最近寒い・・・寒いの嫌いです・・・。
アメコミファンサーチ様に登録させてもらいました!!やったー!!またアメコミファンに近づけたかも!!
タイガー&バニーを見てるんですがヒーローバーにスーパーマンらしい人がいたり全体的にアメコミぽくてきゅんとします。
十月の深夜からCNでBATMAN B&B一話目からやるらしいですね!この感じでTTGとかザ・バットマンとかやってくれないかな!
アメコミが血液にたりてないよ!
チャレンジコーナー!今回はディック誘拐シーンをねちっこく、犯罪者なブルースで。
怯えた眼、無理もない彼は今しがた両親の死を目にしたのだ。震える体、無理もない彼を迎え入れたのは寒い洞窟だ。
宝物箱。
大きくケープがはためいた。その影に怯えたように彼は小さな悲鳴をあげた。
「私はバットマン―君をここへ連れてきた。ここは―バットケイブだ。私の基地になる。」
わかったのかわからないのか、止まることを知らない涙は次々と溢れ流れる。
「―君、グレイソンくん、」
「やっ…!!」
落ち着かせようと伸ばした手は見事に避けられた。
彼は昔の私を彷彿とさせた。私も昔はこんな風に怯えていたのか?いや、私は彼とは違い突然知らない穴蔵へとは入れられなかった。
しかし私は彼を私の手で救いたかった。なぜだか解らないが、私はなにか胸がつかえたようになったのだ。
連れてきた時はほとんど本能的にショックで何もわからないだろう彼を気絶させた。
頭のどこかでは彼がもし拒絶したとしてもケイブのどこかでいさせれば良いと思った。彼は今自暴自棄だ、私が保護しなければ。
「やぁっ…!助け―」
ケイブ内に怯えた声が木霊する。
このままでは説明する前にアルフに疑われてしまう。なぜだか彼を誰にも知らせたくない気がした。
私は彼の口を手で出来るだけ優しく塞ぐとベルトから丸い口枷を出した。
「…痛くない、口を静かに開けなさい。」
彼は素直にその小さな口を開けた。その愛らしい口に口枷をかませる。
タオルを取り出し首の下からかけてやる。これで涎で気持ち悪くならない。
「…いい子だ。私は君を助けたい、わかるね?」
首は振らなかった。まだ怖いのか、口枷に戸惑っているのか。
「…なぜだかわからない。だが、君を手元へ置きたい。君には不自由なく暮らさせれる。わかるかい?」
わからないはずだ。私もよく解っていないのに。
「わかったら、首を縦にふっておくれ。」
彼は首を激しく横に振った。カチカチとプラスチックの口枷が歯にあたる音がする。
い・や
私の胸が何か変化した。
よくわからない、捻れた?歪んだのか?
何が、胸が?心臓が?
何かが渦を巻いた。
黒い何かが。
不安な時は笑いかけるのが一番だ。私は微笑んだ。なぜだか胸が暖かくなってきた。大切な物が手に入ったような…
「大丈夫だ。今すぐにとは言わない。気持ちも落ち着けたいだろう。」
私はニ三時間立ち去るつもりだった。しかし気づいた。このまま彼を置いておいたら迷子になるかも知れない。ケイブの穴に落ちるかも知れない。
私は彼の手をとった。出来る限り優しく。
「いいことを思い付いた。」
私はその手を優しく包んだ。一番柔く、しかしほどけないようにシルクで両手を縛った。
「大人しくしてなさい。」
私はなんだか東洋風に言えば後ろ髪引かれるような気持ちでケイブを後にした。
なんだか風景が何時もと違う、なんだか輝いて見える―私は彼の手をとった暖かさを思いだし、小さく握った。
私の、小さな宝物―
小さく声をだした、その響きは今までにないほど気に入った。
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書いてて久々気持ち悪かったです。夜のテンション恐い。
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