テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

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海がきこえる

2003-08-06 | アニメーション
 (1993/望月智充 監督/82分)

 高知が舞台の、ハイティーンの男女の恋と友情の話。
 男同士の友情に、東京から来た一癖ある美少女が絡む。漱石の「こころ」のような深刻なものには当然ならないが、微妙な心理の綾は感じられる。
 一昔前の「日曜劇場」にありそうな話。今時のTVドラマでは、ありきたりな演出と型にはまったタレントの演技でぶちこわしになりそうだ。アニメーションだと無駄な演技がない分、小説の行間を読む感じがあったりして、面白い。
 高校生の娘は途中で寝たが、中年オヤジの私は2回も見てしまった。

 「平成狸合戦・・・」に、四国の古狸が出てきたが、この作品も四国の高知が舞台。土佐弁が豊富に流れるが、ジブリのどなたが四国出身なんだろう?






・お薦め度【★★★=一見の価値有り】 テアトル十瑠
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猫の恩返し

2003-08-05 | アニメーション
(2002/森田宏幸監督/声:池脇千鶴、岡江久美子、斉藤洋介、丹波哲郎)

 「耳をすませば」に出てきた猫の人形”バロン”を基に創作された話らしいが、「耳・・・」のような中学生(今回の主役ハルは高校生)の恋物語に発展するかと思いきや、後半は程度はいいもののハム太郎もどきのアクション・シーンの連続となり、物足りない。

・お薦め度【★=お薦めしません】 テアトル十瑠
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モンスターズ・インク

2002-10-01 | アニメーション
 女房が子供に見せようとレンタルしてきましたが、字幕スーパー版でした。
 以前、女房と子供で子供の友達親子と劇場で観てきたものでしたが、また観たいと言っていたので借りてきたらしいです。

 モンスターズ・インク社は子供の悲鳴をエネルギーに変える会社で、従業員のモンスター達が「どこでもドア」みたいなドアを通して、毎夜世界中の子供部屋に忍び込み子供を脅かしている。この時の子供の悲鳴をボンベみたいなやつに閉じこめてエネルギーにするわけだ。このドア、子供部屋のクローゼットに通じているが、ある時このドアから小さな女の子が逆にモンスターズ社に入ってきた事から起こるドタバタを描いている。子供はモンスターにとっては強力なバイ菌のようなものと教育されているから騒動となるわけだが、このドタバタの最中に子供の悲鳴より強力なエネルギーの元を発見する。それが何であるかは秘密にしておこう。ヒントとしては、いかにもディズニーらしいと言っておきましょうか。

 3DCGのこの手のアニメは「トイ・ストーリー」や「アンツ」なんかで観ていましたが、今回のはモンスターの毛の動きなんかも細かく表現されていてスゴッと思いました。しかし実は、この映画の私の一番のお気に入りは、モンスター達をドタバタさせる小さな女の子です。3Dのアニメではどうも人間の表現がいまいちなんですが、この女の子は可愛かった。顔の表情はやっぱりいまいちですが、身体全体の動きがいかにも幼児らしく、しかも元気がよくて、声までとっても可愛いんです。

吹替版をまた観ることになるんでしょうが、ウ~ン、観るでしょうね、オヤジも。

・お薦め度【★★★★=友達にも薦めて】 テアトル十瑠
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千と千尋の神隠し

2002-07-26 | アニメーション
(宮崎駿監督)

 「トトロ」や「ぽんぽこ狸合戦」や「もののけ」のおばけ、妖怪系の集大成なのでしょうか。起承転結をほとんど無視して、最近の洋物にも通じるいきなりの本線導入にわくわくしました。

 銭ばあばの家の雰囲気が他の部分と違うのは何か意味があるのでしょうか?
 河の精や神様がよく出てきたように思うのですが、これは環境汚染へのメッセージなのでしょうか?

 色々と、監督の裏話本(なんか出版していました)を読みたくなりました。
 イメージの豊富さストーリーの意外性は相変わらずです。

 次は「猫の恩返し」ですか。

・お薦め度【★★★★★=アニメファン、大いに見るべし!】 テアトル十瑠
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●2007年10月にブログ名を「SCREEN」から「テアトル十瑠」に変えました。
●2021年8月にブログ名を「テアトル十瑠」から「テアトル十瑠 neo」に変えました。姉妹ブログ「つれづる十瑠」に綴っていた日々の雑感をこちらで継続することにしたからです。
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