スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

早速始まった争奪戦

2006-12-17 11:29:09 | 水鳥
写真は3枚です
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多摩川は、ここでは中州を挟んで二筋に流れている。これまでは深い方がカワウの餌場で、浅い方がサギ達の餌場だった。その棲み分けははっきりとしていた。それぞれがしっかりと領域を守って相手の餌場に侵入することはなかった。しかし、カワウの餌場だった深い方がトリ脅しがつけられて、カワウは恐くて近寄れなくなってしまった。その結果、起きたことは写真でご覧の通りです。

つまり、カワウがサギの領域に入り込んで餌を取り始めたのだ。写真は、カワウがウー、ウー、ウーと唸り声を上げて、”先住民”のダイサギを追い払おうとしている。気の弱いダイサギはたじろいで、後退した。水深30㎝ほどの浅い、サギにとっては絶好の餌場なのだが、カワウも必死だ。

私の見たところ、ダイサギは被害者のように見えるけれど、意外なところにメリットもあった。カワウは元気良く水に潜って引っかき回すので小魚たちは逃げまどうい四散する。ダイサギは逃げ出したこれらの小魚を頂戴するのだ。それを見たカワウは怒って、またダイサギを恫喝する。結末はどうなるのか、目が離せなくなってきた。


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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
熊子さん、こんにちは (polo181)
2006-12-18 09:06:35
コメントを有難う。餌場が半分に狭められたから、これからは、生存競争が激しくなります。さ~て、どのようにして生きてゆくのか、大変心配です。人間様は勝手だな。こちらは、今日は快晴。富士山がくっきりと見えます。気温10度。まあまあです。さ~て、撮影に出よう。
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可哀相ですね (熊子)
2006-12-17 22:50:58
深く潜ると美味しい好物の魚がいるのにおっかなくて潜れなくなったカワウが可哀相だわ。同じ鳥類相憐れみを・・・なんて事を考えてしまいました。これからは冬になりますます食料を蓄えないとならないのに可哀相だな。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-12-17 20:11:06
コメントを有難う。トリ脅しが設置されたことによって、環境がガラリと変わりました。でも、それの中でも新しい秩序が出来つつあります。ダイサギは優しいトリですから、自ら争いにかかわることを嫌います。ここで紹介した、<オコボレを頂戴する>ことも、いかにもダイサギらしい行いです。このようにして、両者は生きてゆくのでしょうね。
人間によるカワウの撲殺はどう考えても無謀としか云いようがありません。もっと生き物を大切にして欲しいな。様々のことを抗議するために、ただ今論理武装を準備中です。黙って引き下がるわけには行きません。
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おみやさん、こんばんは (polo181)
2006-12-17 20:03:24
コメントを有難う。トリたちは無駄な動きはしません。餌が少ないから省エネ活動をしているのでしょう。会話は分かりませんが、彼等の動きの次の段階を予測することができます。この日も、ダイサギの”追い込み漁”を撮影したのだけれど、最後の部分で成功していない。だから、掲載できません。
多摩川は比較的水量が多いから、地形が複雑になっています。必ずと云って良いほどに、中州がありますね。その中州がトリ達にとって安全地帯だから、羽を休めるために集まってきます。仰る通り、おっとりした多摩川はいい眺めです。
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自然界の生態系 (anikobe)
2006-12-17 20:03:10
こうして観察されるのを拝見していますと、水辺の生き物は、それにあった、暮らしの生態系が、あるのだとおもいます。
鳥たち餌の捕獲の力関係も、自然なのでしょう。

ただ怖いのはその自然体系を人の力で、壊れてしまうことでしょうね。
カワウとダイサギの今日のバトルも興味のあることでした。
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sakuraさん、こんばんは (polo181)
2006-12-17 19:57:10
コメントを有難う。へぇ、そちらでもタヌキですか。タヌキが棲める森があるんだね。ほぉ、タヌキとすれ違った。私はまだ、野生のタヌキを見たことがありません。かなりの人が目撃しているから、その内、バッチリタヌキの写真を撮れるかも知れません。でも、タヌキは人をばかすと云うからな、あまり好きじゃないけれど。。。
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ダイサギとカワウ (おみや)
2006-12-17 19:06:44
poloさんの毎日の観察で鳥たちの会話が聞こえてくるようですね。
今日は多摩川沿いの道をガス橋まで車で走ってきました。平間に親戚があってたまに出かけています。
多摩川の中州の所に遠目に「白い鳥」が沢山いましたがpoloさんの定点観測もこのような場所で観察していらっしゃるのかなーと思いました。多摩川の広さ・
おっとりとした流れ、いいですね。
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たぬき・・・ (sakura)
2006-12-17 17:39:50
この辺でも狸が出るようです。
ハケ森会員の方が写しておられました。
私のフオックスの襟巻きとソックリ・・・でした。

