あなたとともに航海に出た、・・・、私はもう別の航海をしている、あなたはあなたの航海をしてください

宴会時に男の一言で彼女にふられた思った翌日から彼女を無視し始めた、誤解だったと気付いた時はあなたが誤解して姿を消していた

2016年04月27日 15時11分30秒 | 日記
鶯、朝と夕、鳴き始めの声が、響く。蘇る、一瞬、無意識に、お猪口を、声の方向に持ち上げた。同時に、ふられたと、脳裏をかすめた。虚しくなった、悲しくなった、寂しくなった。尽くすほうなの、と、彼女の声が聞こえた、いたたまれなくなった。席を立って、別の場所にいった。どうしたの、と異常に気付いて同じサークルの女性が来た。ふられたようだ、とは言えなかった。すぐに、別の女性二人も異常に気付いて来てくれたようだった。最初に来てくれた女性と、世間話で、寂しさ、悲しさ、を紛らわそうとした。寂しくて、宴会終了時間前に、帰らないか、と言ってしまっていた。会場を出る道で、彼女が立っていた、私を待っているとは思わなかった。彼女を見た瞬間、永遠におしまいだ、と、また脳裏をかすめた。やっと言葉が出た、さようなら。と、どうしてだ・・・さん。どうしてだ・・・さん。サークルの女性をアパートの前まで送って、うつろな状態でやっと川越のアパートに帰った。ふられてしまった、の感情に満ち溢れていた。翌日から、悔しさ、虚しさで、彼女を無視し始めていた。宴会場には彼女より早く着席していた。少し遅れて、彼女がそばに来た、左手で、彼女の腕を、自信なさげにつかんだ、そばにいてほしかった。あとで、と言って通り過ぎた。あとで、の意味が分からなかった。直後に、中川、・・・さんに、ついでもらったぞ、の会場内に響く声。翌日、彼女の友人の、一緒に帰ろう、といわなかったの、声が聞こえていたようだった、私のことではないと思った。ふられた、もうだめだと、意固地になっていた。数日後にも、さみしくて、一升瓶を抱いて寝ている、の声も聞こえたようにも思った。数十年たって、蘇った、坂戸で一杯やないかのハガキで。情景が見える、まったく、私の思い違いだった。彼女は、宴会のあと、私と一緒に帰るつもりだったと。彼女に、謝らなくてはならない、彼女から、申し込まれた交際だった。最高にうれしかった、この人といれるなら、何もいらないと感じた。勘違いして、ふられたと思い、冷たくし、無視した。人生で一番大切な人を。しばらくして、耐えられなくなった彼女は私の前から姿を消した。また、彼女も苦悩したはずだ、自暴自棄になったかもしれない、そして、待っても、幸せにはなれないだろうと。彼女の、幸せを考えなかった、ふられたの感情だけで彼女を見てしまった。鈍感だ、あまりにも鈍感だった。新しい恋人ができるまで、どんなにつらかっただろうか。