開館15周年の企画にしては、祝日にもかかわらず入館者は少ない。
テーマはサイクル(循環)とリサイクル(再生、再循環)をテーマにした、現代美術9人の作家の作品展示。
作品は、テーマが明確に理解できる作品で、本の床や毛糸の紐でできた迷路。ソックスを組み合わせてできたドレスなどユニークな展示が並ぶ。
しかし一部作品は、展示作品に触れて体験ができるが、楽しい展覧会とはいえない。
その原因は、明快で、あのいつもの展示室にいる職員の無愛想さに尽きる。
いつものように、ブランケットをひざに掛け黙って座っている職員。
作品の意図を伝えようとする意欲はそこにはない。
まあ、職員なのか、学芸員なのか区別がつかない人がただ囚人環視のごとく入館者を見つめているだけ。一部の体験展示には、入館者に声をかけてはいるが積極的な呼びかけはない。学芸員は、どこにいるのだろうか。こういう展示こそ積極的に学芸員が展示内にいて、展示の意図を積極的に伝えるべきではないか。
今回の展覧会は、小中学生は入場無料だ。
名古屋市内の小中学校に対してどの程度の呼びかけをされているのか、確認はしていないが職員の消極的な対応を見る限り結論は出ているような感じがする。
金沢21世紀美術館が注目を浴び、現代美術の理解も広がっている今、触れて楽しむ展示の本質を理解してほしい。
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