元祖・静岡県議会議員すずきさとる新聞『すずしん』web版★新しいサイトもご覧下さい!

『新発想でつくろう。豊かな人口減少社会』が合言葉。現在のブログは➡ https://suzukisatoru.net

若者に選ばれる静岡をつくろう

2016-02-16 | 必見!の所見
⇔1日1クリックで応援お願いします!ブログランキング
にほんブログ村 政治家(都道府県)へ⇔こちらもクリックを!にほんブログ村



若者たちによる県民会議
 
 静岡県は「次代を担う若者たちによる県民会議」を1月12日に立ち上げました。県が昨年作成した「長期人口ビジョン」は、2090年頃までに県人口が290万人程度まで減少することを想定していますが、そうした人口減少社会を迎えるにあたり、今後実行すべき戦略や政策について将来の主役である若者たちを中心に議論し提言をまとめようという会議です。

 昨年9月の県議会本会議で、私の提案に対し、県が設置を表明していました。座長は人口問題の専門家である鬼頭宏・静岡県立大学学長で、2名の有識者アドバイザー、そして川勝知事ら県幹部も参加していますが、会議の中心は現役大学生と社会人1年生24名からなる委員です。


 
※静岡新聞(左)、中日新聞(右)記事(平成27年9月29日)

  
※「次代を担う若者たちによる県民会議」(平成28年1月12日)


※委員名簿


※静岡新聞記事(平成28年1月13日)


人口減少問題の3要点

 人口減少社会の問題を考えるにあたり、私は特に3つの点が重要と考えています。それは、①常に数十年先を見据えること、②人口減少は少なくとも今後数十年続くという現状認識、③人口減少はピンチではなくチャンスにできるという発想、です。①、②については、前述の長期人口ビジョンにも示されています。しかし、70年程の間に県の人口が2割以上、約80万人減る(但し、2020年以降出生率2.07、社会的人口移動±0が維持された場合。加えて高齢化も進む)ことの影響や結果を、私達はどこまで想像、認識できているでしょうか。

 また、③は、人口減少がもたらす利点(空間的ゆとり、省エネ・エコ社会、個人の尊重等)を最大限に活かすことができなければ、つまり人口減少をチャンスと捉える「新発想」がなければ、人口減少が続く今後の社会は希望がないことになってしまうという意味です。


若者が高齢者とつくる社会

 これから70年間生きることは46歳の私にはかなりの難題ですが、今の10代、20代の方達は十分可能です。ですから、70年後の社会を考えるのに最適任は今の若者です。老後まで、安全に安心して生活できる社会の実現には何が必要か、若者の皆さんが自分自身の人生の問題として考え、答えを見つけることこそ人口減少社会を乗り越えるのに不可欠であり、私が「県民会議」に大きな期待を寄せる所以です。 

 言い換えれば、若者が中心になってこれからの社会をつくることが重要です。そして、若者がつくる社会は、当然ながら、同じ若者に選ばれる、魅力的で活気ある社会になるはずです。

 ただ、子どもの貧困問題や厳しい教育・雇用環境等、今の若者を巡る状況は決して恵まれているとは言えません。また、若者には元気や新しい発想がありますが、年上の世代、高齢者には、豊富な知恵や経験、人脈、経済力があります。ですから、人生の先輩達や高齢者と若者達がお互いに支え合い、数十年先を見つめながら、若者を主体として社会をつくることが、今こそ求められていると考えます。2月21日に行なう私の県政報告会では、そうした話も皆さんとできればと思っています。「若者に選ばれる静岡」を一緒につくっていきましょう!

 お読み下さり、ありがとうございます。


最新の画像もっと見る