スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

普賢象(フゲンゾウ)

2006-04-22 11:01:39 | 季節
普賢象とはこの桜の名前です。その名前の由来についてちょっと、ご説明します。釈迦三尊の配置は中央に釈迦如来像を、左(釈迦如来から見て)には文殊菩薩像を右に普賢菩薩を配置するのが一般的だそうです。その普賢菩薩様が象に乗って釈迦如来をお守りしている。(これ以外の配列もある)

裏の写真をご覧戴くと花の中心から象の鼻とも見て取れるオシベがにょろりと出ているのがお分かり戴けるでしょう。いや見えないと言う方はここをご覧下さい。
そのようなわけで、普賢菩薩さまが乗っていらっしゃる象ということで、この花を普賢象と名付けたらしい。随分と深く考えた上での命名だといえる。和名はなんてことはない、サトザクラです。微笑 注:象の鼻ではなくて牙だという説もあります。
上↑の写真は日本庭園のお茶室です。一服500円で、抹茶とお菓子を戴けるのですが、茶の作法を知らない私はいつも横目に見て通り抜けます。その内、勇気を出して入ってみよう。内部の写真も撮りたいし。




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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スイポテさん、こんにちは (polo181)
2006-04-23 10:42:59
コメントを有難う。皆さんの影響を受けて、写真に撮るだけではなくて、メモを取ったり、後で調べたりして勉強をしています。この普賢象にしても同じです。これに出会うまでの私は何も知らなかったのですから。もうこれで、二度と忘れることはないでしょう。普賢菩薩はドリキとするほど綺麗ですからね。笑 酔歩さんの部屋を覗いたことがありません。でも、とても植物に詳しい方らしい。貴女のそうだし、あちらこちらでお勉強ですね。普賢菩薩のお姿を脳裏に焼き付けて、それからこの桜を見るとまさしくあの白象に違いありません。命名した人に敬意を払いたい。
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熊子さん、こんにちは (polo181)
2006-04-23 10:35:08
コメントを有難う。やはり日本人には桜が一番でしょう。なんて書くと叱られるかもしれませんが。パッと咲いてパッと散る。この潔さに何ともいえない情緒があります。日本料理も同じですね。さっぱりしている。あまり手を加えていない等、日本特有の美しさがあります。私はその辺りが大好きです。

熊子さん流で、今度こそはお茶室に入って、抹茶をすすってきましょう。ついでに内部の写真もとりましょう。いつも敷居が高くて遠慮している。
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普賢象という名の桜 (スイポテ)
2006-04-23 07:20:08
ひとつの花をとりあげて名前の由来を教えて頂く。

なんだか得した感じです。

花を見ても「わぁ~きれい」で終わってしまう私だから。

造幣局の通り抜けの桜たちもそれぞれ名前と由来が書かれた札が添えられてありました。

そこで、それらをアップされていた酔歩さんのページに行き、そこで立て札を確認してみると…普賢象、あったんです。私も見ていたんですね。

それなのに印象にすら残ってなかった。

こちらに戻って来て、改めてこの花を見つめました。

これからは普賢象を見つけられるかもしれません。
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桜は綺麗ですね (熊子)
2006-04-23 00:09:32
いろんな桜がありますね。でもどれも綺麗です。ポロ様、茶道には、作法はあってないが如し、美味しく茶を啜れば、これまた、わびさびの世界です。野点ではなく茶室なんですね。桜を眺めて茶を啜って、ああ、日本人っていいなぁ~と感じるひと時が目に浮かびます。
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あまもりさん、こんばんは (polo181)
2006-04-22 22:38:31
さてさて、これは誰だろうと思って悩んでおりました。とりあえず、コメントを有難う。記事を追ってあちらへこちらへと、駆けめぐっていますが、なにせ浅学。断定的な言葉はとても使えません。皆さんの部屋を覗いて徐々に知識の袋に詰め込んでいる状態です。普賢象のお陰で随分と勉強をさせてもらいました。私見によれば、あれは二本飛び出していますから、象の鼻ではなくて、紛れもない牙だと思います。また、普賢菩薩さまは女人成仏だけあって、ほれぼれするほど美しい。私の家にも八重の山吹はありますが、タネのことは考えもしなかった。そんな訳があったのですね。
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題も名前もUnknown (あまもり)
2006-04-22 22:19:08
すんません。上のコメントはわたくし雨漏りでございます。

