大井松田の最終戦。
既に年間タイトルは優勝, 2位, 3位も決まっています。
そして、年間チャンピオンは今回参加しないという消化レース。
- 第1戦で初の最下位という現実の厳しさを突きつけられ。
- 第2戦で少しだけ成長した姿を見られて今後のモチベーションにつながり。
- 第3戦で雨のレースとなり経験不足を痛感させられ。
- 第4戦でトップ集団の後ろを走れるようになり。
- 第5戦の前日練習でクラッシュし初のレース欠場。
- 第6戦でシャーシを替えてパフォーマンスを発揮できずにトップ集団に絡めず。
メカニックそしてドライバー、いろいろな気づきがありチームとして成長できるのがレース。
よっぽどの理由がない限り、うちは今後も消化レースでも参戦していきます。
前日練習の結果を考えると無理な目標な気もしますが、
第5戦から目標にしている、今回も優勝を目指します!!
公式練習。
大井松田のレースは公式練習とタイムトライアルがグリッドを自由に選べます。
ダミーグリッドがないのでスタート前にコース上のグリッドにカートを並べます。
ガレージ茶畑のパドックがグリッドに一番近いところにあるので、自由にグリッドを選べる感じ。
今回はチャンピオン不在、タイヤも前週使ったAPGレース落ちで皮むきの必要がないので、
1列目のイン側。ポールポジションの場所からスタートすることにしました。
次女が他の子より遅ければ抜かれるだけだし、抜かれたらついていけばいいだけ。
速い子についていったほうが、コンディションも作りやすいでしょうから。
公式練習では前日練習とは打って変わって、ちょっとしびれる展開になります。
ボロボロになってきたフロントカウルのステッカー・・・
3周目までは次女。4周目は95番。5周目は次女。6周目は95番。7周目以降は次女。
とベストラップを更新しあう状況。
最終的には次女だけが36秒台にいれて公式練習が終了。
タイムトライアル。
公式練習の結果でタイムトライアルの戦略が決まります。
いつもと同じなんですが、いつもと違うプランAは、誰かの後ろを走るのではなく前を走っていくということ。
その時の状況に応じて変えられるようにプランBも用意。
もちろん他の選手もプランを練ってきていますが、この他選手の戦略がうちに有利に働くことになりました。
公式練習でトップタイムを出した次女。
ガーレージ茶畑はグリッドが近く1列目を確保できるので、他の子は次女の後ろで走りたいはずです。
競い合ってグリッドを確保しあった結果、公式練習で競い合っていた95番が後ろの方に・・・
95番との間に39番が入ってきました。
39番も中井出身で速いのですが・・・
95番は前車との間隔を空けながら走りますがペースをつかめず?
最後の周回まで39番の後ろで走ります。
95番がベストタイムを出した最後の周は39番を抜いて出したタイムなので、かなりタイムロスしているはず。
結果、きわどい競い合いもなく次女がポールポジション獲得!!
タイムトライアルで他社よりも前に出るのはとにかく大事!!
予選。
ポールポジションの好位置でスタート。スタートで抜かれなければ優勝も見えてきます。
次女の課題はスタートです。あと抜くための組み立てと技術。
普段の何気ない会話から、それらの対策が見えてきます。
「95番は1周目が速いんだよ!!」と次女から言われたことがあります。
じゃ、なぜ1周目から速いの?を考えれば答えは見えてきます。
十分じゃないけど、それなりの対策をしながらスタート!!
あっ・・・
1コーナーで入り口で95番に並ばれ、ぶつかりながら1コーナーを抜け2番手に落ちてしまいます。
あっという間に2番手に。3番手にならなかったのが救いか。
2周目のメインストリートで95番を抜いて1番手で1コーナーに飛び込むも、オーバースピードで曲がり切れず再び2番手に。
その後、各周で抜こうとするも抜けずという展開を繰り返し、あっという間に10周が終了。
ペースは明らかに次女の方が速い!
あとは、どう抜くかだけ。
そして、36.555 とベストタイム更新!!
スリップストリームの効果か?やっぱり前にカートがいると速く走れる。
予選, 決勝はタイムより順位が重要ですが、ベストタイムが取れると正直嬉しい。
もちろん、順位が上の方がもっと嬉しいですが・・・
予選の動画はこちら
2024.12.08 【予選】大井松田チャレンジカップ第7戦 YAMAHAカデットオープン
決勝。
2番手に落ちてしまいましたが、予選のスタートは今までで一番よかったのではないでしょうか。
決勝のスタートは無理をしないことをドライバーに伝えます。
無理をして1コーナーで失敗して3番手になってしまっては意味がないので。
決して上手というわけではないのですが、無難にスタートを終わらせ2番手キープでスタート。
後方で混乱がありましたが、混乱に巻き込まれない順位で走っていることが大事。
その結果、1周目が終わるころにはトップ争いは95番と次女の2台に絞られた感じです。
95番を抜けそうで抜けない予選と同じような展開。
2周目。95番が4コーナー出口でオーバーラン!!ミスをします。
次女はこの瞬間を逃しません。
バックストレートで95番を抜いて、ついに1番手へ。
5周目までは95番が真後ろにつく展開でしたが、次女はミスをしない走りで安定したラップを刻みます。
気合が入った3コーナー
ほぼ毎周、今までのベストタイムに近い走りを続ける次女。
レースになると発揮する、この集中力はスゴイ。
いつも思うけど、練習でも発揮してくれぇぇ!!
2番手との間隔は徐々に開いていき1秒、2秒と大きくなっていきます。
トップを走っていると、いつ何が起きるかわからないので、観ている方はドキドキ。
チェッカーを受ける最後の最後までわかりませんが・・・
そのまま、トップでチェッカー!!
やりましたーー!!初優勝です!!
初戦の最下位から最終戦では優勝。
ルーキーイヤーとしては出来すぎた結果。
めちゃくちゃ嬉しいです!!
この瞬間を待っていた!!
次女。おめでとう!!!!
最終戦ということから、今シーズンのレース活動は終了。
いつもなら、気持ちは次のレースへ向かうのですが、しばらく余韻に浸ることにします。
来シーズンの目標はもっと大きいぞ。
決勝の動画はこちら
2024.12.08 【決勝】大井松田チャレンジカップ第7戦 YAMAHAカデットオープン
大井松田カートランドの公式結果はこちら
2024rd7.pdf
大井松田カートランドの2024年 年間ランキングはこちら
24point.pdf