あまりにも感動しすぎてしまったものとか、
とてもとても好きなものとか、
なかなか感想を書けなくて、
落ち着いたら書くぞ!と思っているものの
既に数ヶ月あたためちゃっているものが
実は10近くあります。
今年中には書くつもり、なのですが、ね。
このドラマティック3大協奏曲も
非常に非常に感動したコンサートでした♪
もうちょっと冷静になってから、書きたいな、と思うものの、
3連休、なかなか充実したスケジュールとしてしまっているので、
こんな時間ですが、書いています。
みなとみらい大ホールで行われたコンサート、
アンドレアス・ヴォン・ヴァンゲンハイムさんの奏でる
『アランフェス協奏曲』(ロドリーゴ)が聴きたかったので、
チケットを取りました。
とても内容の濃いプログラムでした。
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調、
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲、
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調
の三本立てですから!!!
レニングラード国立歌劇場管弦楽団
の演奏を聴くのは2度目。
昨年の第九以来。
指揮のアンドレイ・アニハーノフさんを見て
思わず「あ、一年ぶりだ!」と思ってしまいました。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調、
これは、私が持っているCDよりも
テンポが良くなかった、と思ってしまいました。
(私が勝手に感じているだけなのですが)
少しゆっくりのように感じられてしまいました。
それは1ヵ月半ぶりくらいにコンサートを聴きにきて、
私の頭が、コンサートバージョンになっていなかったから・・・かもしれませんが。
さび(主旋律?)の部分とかは
聴いていてどきどきしましたけれど、
私の中では、あまり盛り上がれませんでした・・・
次は楽しみにしていたアランフェス協奏曲。
そして、ヴァンゲンハイムさんのアランフェス。
深い音、に酔いしれました。
一音、一音、確かめるように聴いた、気分です。
第1楽章や第2楽章では、
今まで聴いたギターの協奏曲の中で、
自分が一番集中できていた気がします。
今まで聴いた演奏の中で、最も良かった中の一つです。
ギターと、他の楽器の掛け合いも楽しかったし、
ギターソロのその深さにもうっとり。
演奏時間があっという間に過ぎてしまったように感じられました。
終演後には、ヴァンゲンハイムさんのCD(モーツァルトやハイドンの曲が
録音されているもの)を買ってきました。
そして、休憩後には
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調でした。
ピアノの音は、どこか冷たい感じがして、
(何年も習っていたのに)聴くのは得意ではなかったのですが、
本日の演奏は、違いました!
出だしのフレーズを聴いて、ブルブル!ぞくぞく!!!
”これは、やばいかもしれない!”と思ったのですが、
もうファンタスティック!
素晴らしい演奏でした!
私が聴いたピアノ関係の演奏の中では
もちろん最も素晴らしい演奏の中の一つでした。
デニス・ローセフさんのピアノがとても情熱的!
ピアノってこんなに熱い楽器だったのか?!という感じでした。
そして、それに対するオケのそのほかの楽器も熱かった!
迫力と迫力のぶつかり合いだけれども
調和もしていて、・・・なにしろ熱かったです。
ラフマニノフのピアノ協奏曲の生演奏を聴いたのは初めてでしたが
すっかり魅了されてしまいました。
ピアノ協奏曲のCDがほしい!
生演奏もまた数回続けて聴いてみたい!
と思っています。
人が会うとき、数十秒でその人の評価が決まる、
みたいな話を聴いたことがありますが、
「あ、この演奏素晴らしい」というのも
出たしの数十秒からして、もう違うのかもしれません。
とにかく、とても素晴らしい演奏でした。