あいちトリエンナレーの第2回目は、長者町エリアを紹介します。
名古屋の繁華街、錦に隣接する商業エリアである長者町は、繊維問屋の町として栄え、今は商業ビルの空き店舗を改装したカフェや飲食店も数多く、新旧が混在するユニークなエリアなりました。
僕自身も、業者のオークション会場が当地にありなじみのある街で、普段はビジネスマンでにぎわっています。
この町に独特な彩を加えたのが、あいちトリエンナーレで町がアート化した、先駆けの存在です。ヒップホップムーブメントにより起こったグラフイティーアートの世界が、現代アートのアーティストにより進化を遂げ、ビルの壁面でアートが展開されています。その作品は、第1回の作品も存在します。
そして、ストリートと言う特色が生かされたパフォーマンスも行われ、町に活気を与えています。
今回は、さらに伏見地下街には、台湾のアーティスト打開連合設計事務所によるトリックアートのような作品も出現、会場に向かう道のりを楽しませてくれます。
残念なのは、商業ビルや店舗にある作品が、営業時間の都合により観れないこと。長期にわたるイベントだけに、提供者の理解が必要ですが、行政や商工会議所関係者と話し合いでよりオープンな場になることを切に願います。