ゲームの定例会の主催者にとって3月は鬼門です。わたしの経験上、年度末のせいなのか何なのか、なぜだか参加者が激減するのです。これは被害妄想なんかじゃありませんぞw
今月はまさに3月。参加者減をひそかに危惧してましたら、案の定、スタート時の7名から人が増えません。これだと看板娘も不発か?と冷や冷やしてました。
まあ、けっきょくは私を含め14名の参加となってメデタシメデタシなんですけどね。
それでは、今月わたしが遊んだゲームを紹介します。
■ダミー
まずは、軽めのカードゲームから。
3~7のいずれかの数字が記されたカードを1~3枚、場札として出し数字ごとの列を作ります。ある列でそのカードの数値と同枚数になるようカードを出したプレイヤーは、その列のカードをすべて獲得します。で、たくさんカードを集めた人の勝ち。
あのコロヴィーニの作品のくせに、くせのない普通に遊べるゲームなんですなw
そうであっても、軽いながらも考えどころはちゃんとある佳作です。
■海賊の分け前
私の作るカードゲームは、ほとんどが広義のセット・コレクション系であることに気がついて絶望したw
ちょっと前までイッツマイターンと呼んでいたゲームです。
けっこう気に入っていたんですが、どうにも運ゲーのそしりを覆すアイデアが浮かばずでそのままお蔵入りになりそうでした。
そこで、プレイシステムを抜本的に見直し、得点計算だけを流用する半ば別ゲームに改造してテストプレイに臨みました。
今回は、得点計算にフォーカスしています。元のゲームではプレイした枚数によって次のターンプレイヤーが決まるという、妙なプレイシステムがウリだったんですが、それをボツにしてシンプルながらも苦し紛れなシステムを採用しています。
けっきょく、このゲームの最初期のルールで残っているのはカードの出し方とカード回収のきっかけだけになっちゃいましたね。最大のウリになるはずだったプレイシステムもなくなっちゃいましたし。
・・・テストプレイを終えて、個人的には骨折ゲームズらしさのあるゲームになりそうな予感がしています。
あとは、プレイの見通しの良さや他プレイヤーとの絡み具合を改善するために、カードの構成や得点のバランスを見直していくことになるのでしょう。逆に言うと、その程度の見直しで対応できるということです。ああ、ようやく落としどころが見えてきたかなあ。
■ポテトマン
巷間でいちばん面白いといわれる5人でプレイ。お試し1プレイです。
いわゆる変態系のトリック・テイキングゲームです。メイフォローで、(5人プレイを除いて)色違いのカードを出さなくてはならなくて、出せるカードがなければ突然終了してしまうという。
他のプレイヤーの締め上げ方が普通のトリテとは違っていて、その感覚に慣れた頃にはゲームが終わってました。変態性はさておき、それなりに面白いトリテだと思います。
今回は、皆さんのカード回しがうまかったせいか、最後のカードまでプレイできました。うまく高得点のジャガイモ袋を取った方が勝利されてましたね。
■看板娘
本日のメインディッシュ。伝説(?)の3卓プレイです。
このゲームは1個で5人まで遊べますので、3個揃うと最大15人で遊べちゃうのです。今回は12名プレイでした。
5種類ある商品を12軒あるお店で売買したり交換したりして、そのとき開店している神像商人の要求する商品を揃えて神像と交換します。3種類の神像をいち早く集めた人の勝ち。タイルのお店を特殊な方法でシャッフルしてからボードに配置しますので、毎回異なる盤面になるのがウリのひとつです。
これが3卓になると、各ボードごとに1種類の神像しかなくて、3種類の神像を集めようとしたら必定3卓を巡回しなければなりません。しかも、店タイルの配置が異なっているので、卓ごとに神像商人の要求する内容も異なっているはずです。なお、席を立って他の卓へ偵察に行くのは、ルールで禁止されています。
