65オヤジのスタイルブック

若き日のモナリザとモナリザ

3月に日本でも初公開され、その真贋が話題になった「若き日のモナリザ」を所有するスイスのモナリザ財団が、本物と結論しました。

左側のモナリザは、ルーブルのモナリザの前に描かれた未完成の作品で、後に別人によって仕上げれたものだそうだ。

科学的分析と専門家による解析から本物と判断したようだが、ダビンチの専門家として知られる英オックスフォード大のマーティン・ケンプ名誉教授は、良く出来た複製品として反論しています。

ルーブルのモナリザも、1910年に盗難に遭い、2年後に発見されますが、、その事件から現在のモナリザは、偽物で闇のブローカーにより、富豪の手にあると誠しやかに囁かれ、小説やドラマの題材にしばし用いられています。

若き日のモナリザも、その謎めいた部分でルーブルのモナリザと共通する部分があるかもしれません。モナリザのみならず、僕自身、洗礼者ヨハネや聖母を題材にした作品には、謎めいた雰囲気を感じます。

また、ダビンチ作品に、未完の作が多いのも、ダビンチが謎の部分を演出していたのではないかと想像します。その真贋は別にして、ダビンチは、この論争を天国でどう眺めているのか興味深い話題です。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【エッセイ・コラム】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事