兵藤庄左衛門、批評

芸術、芸能批評

舞台芸能、批評、日本の伝統舞台芸能

2015-02-01 18:43:07 | 舞台芸能批評
批評、日本の伝統舞台芸能

☆ 能

・DVD『NHK能楽名演集 能 鉢木』宝生流 近藤乾三、松本謙三 1970
 近藤乾三は実直、愚直、剛直な雰囲気がよく出ている。松本謙三は奥ゆかしい上品さと誠実さが内に込められていてよい。

・DVD『NHK能楽名演集 能 隅田川』観世流 梅若六郎、宝生弥一 1977
 神秘的、静謐、わびしさ、母と子の情、しんみりさせる梅若六郎の存在感はすばらしい。ただ声の衰えは感じる。

・DVD『NHK能楽名演集 能 頼政 能 弱法師』喜多流 喜多六平太、森茂好、喜多流友枝喜久夫、松本謙三 1957
 喜多六平太の『頼政』前半の翁の朴訥さ、後半の頼政霊の凄み恨みの対比はすばらしい。『弱法師』のはかなさ、わびしさ、しみじみした情愛の場面がよい。

・DVD『NHK能楽名演集 能 井筒』観世流 観世寿夫、宝生閑 1977
 しっとりした出だしが、奥ゆかしくも上品で夢幻な感じを醸し出し良い。後半、有常娘の霊が登場してきて、霊そのもののような浮遊感をもってスローモーションのように、ゆっくり大きな動作でたおやかに舞う姿は、あの世の天女のように上品かつ夢幻的ですばらしい。シテ観世寿夫の真骨頂。舞台での動きに前がかりつつも重心のとれた姿勢がりりしい。

・DVD『NHK能楽名演集 能 黒塚 能 葵上』金春流 櫻間道雄、本田秀男、豊嶋十郎1957、 金剛流 豊嶋弥左衛門、江崎金治郎 1975
 本田秀男のひなびた女人と櫻間道雄の背筋の伸びたりりしくかっこいい鬼婆はよい。
 六条御休息所の悩める姿、生霊、救われた姿の違いを微妙に演じ舞うが、ど素人の私には分かりにくい。

・DVD『NHK能楽名演集 仕舞 独吟一調 舞囃子集 全十一曲』仕舞「船弁慶、江口、雨月、三山、実盛」独吟「天鼓、實方(蘭曲)」一調「葛城、三井寺」舞囃子「清経、松風」喜多六平太、櫻間道雄、高橋進、田中幾之助、武田太加志、梅若万三郎、宝生弥一、木原康次、友枝喜久夫、後藤得三、1979,81,82
 喜多六平太は無骨でおおらかなところがある。櫻間道雄はからくり人形のようなロボットみたいな動きをする。それが今のロック(鍵)ダンスを超スローテンポにしたかのようだ。高橋進は抑制しきった控えめな動きである。田中幾之助の動きは大きく、能だから抑制されているのは当たり前にせよ、その抑制感よりもっと前へ前へと出て行こうとするエネルギーを感じるのでなお大きく感じる。武田太加志は大きなゆったりした動きに特徴を感じる。独吟は梅若万三郎、宝生弥一である。木原康次の謡に柿元豊次の太鼓で、太鼓の音がすばらしい。友枝喜久夫の謡に大倉長十郎の小鼓で、この編成だと小鼓の緩急強弱が分かりやすい。後藤得三はふんわりゆったりした動きを感じる。先代梅若万三郎の「松風」におおらかさを感じる。

