毎日新聞 - 4 時間前
埼玉県桶川市で23年前、女子大生が刺殺された桶川ストーカー事件。
―記者―民事訴訟で主犯格の男らに約1億1000万円の損害賠償が確定しています。
猪野憲一さん 共犯者が数万円ほど送ってきて終わりです。泣き寝入りしている犯罪被害者がいかに多いことか。
被害者が守られていない。犯罪被害者救済の役所の設置は急務です。
死刑制度についてですか? 詩織の事件があるまで考えもしなかったですが、人の命を奪った処罰として、あってしかるべきです。
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桶川ストーカー事件
桶川市のJR桶川駅前で1999年10月26日、元交際相手の男のグループから嫌がらせを受けていた大学2年、猪野詩織さん(当時21歳)が刺殺された。男は指名手配後に死亡。自殺とみられる。首謀者とされた男の兄が無期懲役、実行犯ら3人は懲役18~15年の判決が確定した。
■人物略歴
猪野憲一(いの・けんいち)さん
1950年、埼玉県生まれ。2020年、ストーカー規制法の改正に伴う、警察庁の有識者検討会の委員などを務めた。妻の京子さん(72)は、犯罪被害者への補償の拡充を求め、今春発足した「新全国犯罪被害者の会」の幹事として活動している。