についても同様に考えています。手を付けないでいれば、自然にバランスがとれるはずです。
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矛盾 (あまもり)
2006-06-07 19:07:39
人が楽しむために自然に生きるものたちを閉め出すなんて許せるものじゃありません。

湿地を無くしたためにどれほど多くの野鳥を始めとする生物を失ったことか。

人の生活が便利になると反比例のように自然が破壊されていく。(その便利な生活に私も浸っているんですが)

川が蘇って、魚が生息するようになって、水鳥たちがやってきて。日本はその方向に向かっているんだとばかり思っていました。

多摩川のヒラヒラはそれに逆行しているようです。



裏の画像をじ~っと見ました。

ありましたありました。左下のほうに赤いヒラヒラが。これですか。

オドシニモマケズに生きるサギを応援したい。

カワウも戻ってきたんですね。カワウのプロポーズ、見たいですね。
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う~ん (熊子)
2006-06-07 20:19:18
自然に自然にが一番と知っていながらどうしてこんな貴重な水鳥を保護しないのかな。渡ってくる白鳥にはどこの観光地も目の色変えて餌を撒き、いい環境にし過ぎて増える一方、片やその地に生きる貴重な水鳥の餌場をピンクヒラヒラ?で脅す。ましてやウグイ保護とは。よく釣りに行ってはウグイを釣ってしまい料理をしたら細い細い骨が一杯で煮つけにも出来ず困った経験がありますがウグイ大好きさんがいるんですね。水鳥さん頑張って!
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あまもりさん、今晩は (polo181)
2006-06-07 21:13:29
コメントを有難う。このままだと人類は絶滅すると警告する科学者がたくさん居ります。自分たちのすみかであるこの地球をいじくりまわして駄目にしています。ちょっとした変化に対応できない貴重な生物が既に沢山絶滅しています。それでもまだ気づかないというか、馬耳東風と聞き流してしまうやからが多い。多摩川のこのあたりは、”釣り堀”と化しています。大きな憤りを感じます。

オドシニモマケズ、数は少ないけれど、今日も”狩り”をしていました。夜陰に紛れて、あのオドシのポールを引っこ抜いてやろうかと考えることがあります。もう、かなり撮影の腕を上げていますから、カワウがつがいで現れたら何時間でも待つつもりです。
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polo181さん、こんばんは (monma2004)
2006-06-07 21:14:50
 きょうは長いレンズで、ダイサギの動きをよく捉えられましたね。川の美しい自然が上手く描写されています。

 ピンクの金属色の「ヒラヒラ」を確認できました。

 河川には、水を利用するための水利権、魚を採るための漁業権など関係者にとっては死活問題とされるものが古くから守られてきていますが、自然環境保護の

問題との調和が慎重に図られなければと思いますね。

 多摩川は、新幹線の車窓から見える範囲でしか知りませんが、川幅の広い、長い川ですね。

 
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熊子さん、こんばんは (polo181)
2006-06-07 21:32:19
コメントを有難う。まずカワウがターゲットにされました。それのあおりを食らったのがサギ類です。数は確実に減少しています。とにかくお金になることには一生懸命になるけれど、そうでないと冷淡です。拝金主義を改めてもう少しシンプルで情緒豊かな生活に改めたいと思います。釣り人の楽しみのために水鳥が犠牲になるなんて、到底認めることは出来ません。このヒラヒラはかなり前からこの時期になると設置しています。漁協は釣り人から年間六千円を徴収して、3月から9月までを漁期としているようです。つまり、川全体、支流も含めて”釣り堀”化をしていると言って間違いありません。
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monma2004さん、こんばんは (polo181)
2006-06-07 21:51:41
コメントを有難う。写真を誉めて戴いてとても嬉しいです。サギの舞う姿は非常に綺麗です。一時は、あのヒラヒラでサギ、カワウ、カモなどが全部何処かへ散ってしまって淋しいかぎりでした。それが、一部流失して、またトリも慣れたのか、三々五々飛来してきています。20年前に八ヶ岳に別荘を建てたのだけれど、その頃は夜になると蛾が沢山集まって困ったものでした。ところが、昨今はまるで居ません。原因はもちろん麓の田園での農薬散布によるものです。昆虫が棲めない環境なんて人間にとって良い筈がありません。田圃は除草剤をふんだんに使いますから、草はいっさい生えません。草取りの必要がないのです。これでいいのだろうか。
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やはりうまく捉えて (anikobe)
2006-06-08 18:20:10
こんなにうまく飛んで言えうのを捉えるのってすごいなぁと思います。



裏の田圃では雉が、ケンケン鳴きながら、餌をつついていますが、飛び立つのをただ見ているだけです。



危険でない場所を本能的に選んで漁をするカワウやサギ達、poloさん良かったですね。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-06-08 22:50:07
コメントを有難う。写真を誉めていただいて恐縮です。雉はまだ見たことがありません。かれたらは落ち穂を食べるのでしょうか、田圃や畑にいる写真が多いですね。水鳥の撮影は根気よく待つこと、それだけです。待っていれば、シャッターチャンスが訪れます。パソコンが壊れたので(my pictureが)当分の間、不自由します。
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