・DVD『NHK能楽名演集 能 葵上 能 実盛』金春流 櫻間金太郎(弓川)、宝生新1936、 金春流 櫻間道雄、森茂好 1967
 「葵上」、きわめて古い映像記録とされる。英語の解説と英字字幕がつく。原作は「源氏物語」で、光源氏の正妻・葵上に嫉妬し生霊となってとりついた愛人・六条御息所を描く。前シテの生霊が女の嫉妬心をねちっこい陰険さと幾分の色気で舞う。後半鬼女となり心狂う憤怒の形相で舞い見ごたえがある。最後は浄化され去っていく。
 「実盛」、老武者斎藤実盛が老人だからとえこひいきされず正々堂々と戦うため、若武者に変装し最後の戦いに臨み、討ち取られた無念と名誉を幽霊となって舞う。実盛は史実の人物で敵として戦った木曽義仲の恩人であったため、歴史に名を残す。伝説では上人の前に現れたとも言う。実盛の名誉を凛々しく典雅にかっこよく舞い、次いで無念を抑制させつつ典雅に情熱的に舞う。幽霊の凄みより風趣をにじませ去って行き、無常が漂う。

・DVD『NHK能楽名演集 能 鞍馬天狗・白頭 能 恋重荷』観世流 梅若実、1958、観世流 観世銕之丞(雅雪) 森茂好 1969
鞍馬天狗が剣術を教えるため薙刀による舞を舞うのはほんの少しだが、そこがクライマックス。遮那王(牛若丸)が引きとめた後余韻をもたせるがすぐ引っ込む。幼いながらも子方:梅若景英に存在感がある。
 片恋の荘司には哀愁が漂う。亡霊は凄みより恨みつらみを言う恋に殉じた女々しさをすら感じる。女御はいやみな女としては描かれていず、恋の理不尽を淡々と述べるのがよい。恋を通してこの世のどうにもならぬ理不尽・不条理を描く。

・DVD『NHK能楽名演集 能 羽衣 能 綾鼓』宝生流 野口兼資、松本謙三、52年、宝生流 高橋進、森茂好、78年
 「羽衣」、シテ野口は抑制しきった動きで、あっさりした動きに見える。姿勢はすっくとして美しいが、歩むと何やらたどたどしく見えて天女の舞うかのような軽やかさを感じられない。私の浅学さが分かる。
 「綾鼓」、シテ高橋の老人は前半あっさりした動きをし、さばさばと入水する。後半怨霊となっても凶暴さより恨み辛みを述べ、人の業の侘しさ悲しさを感じる。怨霊が女御に触れ綾鼓を無理に打たそうとする場面は、能には珍しく直接触るので、インパクトが強く官能的ですらある。

・DVD『NHK能楽名演集 能 通小町 能 鶴』喜多流 後藤得三、松本謙三、73年、喜多流 喜多実、81年
 「通小町」のツレ粟谷は、凛として強さと謎めいたものを醸し出す。僧への恨み言も強くきっぱりと見える。シテ後藤は小町へ恨みを述べるが、淡々としあきらめがあるかのように静謐謙虚でしおれていて哀れが出る。扇を開き舞うと急に凛とした雰囲気が出る。
 「鶴」は新作能で戦後昭和の作。シテ喜多実の鶴は最初女として登場し、赤衣で椅子に腰掛けるなど動かず背も低く見せるが、鶴の姿として白衣になると急にきらびやかになり背を伸ばし両腕の袖を大きく広げ、鶴が舞い上がる動きを躍動感すら感じるように舞う。新作能だからできる新しい振り付けといえようか。

