近代建築撮影日記

日本全国の近代建築を
大判カメラ、一眼レフ、デジカメなどで
撮影した写真で紹介していきます

ジャンクレンズ(スーパートプコール150mm f5.6)試写

2009-11-21 19:41:24 | カメラ
11/1、館林に行ったときに中古カメラ屋を見つけて色々物色したのですが、リンホフ純正2cm凹ボードにスーパートプコール150mm f5.6が付いた物(下の写真)を購入しました。

(カメラ;RICOH GR Digital II)

前玉がぼろぼろのレンズで、しかもボードのレリーズと型があっていない代物です。2cm凹ボードが欲しかったので、同額でレンズは要らないと云ったのですが融通の利かない店主はバラ売りしないとの一点張り。仕方なくレンズも持ち帰りました。

帰宅後、調べてみるとシャッターは異常なく、前玉以外は綺麗でした。そこでソフトフォーカスレンズとして使うということにしました。
しかし、ボード側のレリーズがレンズのシャッターボタンに届かないので、有り合わせのモノで改造して延長(下の写真)しました。しかしこうなると、2cm凹ボードを買った意味がないですね・・・

(カメラ;RICOH GR Digital II)

さて、こうなると試写が楽しみです。


11/15、水海道にて試写決行です。


まず、旧栃木町役場の撮影で失敗したセンターNDフィルター(下の写真)の試写です。

(カメラ;RICOH GR Digital II)

これは、超広角レンズ特有の周辺光量落ちを補正するフィルターです。
ご覧のようにRODENSTOCK社製、純正品ではなく適合レンズも不明なので格安で入手できました。SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL用の純正品だと定価10万円、中古でも3万円はしますのでとても手が出ません。

前回はプロテクトフィルターの上に付けたため、隅が蹴られたので、フィルターを外して付け替えました。

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・4x5判・1/15秒・f22・ライズアオリ)

試写結果;光線の状態が悪いので写真自体はよろしくないですが、隅は蹴られませんでした。
非純正品にもかかわらず、補正効果は幸運にもほぼ正確と思われます。

参考;フィルター補正なしの写真はコチラ


いよいよ、スーパートプコール150mm f5.6の試写です。

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER TOPCOR 150mm F5.6 ・6x9判・1/15秒・f16 1/3・ライズアオリ)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER TOPCOR 150mm F5.6 ・6x9判・1/2秒・f22 1/2・ライズアオリ)

試写結果;前玉以外は異常ないので、予想通りのソフトフォーカス写真が撮れました。白黒で撮影したら、感じが良いのではないでしょうか。


-おまけ-

大流行した、「ミニチュア写真」に挑戦。

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER TOPCOR 150mm F5.6 ・6x9判・1/125秒・f5.6・ライズ+スイングアオリ)

ミニチュア写真は、ティルトあるいはスイングアオリを逆に使って、ピントの合う範囲を極端に狭くしてミニチュア模型を撮影したように見せるものです。

試写結果;失敗。

失敗原因;被写体の選び方が悪い、ソフトフォーカスなので合焦部分もぼやけてはっきりしない。


以上、試写レポートでした。

※全ての写真はクリックすると大きい画像がご覧いただけます


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