当初は、炭鉱メモリアル森林公園に行くつもりだったのですが。
この近辺をGoogleマップの航空写真で見てみると…森林公園からさらに山の方に、不自然に森が開けた場所があるんです。
Googleマップでは、そこへ至る林道があることも確認できました。
「これは、何かあるかも?」
というわけで、ここからさらに山奥を目指してみることにしました。
……ところが今日は、天気予報では雨とのこと。っていうか、出発時ですでに小降りの雨。
ここのところ週末は雨にたたられてばかりです……。
美唄インターで高速道路を降りた我々は、まずはアルテピアッツァ美唄で小休止。
このアルテピアッツァ美唄の川を挟んだ向かい側、山の斜面に写真にあるような小さな穴があるのを見つけました。
川岸に沿って道もあるようなので、歩いていけなくもなさそうなのですが。
これはいったい何なんでしょうね?
小休止を終えて、さらに山の方へ進んでいくと、サイクリングロードの看板を発見できました。
でも、この周囲では山を切り開いて作業をしているようで、サイクリングロードはもう通れない感じではありました。
さらに奥へ進んでスキー場の側へさしかかると、北菱美唄炭鉱が土曜日でも営業していました。
(写真はアルテピアッツァ美唄の側で撮ったもの)
芦別だけでなく、美唄でも露天掘り炭鉱が稼働しているんですね。
火力発電所用の石炭需要が伸びているとのニュースもあったので、こうやって石炭の採掘を行っているんでしょうか。
そんなことを考えながら、ようやく炭鉱メモリアル森林公園へ到着。
公園の入り口には炭鉱の記憶の案内板が設置されていました。
(2年前に訪れたときはなかったので、最近設置されたのでしょうか?)
この案内板を見るだけでも、ここの公園の由来などがわかって、すごく参考になります。
っていうか、今残っている櫓や原炭ポケットと比較してみると、遙かに大きい施設がここにあったんだと実感できます。
そして、この案内板を見ていて我々は大きな発見を!
Googleマップで見た、あの森が開けていた場所には、かつて常磐台という町があったようです。
我々は全く知らないでここまでやってきたんですが、まさかその直前でこんな貴重な情報が手に入るとは!
ありがとう、炭鉱の記憶さん!
「これは、ぜひ現地を確認しなくては!」と俄然、テンションが高まってきた我々なんですが、それに水を差すように雨が激しくなってきました。
クルマを走らせ、雨の林道を進んでいくと、コンクリート製の堰のようなものがありました。
石炭混じりの砂利道が、ところどころコンクリート製になっていました。
それと石碑のようなものも発見しましたが、表面が削られていて(?)正体はわかりませんでした。
あ~、これは炭鉱の町で使われていた道路なのかな~、なんて勝手に思いを巡らせながら進んでいったのですが……常磐台の方へ向かっている(と思われる)林道は、クルマが止めの柵がしてあり、車で先に進むことはできませんでした。
(カーナビでは道はないことになっていますが、Googleマップでは道となっていました)
ここからクルマを降りて徒歩で進もうかとも考えたのですが、我々の気力を削ぐように雨は激しくなってきて。
雨対策の装備は持ってきていなかったので、結局、今回はこれ以上奥に進むことは断念しました。
立坑櫓の写真を撮ろうかとも思ったのですが、雨天の下ではせっかくの朱色も全然映えなかったので撮影も諦めました。
なんとも消化不良な感じのまま東美唄を後にした我々は、美唄市内の方へ移動することにしました。
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