多人数でいきなり本番プレイはあまりにリスクがあるので、まずゲームに慣れてもらうために練習として1卓プレイを2卓立てました。私の卓は種類の違う商品を要求してくる神像商人でして、ゲームがむちゃくちゃ停滞してしまう結果に。皆さんの眉間のしわがあまりに深くなったので、遊び方は理解してもらったということで中途終了して、本番の3卓プレイに無理やり突入しました。
結果的には、それでよかったみたい。
3卓になると他卓の状況が分からないこともあって、なぜだか気が急いてしまいます。ある卓に1人しかいなかったりする事態が発生したりすると、もはや何が起こっているのか訳が分かりませんw
注意深く他プレイヤーを観察していると、1卓はすぐにプレイヤーが巣立っていきましたが、もう一方の卓はなんだか停滞気味です。おそらく難易度の高い神像商人だろうと決め打ちして、5種類の商品を揃えて乗り込んだらビンゴ! 所有者が貫録勝ちしちゃいましたですw
あとで検分してみると、1卓は金満プレイ、1卓は交換によるわらしべ長者プレイが有効となってました。3卓目以外は1種類の数を集めて神像が交換可能でしたので、卓ごとの難易度にけっこう差があったかもしれませんね。
こいつは質、量ともにまさにビッグゲームでプレイ機会を作るのもたいへんなので、博多ゲームクラブでも今回が最初で最後かもしれません。
12人の参加者(+1人の監督)は、歴史の生き証人となれたわけですよ、良かった、良かった。
■クープ
古典を通り越して化石級のゲームを久々に。
クラマーによる簡単アクワイアです。はい、説明終了w
後に、ホリデイAGというタイトルでリメイクされましたが、特殊カードのないこちらの方がより面白さの純度が高く好みです、駒も臭くないしw
シンプルでかつ悩ましいゲーム性を参加者の皆さんも気に入ってくれて2回連続でプレイしちゃいました。
どの色を切って、どの色に突っ込むのか、いわゆる「選択と集中」の巧拙が問われます。
■ハリウッド・カードゲーム
映画のプロデューサーになって、ハリウッドでいっぱつ当てようなゲームです。
カードゲームではありますが、実はチップ配置なゲームです。
先読みしながら、相手の顔色伺いながらのプレイにシビれます。
いっぱつ当てれば大逆転可能なのは、実際の映画と同じですねw
■メトロ
タイルを繋げて地下鉄路線を作っていくゲーム。1枚のタイルに複数の線路が描かれてまして、自分の路線を延伸すると同時に他のプレイヤーの路線も延伸していきます。それによって悲喜こもごもの状況が生まれるんですね。「ありがとう」と言ってみたり「なんでそんなタイルを置くんだ!」と泣き叫んでみたり。
あまり露骨に他人の線路を終了させるとヘイト値が上がって逆ねじを食らわされちゃうので、ほどほどにいたぶることが大切ですw
今回は、最後のタイルを置いてようやく勝敗が決定するという大接戦でした。
■メイガス・ホールデム
タイトルから想像つくとおり、ポーカーライクなゲームです。
トリックテイキングやラミーと違い、ポーカーはあんまりネタとして使われてないので、なかなか良い目の付け所だと思いました。
■ムムム・・・ブレイン!
最後はかのクニツィーアのダイスゲームを。
おバカなゲームですが、二段構えの構成になってまして、いちおうはクニツィーア先生も仕事してるなとw
脳みそ駒がリアルな形状のくせに色で安っぽくなっちゃってるという、無駄なお金の使い方に大物ぶりを感じます。
■一方、アフターでは
今回は、「肉!」ということで姪浜のMKレストランに行きました。皆さんのブラックホールみたいな大食漢ぶりには驚くばかりです。10年後に、きっとバチが当たるでしょうw
私自身はなんだかグロッキー(死語?)気味で、ビールも1杯しか飲めませんでした。
来月こそは万全の体調で臨みたいです。
■さーて、来月の
出会いと別れの交差する4月です。
博多ゲームクラブでは、福岡に引っ越してきたばかりで心細くなっている皆さまをあたたかく迎え入れますぞ!