・DVD『NHK能楽名演集 仕舞 一調 舞囃子集 全九曲』仕舞「実盛、頼政、笹之段、融、松風、羅生門」一調「橋弁慶」舞囃子「船弁慶・白浪之伝、清経、」梅若六郎、梅若恭行、大西信久、大坪十喜雄、櫻間金太郎、友枝喜久夫、宝生弥一、金剛巌、喜多六平太、1977,93、82、81、79、62
実盛、上記「鞍馬天狗」で子方だった景英が地謡で登場し成長しているのが分かる。六郎の声が朗々としていてよい。戦のハードアクション、老兵のわびしさ、無常観をあらわす。
 頼政、宇治川の合戦を描写し、勇ましさを訴える。はじめ腰掛け舞を抑制し謡を主とする。悲壮感よりすがすがしい型を感じる。最後は自害し果てるはかなさを描く。
 橋弁慶、謡と小鼓のコラボレーションの競演に熱が入る。
 笹之段、静かな舞だがきりっと締まっていてわびしさもある。
 融、厳しい抑制感がある。
松風、わびしい静けさ、静謐感がある。
羅生門、しみじみ風流に舞う。
 船弁慶・白浪之伝、平家の亡霊が長刀を持ち躍動感のある舞いでピカレスクのおもしろみを出す。歌舞伎風の子方がいる。他流派でも若者が演じるが子方なのは歌舞伎からの逆影響か。「白浪之伝」は金剛流独自の演出である。義経主従は船から動かず狂言師の漕ぎ手の漕ぐ動きが目立つ。そこへ縦横無尽に亡霊が舞い動と静の違いが明確化する。跡で白波だけが残るというのも動と静の違いで、始まりも静であることに気付く。
清経、動かぬ六平太14世、一種独特の緊張感、荘重さ、威風堂々たる雰囲気、腰が据わっている証拠だ。しかし謡いは今ひとつと感じた。声の衰えだろう。

・ビデオ『能のすべて 日本伝統芸能-鑑賞と指導』全6巻 斉藤耕一監督これも各要素を手際よく視覚的に説明していてよい。1巻30分。監督は斉藤耕一である。『津軽じょんがら節』『約束』で知られた名監督は以後このような仕事をしていたことを知った。名監督の一端としてフランスのフィルム・ノワールを思わせるシャープでクールな映像美を感じる。

・TV、「春日龍神、金春流」金春安明、宝生閑、大藏吉次郎、60分、’13 1/1

・TV、「新春能狂言 観世流 竹生島 女体」、梅若玄祥、角当直孝、野村四郎、三島元太郎、60分、’15 1/1 NHK-Eテレ、ダイジェスト
 初めに登場するあでやかな衣装でしとやかに佇み舟に乗る女性。変わり身をしての弁財天でのこの世ならぬ高貴にして浮遊するかのようなゆったりした舞。最後を飾る竜神の激しさ。季節は春爛漫花満開のうららかな陽春。ひたすら舞やしぐさを堪能できる作品。



☆狂言
・DVD『NHK能楽名演集 狂言 木六駄、武悪、見物左衛門』大蔵流 茂山弥五郎、茂山千五郎1959、和泉流 野村万蔵 1966、和泉流 野村万蔵 74
 木六駄、雪道を牛追う姿が滑稽。そそのかされ酒を飲むほどに止まらなくなり勢いが増し上機嫌になる様が予想通り愉快で、酔って舞う姿が見事でおもしろい。
武悪、太郎冠者が武悪を討たねばならぬが、討てずに泣き合うところが淋しくも滑稽だ。幽霊の振りをした武悪と主人が話し合う場面は愉快かつスリリングだ。武悪はうらみつらみを述べ責め立てられた主人が最後に逃げ回るのは滑稽かつ何か淋しい。
見物左衛門、一人芝居独演で、役者の技量が見もので、落語のように役者のせりふで周囲の光景が見えるかが課題、どこまで客を引き込ませられるかは、客にいかに話し掛け、わずかな動きに引き込むかの手練手管である。狂言独特の動きが確認しやすい。後半メインの相撲の取り組みが愉快だ。

・DVD『NHK 小さな狂言師誕生~野村萬斎・親子三代の初舞台~ 狂言「靭猿」』03年、110分
かの万蔵の息子が万作、万作の息子が萬斎、その息子が祐規三歳、万作、萬斎、祐規が魅せる。万作妻が言う、こうして狂言役者は作られる。そこには誇りと少しの哀しみがあると。猿に始まり狐に終わる狂言役者の出発点を記録する。稽古や公演を重ねて四歳になった祐規の舞台公演を鑑賞できる。稽古場面の緊迫した様子が貴重だ。

