アジアンちっく

現在お仕事で石巻仙台南相馬京都三重をくるくるくるくる 忘れない程度に更新中~

おじさんと時計とアマルフィー~3日目-2

2009-10-15 | イタリアねた
朝食を済ませ、いよいよ運命の青の洞窟へ。

マリーナグランデへ行って聞いてみると


はい!クロ~ズ~~~~~~


早くも華々しく散る1号なのでした・・・
こんなに快晴なのにね。

がっかりのあたしたちにつけこんできたのは怪しいおじさん。

カプリ島の地図の看板までついて行かされ、
カップルを巻き込みながら、ボートチャーター周遊の勧誘だ。

いらねーーーー

ということで、
明日行く予定にしてたアマルフィーへ行くことに。

ただ、心配なのは帰りの船。
事前に調べた情報では、船の時刻表が9月15日で変わるらしい。
とにかくチケット売り場で聞いてみよう!と行ってみるが、
やっぱりアマルフィーからの帰りの船がないらしい・・・

ああアマルフィー・・・

あたしも華々しく散る。

手前のポジターノなら船があるので、ポジターノ行き決定!!
(片道16.5ユーロ。)
帰りのチケットも購入しておこうと思っておねえさんとやり取りするんだけど、
いかんせん言葉が・・・
おねえさんは嫌気がさしたらしく、
そこらにあった裏紙をちぎってなにやら書いてくれた。



どうやら帰りの船の時間らしい。
字のくずれ具合がおねえさんのいらだちをあらわしているような気がするが、
時間はわかったからチケット買いたいんだけど・・・

結局

むこうで買いなさい

と言われ、一連のやり取り終了。
長かった・・・
長すぎて乗り場を聞きそびれた。
なので港近くにあるインフォメーションへ。

チケットに小さく書かれてた「capri3」は3番乗り場ということを示しているらしい。
てか、インフォメーションのおじさんならもっと優しそうなもんなのにえらい無愛想だ。
そこらの人ほうがよっぽど親切なんですけどー



船を待っていると、隣で待ってた人もアマルフィーへ行きたかった模様。

残念ね~

と惜しがるみなさま。
あたしもがっくりと肩をおとしたのでありました。

しばらくして船が到着。



くっそぉーーAMALFI JETとか書いてあるしぃーーー

ん?なぜ?

と思いながら乗船。
もちろん今日も酔い止めばっちり飲みました。

座っていたらどこへ行くのか聞かれる。
これまたなぜ?と思っていたらなんとこの船、アマルフィーに先に行くらしい!!
もともと海から眺めるだけでもいいから、と思ってたのでタナボタである。



あたしが上でこんな写真を撮ってる間に

1号が船員のおじさんに

アマルフィーに行きたかった

とつよ~く主張したので、おじさんはあれこれ世話を焼いてくれたそうだ。
でもやっぱり帰りの船がないことにかわりなく・・・



憧れていたアマルフィーが近づき、ちょっと鳥肌がたった。
NHKで観た景色そのまま。
あたし今、あのアマルフィーを見てますよ!!
街歩きできなかったのに、なぜか満足。
いや、むしろ満足笑

ここで数人降ろして数人乗船。
ほどなく再び動き出し、ポジターノへ。

1号のおじさん(実のおじさんではもちろんない)は愛用の地図を広げながら、あそこがここで、ここがあそこで、
とずっと説明してくれた。

おじさんはあたしの時計を褒めてくれて、
めいどいんじゃぱんか?と聞くので、
ほんとはタイで買ったチャイナメイドなんだけど、うんって言ったら、

俺のも!
めいどいんじゃぱんいずぐっど!

と自分の腕の割れた時計を指していた・・・

なんだかココロがあったかくなって、
ついでに言うと、実は目頭もあつくなってたあたしでした。
じいちゃんと時計というコンビに弱いのです。

ほどなくポジターノに到着。

人がいっぱいで賑やかだ。
ビーチで日光浴してる人、
これからカプリ島へ向かう人、などなど。

とりあえずおだゆーじ&あまみさんショットでも撮りますか。



その後ビーチ近くのお店で一服。
あたしはこのお店の名前がついているカクテルをオーダー。



ドヴェイルバーニョ?

ということで、飲んだらトイレしたくなりますからね。
お店からトイレまで印がついてました。
きれいなおトイレで用を足し、ちょっと街歩き。

サンタマリア・アッスンタ教会



教会近くのなんでもやさんの一角。
なんかオブジェみたいでしょ?
でもほんもの野菜たちなのです。

その後はこないだ書いた通りランチ。



ここのお店のお兄さんは日本語が覚えたいらしく、
ボナペティートは?
イルコントは?
と質問攻め。
そのあと何度も何度も復唱してました。

ドーゾメシアガレ
ドウゾメシアゲ?
オカンジョー
オーカンジョ?

復唱する度ちょっと違ってたけどね笑
得意げに店の仲間に教えるお兄さん、おもしろい。

あたしたちが店に入ったときはほとんどいなかったお客さん。
気づけばどんどん増えてました。

楽しい時間を過ごし、満腹になったところで、
さっき気になったポジターノTシャツを購入しに。
そして再びカプリ島へ戻るのでした・・・

しっかし暑い暑い。
Comment