友達から借りてたBLまんがに逃避行してブログ更新が遅くなってすみませんでした。
でもしっかりCNのバットマンB&Hはみてましたよ!
「エンペラージョーカー」本編前のショートストーリーでディックロビンでてましたね!会話からしてディックがバットマンのことすっごく慕ってた!付き合っちゃえよ!あ、もう付き合ってたか!本編、なんかアメリカンさを感じます。この回をディックに見せたらずっと叫んでそうです。
「入れかわった心」ディックは本当に猿が怖くて明かりがないと寝れないんですね。ディックのことを熟知しすぎてるバットマンが怖いよ・・・。
バットマンが一緒に戦った仲間のパワーを使えるようになる話が多いですね。そこはかとなくアンパンマン・・・。アンクル・サムと一緒だったときのアメリカン(を模した、ハデハデ)バットマンとか・・・ビルービートルとかハーロックの回でディックの嫉妬が止まらない・・・☆
さよなら三角またきて四角
日差しの強いある日、ディックはウェイトン邸のタイルをなぞっていた。
さよなら三角またきて四角、くるっとまわってまた三角。
決まった形のそれは今思えば全て同じ形をしていて当たり前なのだが不思議に思って何度も手を沿わせた。
「何をしているんですか?」
まだきたばかりの少年の前を通る度に執事は優しく微笑んだ。
ディックは何度もなぜこんなに沢山タイルが貼ってあって同じ形をしているのか聞きたくなったが当時からませていてなかなか聞かなかった。
「…」
ディックが黙りこんでまたタイルとにらめっこを始めると執事はまた仕事に戻る。
まだ幼い彼にはそれが優しさとはわからなかった。
タイルのひっかりに指が擦れる。
さよなら三角またきて四角、くるっとまわってまた三角。
日陰にいてたまに風が通るがむし熱い、汗がタイルに垂れた。
白いタイルに小さくて丸い水玉。規則的な模様に初めて違う部分が出来た。
自分と似てるな。
暑さと体育座りでくらくらしてきたディックは小さくごちた。
「何をしてるんだ?」
気がつけば革靴があった。いや、人が、ブルースがいた。
しゃがんでいたディックにブルースもしゃがんだ。目線が合い、ディックは久し振りに人の瞳を凝視した。
「…タイル」
「タイル?」
ディックは小さく頷いた。するすると言葉が口から紡がれた。
「こんなに沢山タイルがあるのに1つも違う形がなんだ…。」
どうしてどうして?
さよなら三角またきて四角―
ディックはそれを言う前に口をつぐんだ。子供っぽいところをブルースに知られるのはなんだか嫌だった。
「…」
ディックは何も言わないでそこにいるブルースから目を反らした。
何を言ってるんだこの子は、なんて飽きられたくなかったし可哀想に、なんて同情的な目で見られるのはもっと嫌だった。
すっとタイルに伸びたのは自分の指じゃなくて、もっと大きい指だった。
さよなら三角、またきて四角―
ブルースの口がそう、動いた。
「昔私もこのタイルを不思議に思ったよ。一つぐらい違っても良いのに、ってね。」
そうして一番端のタイルを指差した。
ゴツゴツして、でも綺麗な指。ディックはその手に釘付けになった。
そしてタイルに気付いた。
目をこらさないと解らないほど隅のタイルに傷がついている。
ブルースは立ち上がった。
「あれを着けた時はもう私だけの家だったんだからもっとわかりやすい所につければ良かったのにな。」
ブルースが手を伸ばした。ディックは二三秒してから気付いた。
自分にさしのべされた手なのだと。
ディックも立ち上がった。
しかし足に力が入らなかった。夏なのに、背筋に冷たい汗が流れた―
貧血気味で暑かったことと長いこと座っていたことでその時、ディックは軽い熱中症になっていた。
今思えば忘れてしまってもいいほどの小さな出来事だ。でもディックは忘れなかった。
きっとこれから先も忘れないだろう。
ディックはあのとき手を差し伸べてくれたブルースにそっくりでちっちゃくて、でも隅のタイルに小さな傷をつけたブルースと違いド真ん中タイルに大きなヒビを入れた少年に駆け寄った。
でもしっかりCNのバットマンB&Hはみてましたよ!
