スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

厳しい現実

2006-01-24 16:48:40 | 水鳥
今日はほぼ一日雑用で忙しかったので、「撮影の旅」に出られなかった。夕方前に寒風吹きすさぶ中を多摩川の水鳥公園へと急いだ。ほぼ逆光なのでなおさら焦っていた。遠景を撮る場合は別として、ズームアップする場合は順光でないと不利だ。久しぶりに走ったから心臓がどうにかなるかと思った。

枯れ野に見えますが、白いところが三筋あって、それらが緩やかな水路になっています。ここに水鳥たちが潜んでいます。アオサギが草むらに舞い降りるのを見た。大きいのに会えるかも知れないと期待は膨らむ。

裏の写真をご覧下さい。マウスオンで出ます。カモたちが一斉に餌を求めて冷たい水に首を突っ込んでいます。浅瀬になっているから、川藻でも食べているのか。これが現実ですよね。上野や善福寺で見たパンのばらまきは良くない。野生が失われます。家禽化すれば、人手がないと生きられないことになってしまう。分かり切ったことなのになぁぁ。


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10 コメント

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枯野 (anikobe)
2006-01-24 20:42:14
枯野の風景も良いですね。

ここを流れる水路は、自然の中。

そこを住処にしている水鳥たちの自然の姿。

「やはり野に置けれんげそう」って感じですね。

飛翔は見られなくても、自然の中で生息するありのままの姿のは、感動があります。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-01-24 21:31:28
コメントを有難う。そうですね、野生に人間の手を入れてはいけません。ろくなことがないな。その意味で、ここ多摩川のカモは好きです。厳しい環境の中で逞しく生きているから。

荻窪(おぎくぼ)の善福寺にコハクチョウが戻ったとの情報を頂いたので、明日はかれらを写してきます。2日ほど留守にしたのだけれど、その間かれらは何処へ行っていたのだろう。6羽の中にはリーダーがいるに違いない。それはどれなのか、見出したい。
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自然は厳しい (あまもり)
2006-01-24 21:54:57
厳しい自然の中でも渡ってきてくれる鳥たちの姿には感動を覚えます。

干潟を無くし森を無くした人間のこれからの役目は、鳥たちが安心して渡ってこれる環境を作ることですよね。

釧路のタンチョウのように本州での乱獲、湿地の開拓で渡りの鶴たちを絶滅させたのは人間の仕業。今はその反省の元、餌が少なくなる冬の間だけ餌付けをしていますが、この絶滅寸前のタンチョウを救ったのも人間です。人間とは随分と勝手な動物だと鳥たちは思っているのかもしれません。
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お元気なpoloさん! (じゃこしか)
2006-01-24 22:05:18
 poloさん今晩は。

 真冬の荒涼さが良く表現されていると思います。そうした自然の中での水鳥たちの生き様も良いですね。生きる事への必至さに打たれました。



 東京とは言いながら冬の最中に、走り回るpoloさんには感心するやら、羨むやらで複雑です。

しかしこの寒い季節でのご無理は禁物です。

 どうぞご無理なさらず、くれぐれもご自愛下さいますように・・・。

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あまもりさん、こんばんは (polo181)
2006-01-24 22:10:13
コメントを有難う。そうなんですよ。渡って来るではなくて、来てくれるのです。米子で水鳥公園を見たことがありますが、貴女が訪れた南港と同じく、人は家の中から観察するように出来ていました。だから、ほぼ自然な状態で水鳥を観察することができました。あのような形が大切だと思いました。北海道釧路の鶴居村のことを仰っているのだと思いますが、私はあまり知りませんでした。熊子さんのブログで知るようになりました。伊藤園とか書いてありましたか、餌付けしているようですね。急場凌ぎとして、やむを得ないとは思いますが、気持ちはとても複雑です。
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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2006-01-24 22:17:44
コメントを有難う。目下の処、絵になる対象物は水鳥しかないと思って、「おっかけ」をやっています。衣類は完全防備です。上の写真で、寒い川の水に頭を突っ込んで餌を探している姿には、勇気づけられます。彼等はとても逞しい。いったい水の中に何があるのか知らないけれど、生きるために必死になって探しているのでしょう。こういうのは、私は大好きです。

東京は今が一番寒い時期です。しかも田舎のこの辺りは朝は確実に氷点下5,6度には下がっています。ご心配をありがとう。充分に気を付けて動くようにします。
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鴨の食事風景 (スイポテ)
2006-01-25 15:56:03
そうですね、これが自然な鴨の姿ですね。

パンに群がる鴨は人を頼って楽をした分、餌が無くなると・・・・想像がつきます。

冬は野鳥が人里近くに来てくれる季節です。

写真いっぱい撮ってここにアップして下さい。

但し・・・寒いときの急な運動は負担が大きすぎますのでご自愛下さいね。

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スイポテさん、こんにちは (polo181)
2006-01-25 17:09:14
コメントを有難う。自然のカモは当然逞しいでしょうね。生きるすべをなにもかも自分で学ばないといけないからです。今日の収穫は上に掲載してあります。走り回って、気に入ったのはたったの一枚。みいりが少ないです。そうですね、自分の年を考えて行動をします。でも、今のところエスカレーターは使わない、電車では座らないを実行して体力を付けています。日の出時刻が一日に30秒ずつ早くなっています。春はそこまで。
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鳥にも平等精神ですね (熊子)
2006-01-25 22:39:58
北海道ではいろいろな渡り鳥がきます。渡りを止めた丹頂鶴については国の国鳥扱いの特別待遇ですね。今日のニュースで繁殖数が1200羽から1500羽に成らないと鳥感染が始まったときに絶滅するとありました。現在は約800羽の丹頂ですから、ますます厚い保護がされていくと思います。天敵は犬であり熊でしょうね。夏場は自然の餌を求め、冬場は人が用意した場所で人から餌を貰い生きながらえていきます。丹頂の寿命は70年だそうですよ。家禽との言葉がここでも登場ですね。北はあまりこだわらずにいます。白鳥にもカモにも人々は好き勝手に餌を与えます。鳩にも与えます。地域によってこの好意が悪くも善意にも映るのでしょうね。
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熊子さん、こんにちは (polo181)
2006-01-27 10:56:27
コメントを有難う。北海道は本州と比べればまだまだ自然が豊富です。それでも、明治以降開発が進み野生動物にとって住みづらい環境となってしまいました。みな人間の仕業です。人間の助けがなくても野生動物が暮らしていける環境を取り戻すべきです。日本は食糧を輸入に頼っています。もしこれらが閉ざされたら、人間は自分を守ることに走るだろうから、たちまち彼等は餓死するしかありませんね。
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