冬の間は、なかなか廃墟巡りができないので、もっぱら資料集めをしています。
んで史料を探しに、札幌にある伊藤書房に行ったところ『歴史写真集みかさ』を発見!
この写真集は三笠市の開基110年と市政施行35周年を記念して、三笠市立博物館で発行したもののようです。
(奥付には1991年10月1日発行とあります)
写真の多くは三笠市や博物館にあるもので(一部、市民から募ったものもあるようです)、明治以降の三笠市の様子を撮った貴重な写真が収められています。
三笠といえば炭鉱の町なので、往時の炭鉱の写真もたくさん掲載されています。
今となっては野に帰ってしまい、断片しか垣間見ることのできない産業遺産。
それらが、かつての街並みとともに当時の姿を見られるので、資料としてすごく見応えがあります。
そして、三笠といえば奔別炭鉱の立坑櫓。
あの立坑櫓は、密閉作業中に爆発事故を起こして、今の姿となったのですが。
その爆発事故の写真も載っていました。
『歴史写真集みかさ』より
あの櫓が今の姿になる、まさにその瞬間の写真なわけで、今の姿しか知らない我々にはすごくショックのある一枚でした。
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