県はこの度、インターネットの統合基盤地理情報システム(GIS)で、先日公表した第4次地震被害想定(第1次報告)での津波浸水地図と震度分布図の情報提供を始めました。
このGISはグーグルの地図ソフトを使ってますので、例えば、自分の家の周辺の浸水地図等も見ることが出来ます。
※GISの画面の様子
※写っている影は静岡市の風力発電施設「風電君」のもの。更に拡大することも可能。
※カラーで印刷するとこのようになります。
ただし、気を付けなければならない、つまり、冷静に恐れなければならないのは、以前にも申しましたが、大地震が発生したからと言って、浸水地図のように直ちに津波が来るわけではない点です。
まず、浸水地図で示されているのは、現在想定できるレベル1、レベル2地震に伴う津波の中でも計算上最大の津波が襲った場合の浸水地図です。ですから、実際にレベル1もしくはレベル2クラスの地震そして津波が発生したとしても、必ずそのようになるとは限りません。
※第4次地震被害想定によるレベル1地震の津波の高さ(駿河区は最大7メートル。但し、その場合でも駿河区沿岸全域を7メートルの津波が襲うという意味ではない)
※同じくレベル2地震の津波の高さ(駿河区は最大12メートル)
また、大地震発生後、津波は短時間でやってきますが、最大の津波が来るまでには意外に時間はあるという点です。
※レベル1地震の津波の最短到達時間(駿河区沿岸に最大7メートルの津波が到達するのは地震発生から23分後)
※レベル2地震の津波の最短到達時間(駿河区沿岸に最大12メートルの津波が到達するのは最短16分後)
つまり、特に大地震の発生時には、揺れが止まったら、津波が来ることを想定して、直ちに高台、内陸部に逃げることが必要ですが、偶然、海の直ぐ近くにいたとしても、時間は意外にあるのですから、諦めずに逃げ続けることが肝心なのです。
更に付け加えなければならないのは、これはあくまでも現在の科学的知見に基づいた、人間による想定ですから、想定を超えた、あるいは想定とは違う状況もあり得る点です。ですから、第4次地震被害想定では浸水しないことになっているからといって津波が絶対来ないというわけではありません。あくまでも、第4次地震被害想定は、地震や津波に備える上での、基礎資料、指標ですから、これらを参考にして、最大限可能なことを今のうちから備えておくことが、地震や津波から生き延びる基本だと言えるでしょう。
お読み下さり、ありがとうございます。
このGISはグーグルの地図ソフトを使ってますので、例えば、自分の家の周辺の浸水地図等も見ることが出来ます。
※GISの画面の様子
※写っている影は静岡市の風力発電施設「風電君」のもの。更に拡大することも可能。
※カラーで印刷するとこのようになります。
ただし、気を付けなければならない、つまり、冷静に恐れなければならないのは、以前にも申しましたが、大地震が発生したからと言って、浸水地図のように直ちに津波が来るわけではない点です。
まず、浸水地図で示されているのは、現在想定できるレベル1、レベル2地震に伴う津波の中でも計算上最大の津波が襲った場合の浸水地図です。ですから、実際にレベル1もしくはレベル2クラスの地震そして津波が発生したとしても、必ずそのようになるとは限りません。
※第4次地震被害想定によるレベル1地震の津波の高さ(駿河区は最大7メートル。但し、その場合でも駿河区沿岸全域を7メートルの津波が襲うという意味ではない)
※同じくレベル2地震の津波の高さ(駿河区は最大12メートル)
また、大地震発生後、津波は短時間でやってきますが、最大の津波が来るまでには意外に時間はあるという点です。
※レベル1地震の津波の最短到達時間(駿河区沿岸に最大7メートルの津波が到達するのは地震発生から23分後)
※レベル2地震の津波の最短到達時間(駿河区沿岸に最大12メートルの津波が到達するのは最短16分後)
つまり、特に大地震の発生時には、揺れが止まったら、津波が来ることを想定して、直ちに高台、内陸部に逃げることが必要ですが、偶然、海の直ぐ近くにいたとしても、時間は意外にあるのですから、諦めずに逃げ続けることが肝心なのです。
更に付け加えなければならないのは、これはあくまでも現在の科学的知見に基づいた、人間による想定ですから、想定を超えた、あるいは想定とは違う状況もあり得る点です。ですから、第4次地震被害想定では浸水しないことになっているからといって津波が絶対来ないというわけではありません。あくまでも、第4次地震被害想定は、地震や津波に備える上での、基礎資料、指標ですから、これらを参考にして、最大限可能なことを今のうちから備えておくことが、地震や津波から生き延びる基本だと言えるでしょう。
お読み下さり、ありがとうございます。