スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

痛恨の極み

2011-07-26 20:58:33 | 野鳥観察







※ 写真は 草刈とドブさらいの仕事の結果です


毎日例外なく 私の庭の背の高い唐松の梢で チュチュチューー チュチュチューイ♪
と 哀愁の帯びた声で鳴く小鳥が来ていた
それも午後4時から暗くなる6時頃までと決まっている
日没を過ぎても鳴き続けるのです
姿は見たことがないし 鳴き声からも鳥の名は判断できません
4年も5年も続いていたのです
私は 声だけを楽しみ 撮影を試みたことはありませんでした
それは時間的に無理であることと 十数メートル上の繁みのなかだからです

それが 二日前に何とかならないものかと考えて 本格的に追跡をしてみたのです
追い詰めて追い詰めて 今思えば私らしくない行いです
相手は急降下して熊笹の中に隠れてじっとしている
それはまるで失神したように動かない
ほぼ暗闇に近かったから色も形もしっかりとはしない
しかしシルエットがそこにあって じっとしている
そうしようと思えば 手で掴むことが出来たかもしれません
私ははっと我にかえってそこから静かに退きました

このことがあってから 彼はぱったりと来なくなりました
あれだけ律儀にやってきたのに・・・・
痛恨の極みとはこのことでしょう
明日は この時間帯に森の中をあの声を尋ねて歩いてみるつもりです

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