お待ちしておりまーす。
それでは、4月19日(土)13:00~20:00 ももちパレス 第二研修室でお会いしましょう!
今月はまさに3月。参加者減をひそかに危惧してましたら、案の定、スタート時の7名から人が増えません。これだと看板娘も不発か?と冷や冷やしてました。
まあ、けっきょくは私を含め14名の参加となってメデタシメデタシなんですけどね。
それでは、今月わたしが遊んだゲームを紹介します。
■ダミー
まずは、軽めのカードゲームから。
3~7のいずれかの数字が記されたカードを1~3枚、場札として出し数字ごとの列を作ります。ある列でそのカードの数値と同枚数になるようカードを出したプレイヤーは、その列のカードをすべて獲得します。で、たくさんカードを集めた人の勝ち。
あのコロヴィーニの作品のくせに、くせのない普通に遊べるゲームなんですなw
そうであっても、軽いながらも考えどころはちゃんとある佳作です。
■海賊の分け前
私の作るカードゲームは、ほとんどが広義のセット・コレクション系であることに気がついて絶望したw
ちょっと前までイッツマイターンと呼んでいたゲームです。
けっこう気に入っていたんですが、どうにも運ゲーのそしりを覆すアイデアが浮かばずでそのままお蔵入りになりそうでした。
そこで、プレイシステムを抜本的に見直し、得点計算だけを流用する半ば別ゲームに改造してテストプレイに臨みました。
今回は、得点計算にフォーカスしています。元のゲームではプレイした枚数によって次のターンプレイヤーが決まるという、妙なプレイシステムがウリだったんですが、それをボツにしてシンプルながらも苦し紛れなシステムを採用しています。
けっきょく、このゲームの最初期のルールで残っているのはカードの出し方とカード回収のきっかけだけになっちゃいましたね。最大のウリになるはずだったプレイシステムもなくなっちゃいましたし。
・・・テストプレイを終えて、個人的には骨折ゲームズらしさのあるゲームになりそうな予感がしています。
あとは、プレイの見通しの良さや他プレイヤーとの絡み具合を改善するために、カードの構成や得点のバランスを見直していくことになるのでしょう。逆に言うと、その程度の見直しで対応できるということです。ああ、ようやく落としどころが見えてきたかなあ。
■ポテトマン
巷間でいちばん面白いといわれる5人でプレイ。お試し1プレイです。
いわゆる変態系のトリック・テイキングゲームです。メイフォローで、(5人プレイを除いて)色違いのカードを出さなくてはならなくて、出せるカードがなければ突然終了してしまうという。
他のプレイヤーの締め上げ方が普通のトリテとは違っていて、その感覚に慣れた頃にはゲームが終わってました。変態性はさておき、それなりに面白いトリテだと思います。
今回は、皆さんのカード回しがうまかったせいか、最後のカードまでプレイできました。うまく高得点のジャガイモ袋を取った方が勝利されてましたね。
■看板娘
本日のメインディッシュ。伝説(?)の3卓プレイです。
このゲームは1個で5人まで遊べますので、3個揃うと最大15人で遊べちゃうのです。今回は12名プレイでした。
5種類ある商品を12軒あるお店で売買したり交換したりして、そのとき開店している神像商人の要求する商品を揃えて神像と交換します。3種類の神像をいち早く集めた人の勝ち。タイルのお店を特殊な方法でシャッフルしてからボードに配置しますので、毎回異なる盤面になるのがウリのひとつです。
これが3卓になると、各ボードごとに1種類の神像しかなくて、3種類の神像を集めようとしたら必定3卓を巡回しなければなりません。しかも、店タイルの配置が異なっているので、卓ごとに神像商人の要求する内容も異なっているはずです。なお、席を立って他の卓へ偵察に行くのは、ルールで禁止されています。
