日本文化の伝承者で、現代思想家の松岡正剛氏の著作「アートな言葉」を読みました。
本書は、危ない言葉、切ない言葉、リスクな言葉など、セイゴウ語録をまとめた中のアートについての語録です。
古今東西の芸術や文化やそこにかかわる、芸術家や文化人を端的な言葉で表現した小気味のよい書籍です。
アートの領域も幅広く語られ、時空を超えて様々な視点で、平易に語られ、なるほどこういう考え方もあるんだ、こんな共通項があるんだと、楽しく読み進むことが出来ました。
ともすると、現代美術と古典絵画や文学を切り離して考えがちですが、本書は芸術や文化を点ではなく、線でとらえ、川の流れの如く真の芸術は、脈々と流れ永遠に語り継がれることを実感します。
あえて、書籍の中の言葉は紹介しませんが、アートの深みをセイゴウ語録を通して感じてみてはどうでしょうか。