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カワセミの雄です。雌は下クチバシが黄色いと聞いています。
この時期、雌はタマゴを抱いていることでしょう。
雄は、餌を巣穴にまで運びます。「お産」は共同作業なのでしょう。
時々、クチバシが赤土で汚れた雄が現れるので、
巣穴は崖などに横穴を掘って作ってあるのではないかと思います。
今日も私がかかわっている大砲族について書きます。
カワセミは、早い時で一時間に一度の割合で飛来します。
鳴き声は、まるで自転車のあのかん高いブレーキの音と全く同じです。
あちらこちらで、このブレーキの音が聞こえ始めたら、
彼らはカメラを構えて撮影の準備をする。つまり、音の強弱で
どの方向へ飛んでいるのか聞き分けているのだ。
リーダー格の人が、「来るぞ!」と小声で叫ぶと、必ずやってくる。
驚異的な耳だと言えましょう。
大砲が一斉に、いつもの枝に向かって砲列を敷く。
私も、わずかな隙間に潜り込んで撮影の準備をするのだ。
隙間の無いときは、姿勢を低くして、彼らの足下に座り込むこともある。
ファインダーを覗くと、何故か胸がどきどきして、気持ちが高まる。
「主役」が枝に留まっても、誰もシャッターを切らない。
シャッター音が鳴るのは私のカメラだけだ。
彼らの狙いは、そんなところにはない。
餌を捕らえる瞬間ではないし、魚を振り回して枝に打ち付ける瞬間でもない。
餌を銜えて飛び去る姿でもありません。
完全飛翔の姿を狙っているのだ。羽一杯に広げて飛ぶ姿を狙っている。
だから、十数台の大砲が「一斉射撃」をするのは、飛び去る時なのだ。
私の腕が悪いのと、カメラの性能が良くないのとで、今のところ成功はしていない。
今日、このように長々と書いたのは、実は次のことを伝えたかったからです。
一斉射撃が終わると、皆が皆、同じ行動をとる。
橋の欄干に背を向けて、さっそくこの回の成果がどうであったか調べるのだ。
し~んとして、長い沈黙の時間が流れる。一心に、モニター画面を覗いている。
その表情は、昔、ベーゴマを回したときのものと同じで、真剣そのもの。
ややあって、ざわめき出すと、それぞれの成果を見せ会っている。
「わぁ、いいなぁ、私は失敗だ!」とか、「凄いのが撮れましたね」とか
貴方はどうですか、と言って私のをも覗きに来る。
「老人達」の健康的な遊びだといえないだろうか。
最近怪しいコメントが時々入るようになって・・・
そういう人は不健康ですよね。
poloさんもそのうちに大砲族に仲間入りされるのでしょうか?
今日のカワセミさん、とても美しく撮れているのに、皆さんはこんな姿を追っているわけではないのですね。
カワセミさんの飛翔の瞬間。
皆が一斉に大砲を打つと凄い音がして???カワセミさんはビックリもしないのかな?
いつもの事だから。
それにしても大砲族はどんな生活をしているのでしょうか。。。
結構カメラやレンズが高価でしょうし、そんな道具を持ってくるのは車で?電車で?
色々でしょうが、皆さん大きなリュックを担いで山登りより大変そうですね。
その成果が現れた末には皆さんはどのようにしていらっしゃるのでしょうか。
コンテストに出す、とか?
まだまだpoloさんの追求は続きそうですね。
わが町の公園にもカワセミさんがいますが、今一出てくる時間とかが分かりません。
分かれば一度撮ってみたい気もします。
こんなに毎日美しいカワセミさんを見せられると余計にそう思います。
有難うございました~
大砲を買うには、K自動車一台分のお金が必要です。まず私には無理ですよ。
自分では上出来だと思っても、彼らのと比較すると全然話になりません。カワセミさんは、人慣れしているようで、シャッター音には驚きませんよ。みなさんは、大きなリュックを持っています。自転車で来る人が多いようです。いやぁ、撮った写真をどのように使っているかはまだ知りません。
カワセミは小さいのと動きが速いので、撮影はきわめて難しいです。それだけに、皆さんが狙うのでしょうね。
横穴を掘ってそこを巣にするとsakuraさんに教えていただいたことがあります。
可愛い子育ても見られるといいですね。
大砲族の子供のように目を輝かせている姿が彷彿としてきます。生き甲斐ですね。最高に健康的な生活じゃないでしょうか。
こんな人々の話を聞けば(?)日本も豊かなのかなぁと思いますが、現実はまだまだ厳しいですよね。
彼らたちは撮った写真をどうしているのかと私も不思議でなりません。
彼らの行いは実に無邪気です。通行人の邪魔にならないように荷物は全部橋の外側にくくりつけてあるし、なるべく椅子を使わないようにもしています。
私もその様に思いました。老後の楽しみとしては、上等な部類でしょう。そうですね、現実は厳しくて、食うや食わずの人もいる。気持ちは複雑です。
一日に1600枚も撮影する人が居ます。いったい、それらをどのように使うのか、チャンスがあったら尋ねてみましょう。
カワセミのブルーとても綺麗ですね。
「大砲」とは私が勝手に名付けたものです。時々見ませんか。大きな、まるでバズーカ砲のような望遠レンズをつけたカメラマンを。あの巨大なレンズは遠くて小さいものを拡大して撮影する特別なレンズなのです。高いものは100万を超えます。あれらを、私は大砲と呼んでいるのですよ。ちなみに、私は大砲は持っていません。