「それから、イエスはペテロの家に来られた。
ペテロのしゅうとめが熱病で床に着いているのを
ご覧になった。
イエスが手で触られると、熱が引き、彼女は起きてイエスをもてなした。
夕方になると、人々は悪霊につかれた者をおおぜい、みもとに連れて来た。そこでイエスはみ言葉をもって、悪霊どもを追い出し、又、病気の人を皆、いやされた。
これは、預言者イザヤ(BC700年)を通して言われた事が成就する為であった。
『真に、彼は、我らの病患を負い、我らに悲しみを担えり』(マタイ8ー14)
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イエスはオリーブ山に行かれた。そして、朝早く、イエスはもう一度宮に入られた。
民衆は皆、みもとに寄って来た。イエスは座って、彼らに教え始められた。
すると、律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で
捕らえられた一人の女を連れて来て、真ん中に置いてから、イエスに言った。
「先生、この女は姦淫の現場で捕まえられたのです。モーセは律法の中で、こういう女を石打ちに
するように命じています。ところで、あなたは、何と言われますか」
彼らはイエスをためして、こう言ったのである。
それは、イエスを告発する理由を得る為であった。しかし、イエスは身を屈めて、指で地面に
書いておられた。
けれども、彼らが問い続けて止めなかったので、
イエスは身を起こして言われた。
「あなた方のうちで、罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」
そして、イエスはもう一度、身を屈めて、地面に書かれた。
彼らは、それを聞くと、年長者たちから始めて、
ひとり、ひとり、出ていきイエスがひとり残された。女はそのまま、そこにいた。
イエスは身を起こして、その女に言われた。
「婦人よ、あの人達は、今どこにいますか。あなたを、罪に定める者はなかったのですか。」
彼女は言った。「誰もいません。」そこでイエスは言われた。「私もあなたを罪に定めない。
行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません。」(ヨハネ8ー1~11)
イザヤの預言に
「彼は、我らの咎のために傷つけられ、我らの不義のために砕かれ、みずから懲らしめを受けて、
我らに平安を与える。そのうたれし傷によりて、我らは癒された。我らは皆、羊の如く、迷いて、
各々、己の道に向かい行けり。
しかるに、神は我ら全ての者の不義を彼(イエス)の上に置きたまえり。」(イザヤ53ー5~6)
イエス様は、私達の全ての罪と病を負って十字架につかれました。「十字架は我が為なり」と告白する人に、罪の赦しが与えられます。