デジブック「ペロやんが去った」を御覧ください
関西には父のことを「おとやん」、母は「おかやん」と呼ぶ地方があります。
「ペロやん」とは、与える餌をぺろりと食べるから、ペロやんと呼んだのです。
彼はすぐにその呼び名を認識しました。深い森の中に入り、大きな声で
「ペロや~ん!」と叫ぶと、すぐに私の近くに飛んできました。
また、それでも聞こえないほど遠くにいるときは笛を吹きました。
それよりもなによりも、私が森に着く時刻を知っていて彼の方が待っている
ことの方が多かった。私もペロやんも遊びが大好きで、かくれんぼをして
ほぼ一日暮らしました。与える餌の量を決めていてそれ以上のものは与えません。
しかし、ペロやんは底なしの胃袋を持っているのか、もっとくれよと追いかけて
くるのでした。手乗りのトリにすることは容易かった。しかし私はそこまですると
別の土地に行った時に危険だと判断してそこまではしませんでした。
人間の恐ろしさを知らせる必要があったのです。
一日が暮れて私が帰る時刻がやってきます。大きな機材をまとめて坂道を下る。
ぺろやんは、どこまでも付いてくる。森の出口まで来るのだ。私は木の葉を拾って
それを投げつける仕草をする。そうして、その日の別れの儀式が終わるのだ。
ペロやんは冬鳥ですから。せいぜい3月の末までしか滞在できません。
大陸のウスリー地方か、ヒマラヤ山脈の麓まで飛ばねばなりません。
日に日に暖かくなってくる。別れの日が近づく。
ペロやんのことを覚えていてくれましたか。とても嬉しいです。
そうですね、可愛いトリでした。デジブックをDLしてHDに保存しました。
ペロやん、懐かしいですね。
良く覚えています。可愛かったですね。
ペロやんのことを覚えてくれていますか。ありがとう。
私の人生で非常に大切な思い出です。あの小さな体でどうして、ここまで人に懐くのだろう。
愛情が伝わるのですよ。びっくりしました。
ペロやん、よく覚えています。可愛かったですよね。
poroさんのブログでよく覚えています