・DVD『NHK 万作・萬斎 狂言の世界』04年、151分  
3本のVHS作品を収録。「狂言師 野村萬斎 初舞台から襲名まで」’95 、「狂言師 野村萬斎 エイスケそしてニューヨーク」’98 、「野村万作『最後の狐に挑む』」’95 、
 萬斎の成長を100分掛けて見ることができる。他分野との緊迫したコラボも見られ狂言の可能性を感じさせる。父:万作の釣狐にかける情熱は凄みがある。万作による狂言演出の工夫も見られる。今もって演出は変化していることが分かる。

・三宅藤九郎
狂言役者、故人、特別重要無形文化財(人間国宝)。彼をはじめてみたのは、JR五反田駅南の喜多八能楽堂であった。登場してきたとき、なんやしょぼくれたじいさんやなあ、と思っていたら、突然生き生き演じ始め他の若い役者たちより、よっぽど若々しい演技で舞台をリードしていったのだ。それこそ人生にしょぼくれていた僕は、少し明るさをもらったのかもしれない。彼の頬が演技で上気して紅く染まっていき、響き渡る張りのある声を忘れられない。あとで彼が狂言界の重鎮であることを知った。

・ビデオ『狂言 鑑賞入門』全1巻
 30分の中でてきぱきと解説されているが、もう少し詳細で見たくなるような解説とはないものだろうか。


☆文楽   
・ビデオ『文楽 日本の伝統芸能 鑑賞入門』全5巻
なかなか親しみやすく各要素を紹介している。軽妙な司会で明るく展開していく。1巻30分。

○DVD『NHK国立劇場 人形浄瑠璃文楽名演集 通し狂言 菅原伝授手習鑑 vol.1』
初段:
・「大序 大内の段」(72年5月、22分、モノクロ)豊竹松香太夫、豊竹英太夫、鶴澤叶太郎、吉田栄三、吉田辰五郎

 モノクロで古びていても出演者はきびきびしている。
・「加茂堤の段」(96年9月、22分、カラー) 竹本三輪太夫、竹本貴太夫、鶴澤八介、桐竹紋寿、吉田文吾、吉田玉幸、桐竹一暢
 恋のデートのしっぽりさと桜丸と三善のつばぜりあいがよいです。ここから物語が動き出すという感じです。
・「筆法伝授の段」(96年9月、62分、カラー) 竹本綱太、鶴澤清二郎、吉田玉男、吉田文雀、吉田文昇
 源蔵が登場し寺子屋の布石です。源蔵と丞相の抑えた感じがよい。
・「築地の段」(96年9月、20分、カラー)豊竹呂勢太夫、野澤喜一朗、吉田玉男、吉田文雀、吉田玉幸
 救出劇のサスペンス。義太夫の太棹、太い声と人形の演技がなんともいえない余情をかもし出す。なお録画内容は年代が違うものがあり、統一されていないはずだが、内容や人形の統一性があるため、違和感はさしてない。

○DVD『NHK国立劇場 人形浄瑠璃文楽名演集 通し狂言 菅原伝授手習鑑 vol.2』
二段目:
・「道行詞甘替」(72年5月、24分、モノクロ)竹本南部太夫、豊竹嶋太夫、野澤松之輔、竹澤団六(現・鶴澤寛治)、吉田玉男、吉田文雀、桐竹一暢

 しっぽり踊り恋の余情の見せ所。
・「安井汐待の段」(72年5月、22分、モノクロ) 豊竹呂太夫、鶴澤清治、吉田玉男、四代豊松清十郎、 
 淋しさを漂わせる大人の場面。
・「杖折檻の段」(02年4月、30分、カラー) 豊竹咲太夫、豊澤富助、吉田文雀
 親子の情愛と切なさを見せ付けつつ抑制された演出が最高。
・「東天紅の段」(83年1月、16分、カラー) 豊竹呂太夫、鶴澤清友、二代桐竹勘十郎、四代豊松清十郎、吉田玉幸
 残酷なサスペンスドラマの見せ所。
・「丞相名残の段」(83年1月、71分、カラー) 竹本越路太夫、鶴澤清治、吉田玉男、二代桐竹勘十郎、吉田文雀
 奇跡と荒事の伝奇サスペンスははらはらどきどきでやがて溜飲が下がる。

