65オヤジのスタイルブック

Facebookのトリコロール私的考察

フランスにおけるISのテロ。多くの犠牲者が生まれたことに哀悼の意を表します。また、テロ行為に宗教上の根拠などないことを断言したいです。

そんな中で、Facebook上に現れたフラン国旗のトリコロールでプロフィール写真を重ねる事象が広がってます。僕も、確かに違和感はありましたが、あえて仏教上の供養の意味を込めて7日間に指定をしました。

早速、この事象に異議を唱えるある学者が現れ、ニュースとなりました。そこに呼応して、異議を唱えた人やその行為を撤回した人も数多くあったように思います。しかし、その内容をよく読んでみると、FB創始者のザッカーバーグの写真への皮肉とSNSの商業主義的手法に対する批判でした。

僕の違和感は、トリコロールカラーで写真が染まることへの表面的な違和感でした。しかしながら、芸術の都であるフランスがテロにより破壊。パリを愛する人々が犠牲になったことへの哀悼の意を思えば、目くじら立てて批判する意味があるのかと思うのです。

以前PrayforJapanと言う運動がFB上で広がりました。先の東日本大震災での被災者への哀悼の意思表示としてプロフィール写真の隅に日の丸が付くものです。今回もフランス国旗がプロフィールの片隅に付くものだったら、今回のような批判がされたでしょうか。むしろその輪はもっと広がったように思うのです。

最近、日本は一つの事象で、大きく世の中が極端に動き、そのことに反する人は、その人格までも否定されかねないような風潮を生み出しているように感じます。その風潮を生み出している人は影響力のある学者や評論家によって作り出されているようで、そんな世の中に怖さを感じます。

SNSの世界では、寛容さが必要だと思うのです。使うのも自由、使わないのも自由、やめるのも自由、続けるのも自由。そうした自由の選択を認めるのが、大きい意味で民主主義だと思います。今回の事は、そうした意味合いも持っていたのではないかと思います。


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