映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、3ヶ月で砂漠や山道をたった一人で踏破した女性のヒューマンドラマ「わたしに会うまでの1600キロ」です。
シェリル・ストレイドの原作を基に映画化された作品で、リース・ウィザースプーン自らが主演、制作に携わり、母親役のローラー・ダンと共に主演女優賞と助演女優賞にWノミネートされています。
物語は、主人公シェリルが離婚や母の死を経験するなかで自暴自棄となった自分を見つめなおすためにバックパッカーの旅に出ると言う内容です。
1600キロの道のりをヒッチハイクをしながら山道や砂漠を自らの足で進むサバイバルの旅を自問自答と母との回想シーンの中で過去を振り返り新たな自分に成長していくというものです。リース・ウイザースプーンの観る者を引き付けるナチュラルで体当たりの演技は、この作品の全てといっても良い名演です。
過酷な自然との戦いと女性ゆえの出会う男との不信感など、一人旅を女性ならではの視点でとらえていて、この手の作品としてはシンプルながら新鮮さがありました。