「エンペラージョーカー」本編前のショートストーリーでディックロビンでてましたね!会話からしてディックがバットマンのことすっごく慕ってた!付き合っちゃえよ!あ、もう付き合ってたか!本編、なんかアメリカンさを感じます。この回をディックに見せたらずっと叫んでそうです。
「入れかわった心」ディックは本当に猿が怖くて明かりがないと寝れないんですね。ディックのことを熟知しすぎてるバットマンが怖いよ・・・。
バットマンが一緒に戦った仲間のパワーを使えるようになる話が多いですね。そこはかとなくアンパンマン・・・。アンクル・サムと一緒だったときのアメリカン(を模した、ハデハデ)バットマンとか・・・ビルービートルとかハーロックの回でディックの嫉妬が止まらない・・・☆
さよなら三角またきて四角
日差しの強いある日、ディックはウェイトン邸のタイルをなぞっていた。
さよなら三角またきて四角、くるっとまわってまた三角。
決まった形のそれは今思えば全て同じ形をしていて当たり前なのだが不思議に思って何度も手を沿わせた。
「何をしているんですか?」
まだきたばかりの少年の前を通る度に執事は優しく微笑んだ。
ディックは何度もなぜこんなに沢山タイルが貼ってあって同じ形をしているのか聞きたくなったが当時からませていてなかなか聞かなかった。
「…」
ディックが黙りこんでまたタイルとにらめっこを始めると執事はまた仕事に戻る。
まだ幼い彼にはそれが優しさとはわからなかった。
タイルのひっかりに指が擦れる。
さよなら三角またきて四角、くるっとまわってまた三角。
日陰にいてたまに風が通るがむし熱い、汗がタイルに垂れた。
白いタイルに小さくて丸い水玉。規則的な模様に初めて違う部分が出来た。
自分と似てるな。
暑さと体育座りでくらくらしてきたディックは小さくごちた。
「何をしてるんだ?」
気がつけば革靴があった。いや、人が、ブルースがいた。
しゃがんでいたディックにブルースもしゃがんだ。目線が合い、ディックは久し振りに人の瞳を凝視した。
「…タイル」
「タイル?」
ディックは小さく頷いた。するすると言葉が口から紡がれた。
「こんなに沢山タイルがあるのに1つも違う形がなんだ…。」
どうしてどうして?
さよなら三角またきて四角―
ディックはそれを言う前に口をつぐんだ。子供っぽいところをブルースに知られるのはなんだか嫌だった。
「…」
ディックは何も言わないでそこにいるブルースから目を反らした。
何を言ってるんだこの子は、なんて飽きられたくなかったし可哀想に、なんて同情的な目で見られるのはもっと嫌だった。
すっとタイルに伸びたのは自分の指じゃなくて、もっと大きい指だった。
さよなら三角、またきて四角―
ブルースの口がそう、動いた。
「昔私もこのタイルを不思議に思ったよ。一つぐらい違っても良いのに、ってね。」
そうして一番端のタイルを指差した。
ゴツゴツして、でも綺麗な指。ディックはその手に釘付けになった。
そしてタイルに気付いた。
目をこらさないと解らないほど隅のタイルに傷がついている。
ブルースは立ち上がった。
「あれを着けた時はもう私だけの家だったんだからもっとわかりやすい所につければ良かったのにな。」
ブルースが手を伸ばした。ディックは二三秒してから気付いた。
自分にさしのべされた手なのだと。
ディックも立ち上がった。
しかし足に力が入らなかった。夏なのに、背筋に冷たい汗が流れた―
貧血気味で暑かったことと長いこと座っていたことでその時、ディックは軽い熱中症になっていた。
今思えば忘れてしまってもいいほどの小さな出来事だ。でもディックは忘れなかった。
きっとこれから先も忘れないだろう。
ディックはあのとき手を差し伸べてくれたブルースにそっくりでちっちゃくて、でも隅のタイルに小さな傷をつけたブルースと違いド真ん中タイルに大きなヒビを入れた少年に駆け寄った。
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