葬儀も終わり 香典開きが行なわれた。
1日で多くの香典が集まり
親戚の何人かで、香典開きが
その日のうちに行なわれる。
葬儀の前から いろいろと 苦労していたのだが
亡くなった母に 近い親戚は
自ら お金を出してくれるのだが
葬儀での祭壇のバランスを考慮し
生花を あと1対 と思った際に
親戚に お願いするのも 一苦労
私は、故人に 遠い親等のため
そんなに 金額は 出せない
とか
香典 ○○万しか出せない
とか
母をなくし 悲しむと同時に
お金の 欲深さを 垣間見る場所でも
あると言える。
食事の席上でも 瓶ビール、ジュースなど
栓を抜いたまま 終わっていくものも
栓を抜いたものは、極力 飲んで終わるのだが
4本ほど ビールが 栓を抜いた状態で
飲まれていないものが・・・
そんな ビールは、おいて帰ればいいのに
もったいない 飲まないと
だから 持ち帰る。
と、おかしな ことを 言う人も
どうぞ 持ち帰りください。
あなたの自由ですので、ご自由に
と、思っていたら
最後の 最後に 片付けが終わり
祭壇の写真、お骨、位牌を 持ち帰る際
お骨は、父親に 持ってもらい 助手席へ
申し訳ないが、写真は 後部座席へ
位牌は、ホールの人が、後で 自宅へ
説明も兼ねて持ってくる。
との段取りで、帰ろうと思っていた矢先
栓の抜けた ビール4本を持った
親戚が、後部座席に 乗り込んだ。
後部座席にある 写真の上に座り・・・
あぁ!!
との声で 気付いたようであるが
母の写真よりも ビールのほうが大事なんだ。と
いくら、言葉で 嘆きの言葉を頂いても
いくら、香典で 多くのお金を包まれても
このことは、忘れない。
***** ***** *****
と、こういう事件もありながら
香典開きを 行なったものの
・・・中袋の記載 10万
・・・中袋の中身 9万
????
数え間違い?
なんども なんども 数えても 9万
おかしいとは、思いながらも
金額は、台帳に記載し、香典開きを終わる。
おかしい と思いながらも 終わったのだが
親戚一同での香典開きのため
このことについては、終わってから
ひともんちゃく
その親族の息子さんも 香典開きに
参加していたため
次の日に 確認してもらうことになった。
翌日、間違いのため 1万を 持ってこられた。
そこまでなら よかったが
『なぜ、すぐに 知らせてくれなかったんだ
間違いに 気付いたのであれば
すぐに 連絡くれたら 申し訳ないと思ったのだが
みんなの前で、悪者のように 吊るし上げられ
まったく、不愉快だ』
との内容を 嫁いだ 姉に ちくちく 言ったそうだ。
こちらとしては、
亡き母を偲んで 香典が、いくらでなくては いけない
という基準も なく
たとえ 1万円であっても 気持ちとして
受け止めるしかないのに
記載と中身が 違う
中身と同じ 金額を もってこい!!
と、言えるわけもなく
おかしな 言いがかりである
そんな やりとりの 渦中にいた姉は
『お母さんが、亡くなったことで
亡きたいのに
こんな、争いで、泣きたくない』
と、言っていた。
亡き 母も 嫁いで45年
多くの苦労を 抱えながらも
愚痴も 言わず 耐えに 耐えたことだろう
と、思われる。
ただ、単なる質問であっても
批判と 受け止められ
『私の育て方が、悪くて ごめんなさい』
と、姑に 答えられたとか
噛み合わない 会話も
しきたりの 違いも
料理の味付けも
ひとつ ひとつ 苦労したんだ
いま、同様に 姉が 苦労している。
次女であり 嫁ぎ先が、自営のため
苦労は ひとしおなのかも知れない。
実家に 帰ってきたときくらいは
本音で、話せるような
そんな 場所として、あり続けたい。