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高齢者の排泄トラブル

2019-11-17 11:38:55 | 健康



ルリビタキのメス 2015年11月撮影 既発表作品を暫時拝借



排泄トラブルとは、便秘・下痢・最悪の場合は腸閉塞なとがある。
ここでは便秘と腸閉塞の予防について述べる。

若い間は大腸の蠕動(ゼンドウ、排出物を送り出す動き)が活発で
少々のことでは排出物の滞留は起きない。
しかし、高齢となるとこの運動が弱くなって排出物の進みが遅くなる。
それによって水分が必要以上に吸収されて排出物がより固くなる。
そのことが余計排出物の動きを遅滞させる原因となる。
これが、排出トラブルのメカニズムだ。
(私は医療関係者ではない。実体験から述べている)

ごく最近、お腹の張りと痛みで複数の医療機関のお世話になった。
最初のクリニックではレントゲンを撮って「腸閉塞の疑いがある」
と診断した。私は一気に出したいから強力な下剤を下さいと申し出た
ところ、その医師は大腸が破裂する恐れがあるからと言って断り、
近所の総合病院に紹介状を書いた。翌日、駆け込み、いろいろと検査を
した結果、腸閉塞ではないと診断し大腸炎だという。
さらに「この薬を飲めば治る」とだけ言って終わった。

そうこうするうちに、非常に大切なことに気がついた。以前にも
経験があったのだけれど、つい忘れていたことだ。

それは、下着のゴムやズボンのベルトをできるだけ緩めるという
単純なことだ。蠕動が弱っているのだから、それを外的条件に
よって助けなければならないのだ。私は寒がりだから下着を2枚
はいている。パンツと股引。その両方とも強いゴムで腹部を
縛り付けている。さらにその上から、ズボンのベルトで締め付ける。
これでは、私の弱った大腸が身動きとれないはずだ。
このことに気がついてから一気に快方に向かい、今ではほぼ全快だ。

大雑把に書けば、食べ物は口・食道・小腸・大腸・結腸の順に進む。
これらはすべて上から下へと連なっている。だから、歩くという
運動も考慮しなければならない。

要約すれば、「腹部を締め付けない」、「できるだけ歩く」となる。


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