私は以前に主人と夜ウオーキングをやっていた時に
絶対アレは狸だと思った事がありました。
歩いていたら尻尾のものすごい太いのと
すれ違ったのです。え?え、えぇえ、え?
タヌキ、タヌキと振り返った時は 
もうはるか彼方・・・
飼い犬なら皆さんリードをつけておられますからね。
狸とすれ違った事のあるsakuraです。ヘヘヘ・
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ラベンダーKさん、こんにちは (polo181)
2006-12-17 16:36:43
コメントを有難う。そうなのですよ。餌は彼等にとって、死活問題ですから、それはそれは必死です。これからどのようになるのか目が離せません。
貴女の写真は、どう考えてもあれはコサギです。ダイサギは夏場、一時的にクチバシが黒くなることがあります。しかし、あのような人工物の上にとまるほどの勇気はありません。それと周囲の構造物との比較から、トリの大きさが想像がつきます。それによって、答はコサギだと出したのでした。
また、撮影できたら知らせてください。それと、あの写真は何月頃に撮影されたものか分かれば、もっとはっきりするのだけれど。
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あまもりさん、こんにちは (polo181)
2006-12-17 16:29:49
コメントを有難う。わぁ、あまもりさん!久しぶりですね。いろいろと有りましょうが、仕事第一の考えをしっかりと持って、やってください。貴女のことを忘れることはありません。ご心配なく。
今までのを一挙に閲覧してくださってありがとう。
トリたちは、いろいろな逆境を乗り越えて逞しさを感じています。人間の身勝手な行いには腹が立ちます。それでも、彼等は生きるすべを探し当てているようです。ダイサギはもともと優しい性格の持ち主ですよ。私のリポートはまだまだ続きます。たまにはご覧下さい。
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争奪戦 (ラベンダーK)
2006-12-17 14:49:57
ダイサギとカワウの餌の争奪戦。
poloさんのレポートはとてもわかりやすいです。
これからどうなっていくのか目が離せませんね。

昨日の写真を見てくださってありがとうございました。
やはりコサギでしたか。
口ばしの色でコサギかなと思っていたけどこの大きさでコサギなのかな~と自信がありませんでした。
電線や屋根の上によく止まっているようです。
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お久しぶりです (あまもり)
2006-12-17 14:28:43
ご無沙汰しています。
年末まであまり訪問できませんが、忘れないでくださいね。
正月中も仕事用のMacのシステムの入れ替えでゆっくりできない模様。
忙しい時にダダをこねるパソコンにはほんと困ってしまいます。でもこのMacが無ければ仕事もできないのでなんとかなだめすかしています。

今までのを一挙に拝見しました。
人間の身勝手さ、野鳥の逞しさ、poloさんのレポートはほんと面白いです。見逃すと損した気分になります。
ダイサギはアオサギに次いで体が大きいのに優しい性格ですね。
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sakuraさん、こんにちは (polo181)
2006-12-17 12:44:26
コメントを有難う。ダイサギは争いに加わることはありません。必ず身を引きます。おっとり、おしとやかなお嬢様といった感じです。平和な野川は良いですね。多摩川では数が多いから、カラスとトンビ、トンビとタカ、等々、争いが多い。まだ見たことはありませんが、タヌキが出るそうな。
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花ぐるまさん、こんにちは (polo181)
2006-12-17 12:39:19
コメントを有難う。被害者かと思いきや、よくよく眺めていると、必ずしもそうではなかった。ちゃっかりオコボレを頂いているのです。カワウが怒るのも分かるような気がする。でも、考えて見れば、元はと云えば、ここはダイサギの餌場だったのだから、話はややこしい。
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なるほど、なるほど・・・ (sakura)
2006-12-17 12:18:02
ダイサギとカワウの関係がよく判りました。
此方では大体1羽か2羽がいる程度ですから
餌の捕りあいもなく平和に過ごしております。
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共棲? (花ぐるま)
2006-12-17 11:55:37
こうして見るとカワウのおこぼれをちゃっかり頂いているダイサギさん。
被害者でもあり、仲間でもあるんですね。
カワウあってのダイサギ?
私達人間もそういうことを動植物にやっていることを自覚。でも過ぎたるは。。。ですね。
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