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写真と文章で、日常を記録に残す

コサギも「追い込み漁」を

2007-05-02 15:25:15 | 水鳥
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ダイサギで確認している「追い込み漁」とは、
川の深みで魚を見付けると、羽を一杯に広げて煽るようにして
相手を浅瀬や岩陰に追い込む。
そして、魚が逃げ場がなくなったのを見届けてから
首を突っ込んで捕らえる。
このことを、私は勝手に追い込み漁と呼んでいる。

今日、コサギでも似たような「漁法」を発見した。
ただちょっとだけ、ダイサギとは違うところがありました。
それは、ダイサギはホバリングをしながら魚を追い込むが、コサギは
仕草は同じでも宙に舞い上がることはしない。
羽を広げて早足で歩くのだ。

ダイサギとコサギのどちらが先にこの優れた捕食法を覚えたのか分からないが、
実に効果的な方法だと思います。
ダイサギの追い込み漁については、こちらをご覧下さい


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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よく分かります (花ぐるま)
2007-05-02 17:35:37
コサギさんの追い込み漁とダイサギとの差は歴然ですね。
ダイサギは大きく羽ばたいているのに、コサギは水面に足をつけて狙っています。
なかなか面白いですね。
先日上高地でアオサギを見ましたが、アオサギはまた違うのでしょうね。
今日は一日暑くてもう初夏ですね。
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捕食の習性 (anikobe)
2007-05-02 18:46:53
コサギが足早の川の中を歩きながら魚を追い込むというのは面白いですね。
そのような細かい習性を見分けられるのは、やはり、継続的な観察の結果なのだと、感心しています。

興味を持って見つめないと、分からない仕草ですね。
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久しぶりの水鳥 (あまもり)
2007-05-02 18:56:59
コサギの漁は足でかき混ぜて魚を捕ると、以前poloさんから教えていただき、またその鮮明な写真も見せていただいたことを覚えています。
コサギの追い込み漁はダイサギの真似をしたのかどうか知りませんが、なかなか頭がいい。
魚も見事にキャッチできて良かったですね。

