スケッチブック

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三つ巴の力関係

2006-09-04 14:31:45 | 水鳥
この時期この多摩川中流域で見られる水鳥は、カワウ、ダイサギ、それにアオサギの三種です。これまで、カワウvsダイサギorアオサギの力関係ははっきり分かっていました。もちろん、体の小さいカワウが最低位です。しかし、ダイサギvsアオサギの力関係はわかりませんでした。今日はその場面の写真を手に入れることが出来なかったけれど、はっきりと観察することはできました。

私たちから見れば河原はどこも同じように見えますが、彼等にとっては良い餌場とそうでない場所があるらしい。その場所をめぐって争うことがあります。今日、観察を始めた当初はカワウとダイサギがそれぞれ別々の場所で捕食していた。そこへ、1羽のアオサギが、クワァッ!と一声鳴いて舞い降りてきた。狙ったのはダイサギの方です。その”一喝”でダイサギは飛び立って、数十メートル下流に移動した。やはり、身体が一回り大きいアオサギの方がダイサギより上位に位置するのだと言えるだろう。


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6 コメント

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polo181さん、こんにちは (monma2004)
2006-09-04 15:31:13
 いつも印象に残る映像を見せていただき感激しています。鋭い観察力で捉えられた映像の深みが良く伝わってきます。



 こちらでは、冬場に、あれだけ沢山いた水鳥たちも、草木のない、河川には全くといっていいほどその姿を見かけることができません。市街地を流れる人手の加わった夏場の河川ではトリも寄り付かないのでしょう。
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写真から洞察 (anikobe)
2006-09-04 19:30:04
下の写真はとても長閑に感じます。

どちらも立場をわきまえているかのようです。



上は動的、攻撃的。



どちらにも物語があって、面白いです。



2枚合わせてpoloさんの説明を読んで、さらに、鳥たちの世界が興味深いものになりますね。
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monma2004さん、こんばんは (polo181)
2006-09-04 20:23:24
コメントを有難う。映像や観察力を誉めてくださって、とても嬉しいです。

貴方のところでは、冬場は物凄い数の水鳥がいましたね。多分、餌場とねぐらが別々だったのでしょう。この季節はどの野山にも昆虫や両生類が沢山居ますから、周辺の農村部へと移動したのでしょう。さらに、彼等にとって、4,5,6月は子育ての時期ですから、やはり草原や林が営巣地として必要なのでしょう。もうすぐ冬場、そうすれば必ず戻ってくることでしょう。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-09-04 20:28:22
コメントを有難う。そうですね、カワウは遠慮して出しゃばらないし、今日のところは静かにしていました。仰るとおり長閑な雰囲気ですね。

上は、アオサギの鋭い声を聞いて驚き、急いで飛び上がる瞬間です。ぴったりピンとが合ったので、随分と拡大してあります。

水鳥観察の面白さを少しでも理解いただければ、とても嬉しいです。
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鳥の世界 (熊子)
2006-09-04 21:06:42
そうですか、大きさはアオサギが一番なのですか。実際に見たことが無いので大きさが解りませんが、アオサギの声を聞いて驚いて羽を広げて飛び立つダイサギの瞬間、ベストショットですね。少しずつ水鳥達の生活模様が解ってきました。
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熊子さん、こんばんは (polo181)
2006-09-04 21:16:46
コメントを有難う。冬になれば、色々な水鳥が渡ってきて賑やかになります。しかし今は上で書いた三種しかおりません。まぁ、探せば”居着いたカモ”も見つかるだろうけれど。

例の丹頂公園でアオサギを見かけましたから、釧路にもそれは居るでしょう?ご存じ無い?

まだまだ残暑が厳しいです。炎天下の散歩はできません。木陰を探して観察を続けています。
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