邪魔をするのは人間だった

関西では多分方言だと思いますが徒労に終わったことを「骨折り損のくたびれ儲け」と言います。今日は関東で言う「気の毒、絵に描いたよう」な日だった。一昨日匿名(unknown)さんから情報を頂いて、コハクチョウが戻ったという荻窪（おぎくぼ）の善福寺へと急いだ。今日も午前中一杯雑用でふさがったために急がねばならなかった。中央線に乗ってバスに乗って善福寺へと。まずは全体を見渡せる場所へと急ぐ。残雪が踏み固められて滑る。危うく転びそうになる。そんなわけだから吹く風は冷たい。

居ない！コハクチョウが居ない。カモもカモメも滅法少ない。何事だろうと思って、雪かきをしていた係員に尋ねてみた。彼の説明によれば、今朝の９時までは居たのだけれど、裏山の伐採が始まって、しかもそれをチップ（小片）に砕く機械が入っていて物凄い音を立てる。たから、逃げたしたのだという。なんてこった！東京都では今のところ白鳥の飛来はここしか聞かない。

しょうがないので、裏に１月１３日に撮影した親子のコハクチョウを載せます。幼鳥がいつもくっついているので母親だろうとこちらが勝手に決めつけている。表の写真は、奇妙な動きをするオナガカモの夫婦を捉えた。両方ともクチバシで水面を叩くでもないし、水を吸うでもないが、上下に震わせながら静止していた。