コハクチョウは、諏訪湖や埼玉県の荒川で越冬するが、オオハクチョウは、北海道や東北地方で越冬する。福島県以南に飛来するのはとても珍しい。昨夜のNHK7時のニュースが都内の石神井公園にオオハクチョウ4羽が飛来したと伝えた。
(上野動物園の堀係長によると、環境省が毎年1月15日を基準日として全国一斉に実施している飛来調査では1995年以来、都内にオオハクチョウが飛来したデータはないという。〔共同〕(09日 23:50)<日経電子版)
そこで、朝一番に起きて石神井公園まで出かけてみた。居るわいるわ、見物人やカメラマンが小さな池を挟んで両岸から見物している。ざっとの目測で300人。そのほとんどがカメラマンだ。あのハクチョウ独特のもの悲しい声でクエェ~クエィエ~♪と鳴いている。
福島でも諏訪でも荒川でも野鳥の会が堂々と餌付けをやっている。しかも、田圃や畑のないここでは、採餌するにもしようがない。彼らは長旅でお腹を空かせているに違いない。持参したパンを投げてやろうと思ったけれど、出がけに見た新聞に「餌は与えないでください」と書いてあったので、諏訪湖で見たブーメランのようにしてパンを投げたいとの衝動に駆られたが、踏みとどまった。
そうこうするうちに、愚かな!カメラマンが足漕ぎボートを借りてハクチョウの方へやって来るではないか。怖がって逃げるは必定。アッと云う間に飛び立った。この寒空へ舞い上がっていったい何処へゆくのやら、などと憤りながら帰途についた。


また戻ってくれるといいのですが。
幼鳥を2羽引き連れて、家族でしょうね。
去年の福島でのオオハクチョウ、コハクチョウの見事な写真はいまだに目に焼き付いています。
そうそう、poloさんが福島に出かけられた頃、私は伊丹の昆陽池(こやいけ)に出かけてコハクチョウの迷子に出会ったのでした。poloさんにこれはコハクチョウだと教えていただいた幼鳥です。以下はその時の記事です。
http://blog.goo.ne.jp/biragoyan/e/c974960cda89b49e7a37f469278b9dce
コブハクチョウに混じっていた迷子のコハクチョウ、時期が来れば北帰行すると思っていたのですが、8月の29日にはまだ昆陽池に居たようです。以下のブログに写真が載っていました。
http://salon.stage007.com/header1018804/archive/147/0
昆陽池に居るコブハクチョウは留鳥なので同じようにとどまったのでしょうか。
たまたま昆陽池の古い記事にコメントがあってそれで迷子のコハクチョウのその後を知ったのですが、この冬もまだ居るのか、それとも暑い関西の夏を越すことができなかったのか、はっきりわかりません。
確かめに近々昆陽池に出かけたくなりました。
近々と言っても確定申告後になると思いますが。
最近素人カメラマン(ひょっとしてプロカメラマンにも)のモラルが問題視されていますね。神社仏閣も三脚や一脚の持込を禁止するところも多くなりました。
もう少し常識良識を持っての行動が出来る大人になりたいですね。
折角やってきた親子と思われる白鳥の家族を驚かしてしまったのですね。その後再度訪れるでしょうか。
これからはいよいよpoloさん図鑑にも冬鳥、水鳥がUPされますね。楽しみです。
お出ましですか~
私は昨日ニュースを見ていなかったのでこの事を知りませんでした。
オオハクチョウが都内に飛来するのは1995年以来
なんですか。
シベリアから飛んできたのか、それとも北海道からか?ところどころ休憩しながら遠いシベリアから飛んで来るのですね。
ちょっと灰色は子供の白鳥。
足漕ぎボートで???何を考えているのでしょうね~たく~
ビックリした白鳥は2度とここへ戻ってこないかも~
それでもpoloさん2枚目の写真、綺麗に撮れましたね。飛び立つ瞬間がバッチリです
今日は風が冷たくて寒かったでしょう。
家でゆっくり温まってください。ご苦労様~
福島の阿武隈川でオオハクチョウの世話をしておられる渡辺孝子さんは、傷ついたオオハクチョウは夏を越せなかったと書いております。自然界は厳しい。東京に飛来したオオハクチョウも昆陽池に舞い降りたコハクチョウも、何らかの偶然が働いて、仲間と遭遇して欲しいと切に願います。
あの状態では、二度と戻っては来ないでしょう。それの方が、あの親子達にとって幸せです。南下しすぎているから、もう少し北へと飛んで欲しいと願うばかりです。
1995年以来ではなくて、環境省が観測を始めたのがその年なのです。ですから、古くはどうなっていたかは判然としません。記録がないのですよ。
おそらく、あちらこちらで休みながらシベリアやカムチャッカから飛来するのでしょう。日本内を移動するのも飛び石のようにして目的地へと行くのでしょう。
おそらく、二度と戻っては来ないでしょう。5年ほど前に善福寺池で初めて飛来したコハクチョウ7,8羽。この時も大騒ぎをしました。でも、すぐそばで、チェーンソーで木を切ったので、その音に驚いて、それ以来2度とやって来ることはありません。残念ですね。
突然飛び立ったので、こちらが驚いてしまいました。ようやく2,3枚撮ることができました。明日は、井の頭公園へ行こうと思っています。
大して栄養も無いパンを食べ、水を飲むとお腹が膨れるだけで本当の餌を食べられなくなるから、白鳥のためには良くないと言うことで。
足こぎの舟で近づいたというカメラマン、本当に愚の骨頂、自然と言うものに敬意があるのかと疑いますが、それ以上に自分のバカをさらけ出して恥ずかしくないのか。。。バカだから感じないかナ。
この白鳥はこちらには来ないようなので検索してみました。以下日本語のサイトです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%8F%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6
poloさんとこは白文字で出るから見えにくいですね。
これは致し方ないとはいえ、心ない人によってオオハクチョウは、飛び去ってしまった。
報道が仇になったと言うところでしょうか。
4羽の白鳥の写真のバックに数名の人の影。
poloさんの目測でザッと300名?それだけ人がどっと来ればそれだけでもオオハクチョウには脅威だったことでしょう。
事もあろうにボートで池にこぎ出すとは言語道断ですね。
もっと静かな北の池を見つけてくれたでしょうか。
誰かが見つけてまた報道されたら・・・白鳥たち、休めませんね。
本文でも書いたとおり、本来は福島県で舞い降りなければいけないものを、間違って関東地方まで来てしまったのですよ。それも町中の公園の池に!迷い鳥です。さぞかしお腹を空かせているだろうから、せめてパンくらいはと思ったけれど、その日の朝刊に「餌を与えないで欲しい」と書いてあった。それで、私は踏みとどまったのでした。
ボートで羽を休めているハクチョウの家族に近づくだなんて、信じられない行動です。より近くから、良い写真を撮りたかったのでしょう。どうしようもない人達です。またたくまに舞い上がって、見物客はため息を付きながら早々に散らばって行きました。
オオハクチョウについての情報を有難う。アクセスできましたよ。
私の希望としては、千葉を経由して福島県まで北上して欲しいことです。
それはそうと、今日は水鳥公園へ行って来ましたが、オオハクチョウは、餌さえ与えれば、飼育できて、夏の暑さにも耐えるとのことでした。
そのようにはなって欲しくありません。どうにかして、仲間達と合流して欲しいと祈っております。