アメリカで発売のダークナイトゲームでバトンを武器にするナイトウイングが使えるらしいですね。
いいなぁ!でもバトンで戦うってチア的な・・・(違う)
今回の小説はゲイムービーを見た後に書きました。アメリカンゲイにきゅんきゅんきます・・・!!
昼間からデビットは逞しい胸にいとおしい彼を抱いた。ディックは嬉しそうに顔を埋める。
「君の家族にも挨拶したいな。おれは君の事を真剣に、愛してるから…」
ディックが表情がかたくなる。
「そんな話、ここいがいでしょうよ、せっかく時間があったんだし…ねえ、デビット?」
「でもこれからの二人には沢山時間を作れるさ、仕事を辞めて俺のそばにいてくれるだろ?」
話ながらも覆い被さってきたデビットとキスをした。
簡単に辞めれる仕事ならね。
蝙蝠の影
デビット・ウィルソンは典型的な真面目なゲイだ。
一人に誠実で仕事はトレーダー、出会いはバーで。
穏やかな、なかなかない平穏な相手だ。
「なんでご両親に会わせてくれないんだい?カムアウトしてないのか?」
「いや、してるけど…」
夕日がデビットのブロンドの髪を通してまぶしい。
「…その…僕は養子なんだ…だから、その、」
「…心配…なんだね。」
「…う、うんまぁそんなところ…」
ゲイだからショックを受けられる心配、じゃない。僕が心配なのは…。
その3日後の明け方、ディックが帰ってきてデビットは手紙を見た。
“君とは生活のリズムがどうしても合わない。いとおしい君とすれ違う毎日ならおれは我慢できない。でも、ずっと愛してる××ד
わかってたさ。
クラムファイターとトレーダーの生活が合わないことぐらい。
僕は二人で買ったソファーに座ると手紙を紙飛行機にして飛ばした。ー
ナイトウィングにも人肌恋しい時はある、だけど、なんか新規開拓な気分じゃない時って。
「あ、もしもし、?赤ちゃんは元気してるー?」
「やぁ、だれでしょーか、ヒントはサイが三ヶ月前キスした人です。」
「アクアラッド?元気してたー?てかなんで水の中でつながってるんだろ…?」
「アリー?きみのスピード、感じたいな…」
だから片っ端から知ってるヒーローに声をかける。
別に昔から遊んだり遊ばれたりしてきた後腐れのないやつばかりだ。
一人ぐらい捕まえられるだろう。
「おお、めっちゃ可愛くて元気だぜーお前もそろそろ身かためろよー。」
「キスなんて何人としたかなんてわかんねーよ。他当たれーディック。」
「え、えへへ、すごいでしょー」
「ジーザス!せっかくだけど敵おってんだ!俺のスピードはまたこんどな!」
全員だめなときもあるーいや、ちょっとショックだった、そんなに僕って魅力ない?
いや、たまたまさ。
他のヒーローはどうやって私生活をきりもりしているんだろう、理解があって相手がー女性だったらもっと楽だったのかもしれない。男は仕事がある。そして夜を中心に生きるクラムファイターとは生活のリズムが合わない。
「デビットには…僕がナイトウィングだってことも言ってなかったな…」
バーで出会ったときも火遊びなつもりでいたから。
まさか家にまで挨拶に来たがるほど付き合うなんて思ってなかった。
…まぁ3ヶ月しか付き合ってなかったわけだが。
「こんなときに限って仕事もないし…」
どんなことにも周期はある。ヴィランが出やすい時、出ない時。
勿論平和なのは嬉しいことだが…。
「………」
ブルースも今暇な時期だよな…。
これは、肌さみしいから思い出すんだ。うん。そうだ…。
デビットにはヒーロー以外にも言ってないことがあった…ブルースのこと。
僕たちはーいや、僕はブルースのことが…。
「そうだ!」
やめろやめろ!ブルースのことなんて!今はブルーな時期なだけ!
「ティムも空いてる時期ってことだよね!」
「あのね…ボクは学生なの、だから平日にこられてもディックと遊んでられないわけ。」
冷たいティムの目が突き刺さる。僕だって仕事ぐらいしてるよ…不定期にバーテンダーとか。
「そんな…電話の時は付き合ってくれるってー」
「ボクが付き合うとは言ってないよ。」
しまった。
はめられた。だからウェイン邸まで迎えに来てなんて言ったのか!
「うちにも一人暇で暇で仕方ない人がいるんだ。相手してあげてよ。」
「そんな、ティー」
じゃ、とばかりに手を振るとティムは駆けて言った。
「…昔は可愛かったのになぁ…」
ジェイクといいティムといい…もうこれ以上弟が増えたら心が折れちゃうよ。
「…仕方ない、帰ろー」
「ディック様。お帰りなさいませ。」
玄関に、満面笑みなアルフが立っていた。
デビットをもしこの家に連れてきてたら落ち着いて挨拶なんかできてただろうか?
この家にくると大抵の人は広さと豪華さに参ってしまう。それでも挨拶できたならデビットを逃したのは失敗かもしれない。
ブルースの部屋のドア…懐かしい、なんどこの中で二人…。
すれ違いばかりだった。
僕は自分が子供なのがすごく嫌で大人ぶった。ブルースは何度も女の人と関係を持ってそのたびに帰ってきた。
大人ぶったガキはさみしいとは言わず、ブルースは…何を考えてるのかよくわかんなかった。
それでも好き、だった。
「……」
だった。だった。だったったら、だった!
好き、だったんだ。今は好き、じゃない!
ならこのドアを開けるのは簡単だ!いつもみたいにスマートに遊べばいい、もう大人なんだ!
ドアに手をかける。あ、ノックしなきゃーしかしノックする前に重いドアが独りでに空く。
中からは当然ブルースがでてきた。
落ち着け、クールに、大人らしくー
「ハ、ハイ、ブルース!暇らしいね、ファックでもどう?」
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