パウロらはピリピからテサロニケへ行きます。
パウロは前の晩、恐ろしいむち打ち刑を受けま
した。パウロは、その傷が一生涯、身体に残って
いたようです。
ピリピを去りましたが、そこの信者と愛の絆に
繋がれて、いつでもピリピを覚えました。
ピリピの信者もパウロを支援しました。
「テサロニケにいた時にさえ、あなたがたは私の
必要のために、1度ならず、二度までも、物を
送ってくれました」 (ピリピ4-16)
パウロがテサロニケにいた時には、自分で働いて
生活していました。 (パウロの生業は天幕作り)
「パウロはいつもの様に、人々がの所に行き、
3回の安息日にわたって、聖書に基づいて彼らと
論じ合った。」聖書に基づいて、三つの事を論じま
した。
第一、「キリストは苦しみを受け…なければならな
かった」
ユダヤ人は、これを信じません。メシアは、
権威を持ち、栄光を受けるはずだと重って
いました。
第二、「死者から、よみがえられなければならな
かった」
救い主は死んだ後、必ず生命を得て、この
世に現れて下さる。
第三、「私が、あなた方に、伝えている、この
イエスこそキリストです。」
すなわち、ナザレのイエスこそ旧約聖書に
預言されていたメシアであると力を尽くし
て論じました。
パウロの三週間くらいの働きでした。それでも、
聖霊が働いて下さったので、大きな結果が上がり
リバイバルが起こりました。
信者たちは、三つの特徴を持つ者となりました。
①「主にならう者」すなわち主に従う者です。
②「全ての信者の模範者」
③「主の福音を宣べ伝える者」
その悔い改めの順序も
第一、「偶像から神に立ち返って」
きっぱりと、罪を捨てて、偶像から離れま
した。
第二、「生ける真の神に仕える様になり」
第三、「御子が天から来られるのを待ち望むに
なった」キリストの再臨を待ち望む事です
聖霊が働いて下さったので、悪魔も働いて迫害を
起こします。その迫害は、偶像を信じる者からで
はなく、神を敬うユダヤ人から起こりました。
「ところが、ユダヤ人たちは、妬みにかられ、
広場にいる、ならず者たちを集め、暴動を起こし
て町を混乱させた。そして、ヤソンの家を襲い
二人(パウロとシス)を探して、集まった会衆の前
に引き出そうとした。」
ヤソンはパウロの親戚であった様です。
その親戚はパウロを信用していたので、他の人より
早く悔い改めて、信じたのでしょう。
この時、パウロ達がヤソンの家に泊まっただろうと
思って、ユダヤ人たちは、初めに、まずそこへ
行きました。
「しかし、二人が見つからないので、ヤソンと
兄弟達を町の役人の所に引いていき大声で言った
『世界中を騒がせて来た者たちが、ここにも来て
います。』
英語ではもっと強い表現で、天下を引っくり返す
という語です。これは、神様を信じない人の言っ
た良い証しです。
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聖書の約束の中で、今後、起こる事は「再臨」
です。
イエス様が、再び来られるとの約束です。
いつ来られるかは神様以外、誰にも分かりません
マルチン・ルターは、「明日、再臨が来ようとも
私はリンゴの樹を植えに行く」と言っています。
普段の生活で再臨を迎える事が大切です。