なんとなく福岡のボードゲーム・シーンも落ち着きつつある気がする今日この頃。
今回の参加人数は私を含め17名でした。定例会としては今年初の20名割れです。まあそうは言っても、昨年の同月よりも増加してるんですけどね。これからも地道に定例会を続けていきますよ。
それでは、今月わたしが遊んだ主なゲームを紹介します。
■偶数引く奇数
『ダイスゲーム百科』から。
英語版は持ってましてクニツィーア博士が作ったゲームもチェック済みでしたが、貼っていた付箋を全部取ってしまっていたため、該当ゲームを見つけきれませんでした、残念。
というわけで、とりあえずいちばん最初に掲載されていたこのゲームをプレイすることに。
ダイス6個を振って、偶数の出目の合計から奇数の出目の合計を引きます。その差がプラス/マイナスのポイントとなります。・・・それだけです。
プレイしてみると、奇数の出目の合計の方が大きくマイナスになるケースが続出したため、ゲームの収束性に不安が。そのため、マイナス時にプレイヤーがチップを支払えない場合は、ストックから支払うことにしました。
まあ、普通のダイスゲームです。成否はプレイヤーのノリとダイスの出目マジックにかかっています。
オープニングゲームのチョイスとしては悪くないと思いましたよ。
■宝石の煌めき
先日、10分で決着するという超高速プレイを体験し、またこのゲームのリプレイ欲求が高まってまして。
今回はじっくりプレイになりました。
私はレベル2~3狙いでしたが、他の方がレベル1からの貴族狙いであったため、レベル2以上のカードがなかなか動きません。最後は同点で枚数差による勝利でした。
最近のゲームのなかでは、プレイ回数が個人的には突出してます。手軽でありながら、本格的なゲームとしてのプレイ感も味わえるからでしょうか。
もはや定番入りです。これからもヘビーローテーションでしょう。
■ノミのサーカス
久々に、アクションゲームの傑作を。
チップでチップを弾き飛ばすという発想がまず素晴らしい。しかも、ゲームとしてもきちんと成立するように仕上げています。
こういうゲームをプレイすると、たかがチップを弾くだけなのにその緊張感に押しつぶされてしまうノミの心臓とかシャンクとかいろいろ見えてきてメタゲーム的にも楽しめますね。
■カルタヘナ
これまた久々に、コロヴィーニらしからぬレースゲームを。
カードと盤面に恵まれません。けっきょくひとりしか脱出できませんでしたよ。まあ、ひとりも脱出できない方もいらっしゃったので、それでもまだましでしたね。
■郵便馬車
リクエストがありましたので。
ドイツゲーム大賞受賞作でありながら、前年度受賞作の乗車券にテーマ、システムが似通っていたため、印象が薄くなってしまっている不幸なゲームです。
ゲーム自体は最近のドイツゲームの潮流であると私が勝手に提唱している「脳内処理の実体化」の流れに乗った極めて現代的な最先端なゲームのひとつであると思います。
ただ、能力者の使用状況だけが脳内処理になっていて、実は意識的に「脳内処理の実体化」をしていたわけではなかったのではないかとの疑念も感じました。
ゲーム自体は、今となってはさほどソロプレイ感が強いとも感じられず、いい塩梅のバランス調整なのではないでしょうか。
もっとプレイされてもよいゲームだと思いますよ。
■タイクーン
「借金で始まるゲームはよいゲーム」と川柳にも詠われているとおり、借金ゲームには傑作、佳作が多数あります。このゲームは、本当に借金で始まるよいゲームです。
さらに、無駄な移動、購入を極限まで削ぎ落とすことが要求されます。
久々にプレイしましたが、やっぱりつらく楽しいゲームですね。
■トレジャーズ
現在、鋭意製作中のカードゲームです。
だいぶ形になってきました。骨折ゲームらしいゲームになりつつあるんじゃないでしょうか。
あとはテーマですね。
システムとしての特長は「まとめて移動」という辺りにあると思いますので、それに相応しいテーマが欲しいですね。
カードの引き運が強いのでは?という指摘もあり、その辺りをどうするかが今後の課題です。
まだゴールが見えてきたところまでは来てませんので、もうしばらくはお付き合いください。
■一方、アフターでは
またもやピソリーノへ。
ルール間違いの疑惑を指摘されたときの対応、態度とか。
他人のプレイに対する口出しの是非とか。
■さーて、次回の
体温と気温が逆転しているかもしれない、夏。
参加人数の漸減傾向を止めるために頑張りますよ。たぶん、全体ゲームとか。
それでは、8月22日(土)13:00~20:00 ももちパレス 第2研修室でお会いしましょう!
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