前回の記事からの続きです
2002年11月5日
あんなに、混雑していた院内も診察外の時間に行くと
明るかった院内もかなり暗くて シーン。。。として
冬になりかけもあって 少し冷たい感じの院内だったのを思い出します
自分の足音と母の歩くスリッパの音だけがやたらと大きかったです
もう、看護師さんらしき人は居なくて
先生だけがカーテン向こうから迎えてくれました。
「再度来てもらってごめんね、こちらに来て。」
母と私、先生と診察台を挟んで話すことになりました
まず左目に点眼をして眼を麻酔します
室内を真っ暗にして小さな望遠鏡みたいなものを眼球に直接あてます
そしてかなり眩しい光を眼球とその望遠鏡みたいなもので照らしながら眼の中を覗くのです
何かモニターで映しながら説明がはじまりました
「左目の中に何か腫瘍らしきものがあります。
左上が見にくいのは、本当は目の下側に出来物らしきものがあって
上が見にくくなってるんだね。➡目のしくみhttps://site.ngk.co.jp/lab/no202/
ただ・・難しいのはコレが何かが分からない
小さい頃から、徐々に大きくなってきて、今、気づいたのか・・・
はたまたここ最近に突然大きく成長してきたのか・・・
どちらにせよ出来物があるから、それの確認と
これからの要観察が必要
でも、これが最悪の場合、悪い出来物なら早く調べて取り除く必要がある」
私たち・・・
・・・?
悪い物は、癌?
眼の中に・・・?
私も母も同じ顔してたと思うけど
私は母の顔は見れなかった
その後、先生がこれからの私がやるべきことを淡々と説明してくれ
それは、まず和歌山の大学病院に眼の腫瘍や病気に詳しい教授が居るので
連絡をし、その先生に診てもらう
段取りは全て私が責任とってするから〇〇さんは紹介状を持ってそこに行って来るようにと。
あと
先生から最悪の出来物はメラノーマと聞かされた
これが眼の中に出来てしまうと本当に厄介らしい。
この時の記憶はこの程度しかないけど、不思議と涙は出なかった
1日経って
怖い
死ぬのかな
何か悪い事したんだろうか
私がアカンかったのか
どうして私だけ
生きられるかな
ぐるぐると長い間これが廻って廻って
毎日がネット検索の日々でした
同じように
母も、毎日ネット検索して私に報告してきました。
良い事、悪い事 全部
その時
2人共、別々の部屋で泣いてたんだと思います。
次は、医大に行った時の話でも綴りましょうかね
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