キビタキ オス
キビタキを撮る私の流儀は、彼の仲間が囀るボイスをカセットテープに入れておいて
それを、巨木の下に置いてスウィッチを入れる、すると何を思ったのか近くのキビタキが
現れる、この場所で、このやり方は2回目だから、彼の記憶に残っていて「またか!」と
思いつつも、のぞきにやってくるのだ。そこを望遠でとらえる、というもの。
しかし、二回目ともなると彼は用心深くなっていて、カメラ・レンズの届かない枝葉の
影に隠れてこちらをうかがうのだ。だから、滅法難しい。堂々と前に出てきてもらいたいの
だが、そんなうまいことはまずない。そこで、根気よく撮影可能な隙間に現れるのを待つのだ。
そのようにして撮ったのが、上の二枚です。朝の9時から正午までだから、3時間かかっている。