多人数でいきなり本番プレイはあまりにリスクがあるので、まずゲームに慣れてもらうために練習として1卓プレイを2卓立てました。私の卓は種類の違う商品を要求してくる神像商人でして、ゲームがむちゃくちゃ停滞してしまう結果に。皆さんの眉間のしわがあまりに深くなったので、遊び方は理解してもらったということで中途終了して、本番の3卓プレイに無理やり突入しました。
結果的には、それでよかったみたい。
3卓になると他卓の状況が分からないこともあって、なぜだか気が急いてしまいます。ある卓に1人しかいなかったりする事態が発生したりすると、もはや何が起こっているのか訳が分かりませんw
注意深く他プレイヤーを観察していると、1卓はすぐにプレイヤーが巣立っていきましたが、もう一方の卓はなんだか停滞気味です。おそらく難易度の高い神像商人だろうと決め打ちして、5種類の商品を揃えて乗り込んだらビンゴ! 所有者が貫録勝ちしちゃいましたですw
あとで検分してみると、1卓は金満プレイ、1卓は交換によるわらしべ長者プレイが有効となってました。3卓目以外は1種類の数を集めて神像が交換可能でしたので、卓ごとの難易度にけっこう差があったかもしれませんね。
こいつは質、量ともにまさにビッグゲームでプレイ機会を作るのもたいへんなので、博多ゲームクラブでも今回が最初で最後かもしれません。
12人の参加者(+1人の監督)は、歴史の生き証人となれたわけですよ、良かった、良かった。
■クープ
古典を通り越して化石級のゲームを久々に。
クラマーによる簡単アクワイアです。はい、説明終了w
後に、ホリデイAGというタイトルでリメイクされましたが、特殊カードのないこちらの方がより面白さの純度が高く好みです、駒も臭くないしw
シンプルでかつ悩ましいゲーム性を参加者の皆さんも気に入ってくれて2回連続でプレイしちゃいました。
どの色を切って、どの色に突っ込むのか、いわゆる「選択と集中」の巧拙が問われます。
■ハリウッド・カードゲーム
映画のプロデューサーになって、ハリウッドでいっぱつ当てようなゲームです。
カードゲームではありますが、実はチップ配置なゲームです。
先読みしながら、相手の顔色伺いながらのプレイにシビれます。
いっぱつ当てれば大逆転可能なのは、実際の映画と同じですねw
■メトロ
タイルを繋げて地下鉄路線を作っていくゲーム。1枚のタイルに複数の線路が描かれてまして、自分の路線を延伸すると同時に他のプレイヤーの路線も延伸していきます。それによって悲喜こもごもの状況が生まれるんですね。「ありがとう」と言ってみたり「なんでそんなタイルを置くんだ!」と泣き叫んでみたり。
あまり露骨に他人の線路を終了させるとヘイト値が上がって逆ねじを食らわされちゃうので、ほどほどにいたぶることが大切ですw
今回は、最後のタイルを置いてようやく勝敗が決定するという大接戦でした。
■メイガス・ホールデム
タイトルから想像つくとおり、ポーカーライクなゲームです。
トリックテイキングやラミーと違い、ポーカーはあんまりネタとして使われてないので、なかなか良い目の付け所だと思いました。
■ムムム・・・ブレイン!
最後はかのクニツィーアのダイスゲームを。
おバカなゲームですが、二段構えの構成になってまして、いちおうはクニツィーア先生も仕事してるなとw
脳みそ駒がリアルな形状のくせに色で安っぽくなっちゃってるという、無駄なお金の使い方に大物ぶりを感じます。
■一方、アフターでは
今回は、「肉!」ということで姪浜のMKレストランに行きました。皆さんのブラックホールみたいな大食漢ぶりには驚くばかりです。10年後に、きっとバチが当たるでしょうw
私自身はなんだかグロッキー(死語?)気味で、ビールも1杯しか飲めませんでした。
来月こそは万全の体調で臨みたいです。
■さーて、来月の
出会いと別れの交差する4月です。
博多ゲームクラブでは、福岡に引っ越してきたばかりで心細くなっている皆さまをあたたかく迎え入れますぞ!
お待ちしておりまーす。
それでは、4月19日(土)13:00~20:00 ももちパレス 第二研修室でお会いしましょう!
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