アオジ(ホオジロ科) 関東では冬鳥 L16㎝
警戒心が緩くて、近寄っても逃げないから撮影がしやすい
明るい林の下草付近で番で棲息している 群れることはない
「ある男」が数週間前に私の野鳥撮影中に2時間もの長きに亘って
自らの自慢話を私に聞かせたことがあったのはご存じでしょう
その後、薫の君が一緒の時に、この「二時間男」が同じ事を試みて
薫の君から「撮影中はペラペラ喋るものではない」と一括されてたことは
皆様ご記憶のことでしょう
さて、これには長い後日談があります
私は元来仕事中に邪魔をされてもそれほど苦にならないタチです
羽村(はむら)の里山が私のホームグラウンドです
山々が連なっていて、ハイキングコースが複雑に設えられている
それらの中の一つの三叉路が私のお気に入りの場所です
簡易椅子に深々と座って空や木々を眺めていると様々な雑念が去り、心の落ち着きを覚えます
それでも、目は鳥の動きに、耳は鳥の鳴き声に集中させている
この里山はせいぜい標高150m程度のものだから、女性やご老人たちの
格好の散歩コースとなっている だから案外人通りが多いのだ
ほぼ毎日「居を構えている」私はもはや有名人なのだろう
みな例外なく挨拶をして通過して行く
4,5日前に、顔見知りの男性が私のそばに寄ってきて話し始めた
「天然のマイタケ」を採ったことがよほど嬉しかったのだろう
この山で採れるキノコの話しを始めたのだ
聞き慣れないカタカナ言葉が次々と登場してくる
しかも、それらの調理法まで解説を始めたのだ
私はもっぱら聞き役
20分経過し30分、そして1時間となった
と、丁度その時、背後から「そんなにべらべら喋っていては鳥は撮れないだろう!」と喝を入れられた
振り向けば、薫の君
そのマイタケ男は「御免よ、みな私が悪いのだ」と即座に言った
そして、そそくさと去った
薫の君はその後私とは話さなくなってしまった
そして今日、びっこを引き引き薫の君が近寄ってきた
身体中、傷だらけだという
山中で撮影中にメマイが起きて小規模な崖から転げ落ちたのだという
見れば顔はあざだらけで、左小指と薬指を骨折している
などなど、自らの窮状を語り始めた
これまた、10分20分と経過して行く (私は、撮影のために来ているのだが)
おかげで、今日は「薫の君の転倒事故」の話しを聞いたのが「収穫」となってしまった
ところが私も、カメラなどを持って歩いている人を目にすると、たとえ見知らぬ人でも、わが友来たりと思わず話し掛けることが、偶たまあります。
でも一方的な自慢話や、押し付けがましい知ったかぶりには、とうてい我慢できませんから、相手にならず無視します。
下の鳥は、ノビタキの雄と判断したのですが・・・。
薫の君が怪我をされたとか・・病院へは行ったのだろうか?行かなかったのかな?
熱中している時に話しかけられると気が散って集中しなくなりますね。マイタケさんもしかり・・
それを存じている君は、やはり怪我の事を誰かに話したくpoloさまに会ったので早速お喋りしたのでしょう?
それにしても今回の鳥姿も素晴らしい
ですね。反省すること多々あります。
ヤマガラ君が上から「オイ、オイ」って覗き込んでいるようにも見えます。
今日の収穫もかわいい仕草の小鳥さんで癒されます。
明日からは雨!当分は家の中で読書となります。
私は2日間またまた歩いてきました。諏訪湖の西の端からみどり湖まで。
人はみんな寂しくて自分のことを聞いて欲しいのでしょうね。でもpoloさんはその聞き役でとても皆さんを
和ませてあげて、ボランティアと同じですよね。
聞いてあげるとまたその人もホッとするのでしょう。
鳥撮影の間のコミュニケーション。
poloさんもきっとみんな顔を覚えて、またあの人がいる!と有名人なのですね。
私も何年も前に多摩川源流歩きをしたときに羽村を通りました。懐かしいです。
『人は皆自分勝手』
嬉しい、ご高説、楽しく拝読しています。
自分かって、と言うのは、自分の思いを人に話したいだけで、聞く方の事を考えないんですよね。
お互い思いやりがないのですね~~。
ある時、病気もちの友達が、逢うたびに、医者や病気薬の話ばかりしているので、そんな話ばかりを聞いてると私も病気になりそうになる、と言ったら怒られてしまいました、聞いてやるべきか、否か(笑。
人もアオジロのように大らかに成りたいもんですね。
ある人などは、ガンの手術を受けて、それに至るまでの経過を事細かに話した。長い傷跡をジャンパーを脱いでまで私に見せたのだった。
ボランティアですか。その様に受け止めれば、気も休まります。