天王寺動物園で、アオサギ、ゴイサギと並んだコサギを見ましたが(飼っているのではなく野生)、その小さいこと。改めて認識しました。
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2007-05-02 21:04:29
コメントを有難う。そうでしょう、見比べるとかなり違いますよね。多分、コサギにはホバリングという技がないのでしょう。そのかわり、コサギは駆け足ができます。
アオサギが、この”漁”をしたのを見たことがありません。その代わり、冬の寒い時期に、餌が少ないから、自分の体を沈めてそれを岩に見せかけて、魚をおびき寄せるというやり方をします。
もうすっかり初夏の雰囲気。堤防の草が伸び放題で、樹木も青々としてきました。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2007-05-02 21:09:29
コメントを有難う。コサギは羽と足で魚を追い詰めます。飛び上がってホバリングができません。面白いですね。ありきたりのトリでも観察を続けると、色々な面白い生態が分かってきます。
今日の撮影はかなり遠くでしたから、私の望遠は充分ではありませんでした。”大砲”があればなあ。笑
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あまもりさん、こんばんは (polo181)
2007-05-02 21:17:39
コメントを有難う。そうなんですよ、あれから旅行先などで、コサギを見かけましたが、いずれも、片足を水中でかき回すようにして魚を追い出しているのを見ました。広く一般的に行われていることがわかりました。
魚をくわえているのが、かすかに分かりますね。彼にとっては、かなりな大物です。川面のいたるところに、トリ脅しを張り巡らせているので、水鳥の数が減りました。
そうですね、コサギは形はダイサギに似ているけれど、大きさは半分以下です。頭が良くて大胆ですよ。
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これも生きるための知恵。。 (serena)
2007-05-02 22:46:13
なのでしょうね。それぞれの特技があるのも面白いです。
それにしても、私なら絶対見逃しているでしょう。
その観察力に敬意を表します。
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久しぶりのお得意分野 (Luna)
2007-05-02 23:45:43
春のお花を沢山UPされていましたが、一番の
お得意分野での久しぶりのUPですね。
さすがにpoloさんの観察眼でコサギの漁法の
撮影お見事ですね。
これからはまた鳥の観察と花の観察でますます
忙しくなりますね。楽しみです。
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polo181さん、こんばんは (monma2004)
2007-05-03 00:08:58
 コサギの「追い込み漁」の映像は素敵なショットですね。川の環境などによって、水鳥が地域の風土に最適な生き方を会得して、逞しく生きているんですね。
 このような生態をこちらでは見たことがありませんので、非常に興味深く拝見しました。
 コサギのもう一つの捕食法である脚を小刻みに震わせて小魚などを追い出す漁法(追い出し漁?)の動画映像(3月6日、9日に撮影)を近いうちにUPする予定です。ご覧いただければと思います。
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いよいよ川ですね(笑) (熊子)
2007-05-03 01:10:13
いい気候になったのでしょうね。コサギの追い込み漁、智恵がある証拠ですね。どこかの漁法も川や海の川面を叩いて魚を追い込み漁をするのを見たことがあります。さて人様が先か鳥さんたちが先に取得した技か大いに興味が湧きますね。こうして自然を大事に、その日必要な量だけ捕獲する、この大事な事を無視する大型漁法、そしてそれを当たり前と受け止めている貪欲な人間の私達。なんだかホッとするショットと感じるのは私だけでしょうか。ありがとうございました。
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serenaさん、こんにちは (polo181)
2007-05-03 10:34:08
コメントを有難う。同じサギでも、種類が違うと餌を捕らえる仕方も違ってきます。このコサギとダイサギは非常に似ています。違いは、ダイサギは飛びながら魚を追うが、コサギは走りながら追い詰めます。また、コサギは足で水底を揺すって魚を追い出すが、ダイサギはそれが出来ません。このように、微妙な違いがあります。とても、面白いですよ。
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Lunaさん、こんにちは (polo181)
2007-05-03 10:38:37
コメントを有難う。春の花も良いけれど、なにせ私の側に知識がないので、非常に限定されます。水鳥だとある程度知っているから、写真を撮っていても夢中になれます。でも、花の勉強をしたいという気持ちがあるのです。
色々と、楽しめる題材を探して掲載して行きたいと思っています。今後とも宜しくお願いします。
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monma2004さん、こんにちは (polo181)
2007-05-03 10:45:38
コメントを有難う。仰るとおり、それぞれの環境に適した生き方を工夫しているのでしょう。この「追い込み漁」にしても、どこでも見られると言う物ではないかもしれません。こちらでは、一般的に見ることが出来ます。ダイサギは鈍重だけれど臆病で、コサギはすばしこいが大胆です。
そうそう、その「追い出し漁」はこちらでも見ることができます。諏訪湖でも見ましたし、ここ多摩川では、餌の少ない冬場に多く見られます。実に賢い漁法ですね。かたや、ダイサギはそれをしない。不思議です。貴方の動画を楽しみにしています。
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熊子さん、こんにちは (polo181)
2007-05-03 10:53:57
コメントを有難う。今日は特に良い天気で、まさに五月晴れです。これが終わったら、さっそく撮影に出ます。コサギにしてもダイサギにしても、本当に頭脳的な「漁」の仕方をします。良い知恵していますよ。
人間の追い込み漁は非常に効果的ですね。大勢の猟師が協力して行う大がかりなものです。かたや、トリたちは、めいめい工夫をこらして捕ります。せいぜい小魚一匹です。それなのに、川一面に「トリ脅し」を設置して、水鳥達を追い出そうとしています。人間ほど欲の深い動物はまずありませんね。
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コサギ (紫陽花)
2007-05-04 10:52:12
この川は大きな川なのですか?コサギ、可愛いですね
鳥たちもいろいろ知恵を使い、それぞれの捕り方が違うのですね。シャッターチャンス難しいのでしょうね何時間も掛けて撮るのですか。
これから色々な鳥さんが見られるのですね。楽しみにお伺いします。
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紫陽花さん、こんにちは (polo181)
2007-05-04 11:50:29
コメントを有難う。この川は多摩川と言って河口(東京湾)から45キロ地点付近です。川幅は200mはあるでしょうか。コサギ、可愛いでしょう。これはあまり人を恐れません。400mmの望遠で撮っています。100mほど離れています。長いときは90分ほど待ちます。それで、写真が得られない場合は諦めて、移動します。つまり水鳥狙いは”待ち”が大切で、花狙いは歩きが大切というわけです。ご期待に応えられるよう、良いブログを目指します。
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