スイスでの話:政府の方からそろそろ国民皆兵制度を解消したらどうだろうと、
提案した。すると、国民投票で、その提案は否決されて国民皆兵制度を続ける
べきだという結果になった。つまり、一旦急あらば、国民(男性のみ)全てが
兵器を持ち出して戦うべきだという意見が大勢を占めたのだ。平和は備えあって
こそ保たれると、彼らは信じ込んでいる。日本はどうだろう。いまでも、
自衛隊は違憲だ、武力で戦ってはならない、敵が攻め込んできても抵抗しては
ならないだなどと大真面目に主張する人が居る。ひょっとしたら、この種の
平和ボケの人間の方が大勢を占めているかも知れない。実に恐ろしいことだ。