雨だけじゃなく、HNも題も漏れました。
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Unknown (Unknown)
2006-04-22 21:06:11
サトザクラが八重であったのも、普賢象と呼ばれているのも知りませんでした。

リンクされているサイトに行って、まじまじ見ました。

像の鼻と言われればそう見えるかなぁ、でした。

直接花を見ればわかるのかもしれませんね。ルーペがいりそう(笑)

雌しべが葉化しているなんて不思議ですね。

よそのブログで、八重のヤマブキが実をつけないのは、雄しべが花化したからだと教わりました(一重のヤマブキは実をつけるそうです)。

進化は植物に如実に表れるようですね。
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monma2004さん、こんばんは (polo181)
2006-04-22 20:33:59
コメントを有難う。広辞苑電子版を見ると普賢菩薩はたしかに白象に乗っています。またネットでは女人成仏とも出ています。これらのことから、”非常に美しい”という言葉が連想されます。樹木としてはそれほど美しくありませんが、花々を眺めるとうっとりするほど美しいです。奇妙なオシベがネーミングの元となっていますが、花そのものがとても綺麗です。

私は気が付きませんでしたが、そう言われれば、池に映える淡い緑が綺麗です。これからの時期、刻一刻と緑の深さを増してゆきます。
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polo様、こんばんは。 (monma2004)
2006-04-22 20:04:19
 普賢象という名のサトザクラがあることを初めて知りました。なんとも意味深長なネーミングですね。

 日本庭園の茶室のある風景写真は池に映える淡い緑が印象的です。

  
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anikobeさん、こんにちは (polo181)
2006-04-22 16:45:40
コメントを有難う。私は貴女の真似をしております。何だろうと思ったらまずメモを取って、それを持って帰って図鑑や辞書で調べる。もちろんPCも役に立ちますね。この普賢象も同じことです。普賢菩薩と深いかかわりがあるとなると、私は二度と忘れることはないでしょう。こうして、皆さんと対話できるこの仕組み。デジカメとパソコンの威力に驚いております。
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toraraさん、こんにちは (polo181)
2006-04-22 16:39:05
コメントを有難う。貴女のお部屋は今や、花盛り!外国と日本とでは花の愛で方は多少違いますが、花はこの地上での最高傑作ではないでしょうか。私も大好きです。昭和記念公園http://www.showapark.jp/map/index.htm や新宿御苑を回ってみて桜の種類の多さに驚きました。メモを取りながら撮影しないと忘れてしまいそうでしたよ。歩いて、花をカメラに納めて名前を覚える絶好の季節到来です。私もあなたに負けないように歩きましょう。
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じゃこしかさん、こんにちは (polo181)
2006-04-22 16:21:22
コメントを有難う。単にサトザクラと言わずに、普賢象といったほうがなんだか立派な桜のような気がします。平成2年に噴火した普賢岳にしても、おそらく普賢菩薩のお姿から戴いた名前でしょうね。単なる八重桜ではなくて、オシベが2本にょろりと出している点で非常に特異だと思います。

さすが読書家のじゃこしかさん、何事もよくご存じで、まったく仰るとおりです。今度こそ座敷に上がってお茶を一服頂戴してきましょう。やれやれ、また楽しみが一つ増えました。笑
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桜の名 (anikobe)
2006-04-22 15:57:49
大まかなところしか知りません。



やはり種類んがいろいろあり命名の由来もあるのですね。



いつも桜を全体的に捉えてしまいますので、細かい観察がおろそかになっていることを少々ハンセイです。
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桜の名前は (torara)
2006-04-22 15:33:35
トンと解りません

こうやって画像で見せていただくと、いろいろ考えて命名してることがわかりますね。

公園などを歩いてみると未だ名前のわからない(私の不勉強ですが)桜が沢山咲いています。これからの季節はほんとに美しい期待に満ちた花の季節。

健康と認知症予防のために花を訪ねて散策を大いにしようと思います。

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poloさんこんにちは (じゃこしか)
2006-04-22 15:29:39
 サトザクラと云う名の桜ですか。一見普通の八重桜にも見えますが、やはりpoloさんの仰るように、

普賢菩薩が象に乗っているようにも思われます。

 しかし桜にしては花びらが豪華です。poloさんのお蔭で、初めて拝見致しました。



 私も抹茶(薄茶)は好きです。なお茶道の作法のことですが、嘗て利休の孫「宗旦」が喝破したように、ただ美味しく飲めば良いのですよ。だって私たちは茶人で無いのですから・・・!
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