里山には大勢のカメラマンがやって来ます
みな野鳥狙いの鳥専ばかりです
鳥のことなら何でも知っている他称鳥博士からほとんど知識を持ち合わせない素人までいろいろ
数ヶ月前から彼らの間で「1羽だけ白いカラスがいるぞ」という噂が広がっていた
そしてその「白いカラス」なるものを10日ほど前に私も見ている
しかしその飛び方を見て、瞬間的にカラスではないと心の中で思ったのだった
みな、「白いカラスだ!白いカラスだ!珍しいぞ」と言いながらカメラにおさめようとする
しかし、木の幹や枝が邪魔をして誰一人撮影に成功しない
悠々と滑空しながら視界から去って行く
今日、偶然その「白いカラス」の撮影に成功 上がそれです
どう見ても烏ではありません 図鑑で調べたらなんと「ノスリ」だと判明
ノスリ (ワシタカ科) 52㎝ 冬鳥
まだまだ撮影のチャンスがあるだろうから今日のご紹介はここまでとしておこう
トビ(ワシタカ科) 59㎝ 留鳥
ツグミ(ヒタキ科) 24㎝ 冬鳥
これはこれまでに何度もご紹介していますが、胸の斑点がしっかり撮影できたので掲載します
赤茶色の衣を肩にサラリとかけて 胸の美しさを露出しているように見えませんか
今日の成果は以上二枚です
野鳥専科のpoloさんとしては、さぞや笑止なことだったでしょうね。
ノスリは数こそ少ないですが、釧路湿原にも居ますよ。大体湿原の猛禽類と云えば、トンビと双璧です。
トンビより身体が一回り小さいのと、輪を描いて飛ぶのと、ピィーヒョロロの鳴声で見分けています。
なおツグミはさっぱり見かけませんです。
検索してみても地域によっては白っぽいのがいるようですが、こんなに白いノスリはいないようですね。
突然変異なのでしょうか。幼鳥が白いと目だって天敵に狙われやすく生き延びるのが困難なようだとTVか何かで聞いたか読んだかしましたが、強く生き延びたのですね。
彼らが白いカラスと言ったときは唖然としました。仰る通りクルクル輪を描くように飛んでいました。
こちらには、オオタカとチョウゲンボウはよく見かけます。そして、そればかり追いかけるカメラマンがおります。彼ら猛禽類が獲物を掴まえる瞬間を撮影しようとカメラの砲列を作っている場所があります。
私の趣味ではありません。
↓をご覧下さい。私の図鑑「山渓カラー名鑑、日本の野鳥」で調べました。
http://www.google.co.jp/imgres?imgurl=http://www13.plala.or.jp/a_nisus/Photo/nosuri9266.jpg&imgrefurl=http://www13.plala.or.jp/a_nisus/Common%2520Buzzard.html&h=387&w=500&sz=34&tbnid=dnhzEDuVFkIpvM::&tbnh=101&tbnw=130&prev=/images%3Fq%3D%25E3%2583%258E%25E3%2582%25B9%25E3%2583%25AA%2B%25E5%2586%2599%25E7%259C%259F&hl=ja&usg=__TEKfx3RbmWCaobnPr30NFXhPdZs=&ei=zwyUSe61OpDy6QPYvtCQCQ&sa=X&oi=image_result&resnum=3&ct=image&cd=1
白っぽいノスリがおりますよ。
木々の枝の下の地面に立つヒトの肉眼で見ると、白いカラスに見えて
しまうのでしょうか。poloさんが撮影に成功されたお写真は
どう見てもカラスではありませんね。カラスはもっと嘴が大きいですし。
間違いなく猛禽類。私には種類までは分かりませんが。う~んカッコイイ!
試しに白いカラスを検索してみたところ、こんなの見つけました。↓
http://www.isenp.co.jp/news/20081022/news11.htm
本当に白いカラスがいるのですね。これにはびっくりです。
この写真ではPoloさんのと同じに見えます。
どう考えてもカラスには。。。
余談ながら、この冬「白いカナダ雁」が話題になりました。写真を見せてもらいましたが確かにカナダ雁でした。
さて、あえて猛禽類のタカ科の野鳥と書きましたが、やはりこれはpoloさんの仰るとおり「ノスリ」ですね。こちらでも河口周辺の上空を飛ぶ姿は見られますが、手持ちのデジカメでは鮮明な映像は無理です。
念のために、Yachoo! オンライン野鳥図鑑にはノスリの写真が多数掲載されています。
数は少ないけれど、どこでも見られると書いてありましたから、当然そちらでも見ることが出来ると思います。ミヤマホオジロ狙いで深い山に分け入っていました。収穫がなくて困っているときに、このノスリが現れたのでした。