○DVD『NHK国立劇場 人形浄瑠璃文楽名演集 通し狂言 菅原伝授手習鑑 vol.3』
三段目:
・「車曳の段」(59年、24分、モノクロ) 豊竹山城少掾、八代竹本綱太夫、豊竹つばめ太夫(竹本越路太夫)、竹本津太夫、鶴澤藤蔵、吉田難波掾、吉田玉助、吉田栄三、吉田玉市

 三兄弟の荒事、時平のすごみがよい。悪はやっぱこうでなくちゃ。
・「茶筅酒の段」(88年4月、33分、カラー) 竹本伊達太夫、竹澤団七、吉田玉男
 白太夫と三兄弟妻のちょっとコミカルな演出がとても好き。サスペンスの緩叙楽章。
・「喧嘩の段」(88年4月、15分、カラー) 豊竹呂太夫、鶴澤燕二郎(現・鶴澤燕三)、吉田文昇、桐竹紋寿、吉田文吾、吉田玉幸
 相撲場面が秀逸。
・「桜丸切腹の段」(88年4月、49分、カラー) 竹本越路太夫、鶴澤清治、吉田玉男、吉田簑助、桐竹一暢
 桜丸の武士の意地、白太夫、八重の悲しみ、泣かせるね。

○DVD『NHK国立劇場 人形浄瑠璃文楽名演集 通し狂言 菅原伝授手習鑑 vol.4』
四段目:
・「天拝山の段」(02年4月、39分、カラー)竹本伊達太夫、鶴澤寛治、吉田玉男、桐竹一暢

 のどかな田園風景の梅見、その後のすさまじさは見栄えする。
・「北嵯峨の段」(72年5月、15分、モノクロ) 豊竹嶋太夫、竹澤団二郎(現・竹澤団七)、桐竹亀松、吉田簑助、吉田文雀、吉田文昇
 八重の大立ち回り、殺陣と悲しい最期。
・「寺入りの段」(88年4月、12分、カラー)竹本緑太夫、竹澤団治(現・竹澤宗助)、吉田簑助、吉田文昇
 一見寺子屋入門のように見えて母子今生の別れをそっと見せる。
・「寺子屋の段」(88年4月、69分、カラー) 竹本織太夫(現・竹本綱太夫)、五代鶴澤燕三、吉田簑助、吉田文雀、吉田文昇、吉田文悟
 やっぱここです。ぎりぎり引き絞った手綱から滴る涙の場面、笑顔で坊やが首を差し出したというところで武士の子の忠義と義理、切なさが溢れる。
五段目:
・「大内天変の段」(72年5月、21分、モノクロ)豊竹英太夫、野澤勝之輔、吉田玉男、吉田辰五郎、吉田文昇

 幽霊、敵討ち、悪の滅び、大団円で溜飲を下げさせきる。ところで、もっと敵討ちを派手にかっこよく決めてほしかったのだけれど。


・ビデオ『文楽 日本の伝統芸能 鑑賞入門』全5巻
なかなか親しみやすく各要素を紹介している。軽妙な司会で明るく展開していく。1巻30分。



☆舞楽
 
・舞楽「陪臚」宮内庁式部職楽部、NHK-Eテレ ’15 1/1  20分
 2段構成:陪臚破、新羅陵王急。数十年前の宮内庁式部職楽部による雅楽の舞のビデオのイメージが残っていて、結構バランスを崩しそうだったり、動きが鈍かったりすることが素人目にも分かる内容で、あまり練習していないのではないかというものだった。しかしさすが近年はよく訓練された整った舞を見せるようだ。4人の舞がシンクロされきちんと同調された動きでバランスもきっちりとれ美しい舞になっていた。









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