65オヤジのスタイルブック

ポゼッションサッカーの是非と日本の最終戦

今日のギリシャ戦。日本は前半のギリシャへのレッドカードにより数的有利になりながら決めきれず無得点のままドローとなりました。

僕は、相手ミッドフィルダーの退場の瞬間、勝利してもトーナメント進出は極めて厳しいと感じました。それは、次にギリシャと対戦するコートジボワールに戦術的にもメンタル面でも有利に働くからです。試合自体も、今大会最も活躍している内田選手や解説の都並選手が語っていたように数的優位に立っても堅守速攻のギリシャでは、戦い方になんら問題はなく、負けない選択をしたギリシャがドローを得たことで、ギリシャも僅かな可能性を持っていることでは平等で、そう見ると日本のトーナメント進出の可能性はなくなったと感じています。

さて、ザックの考える戦術の先には、パスをつなぐことで支配率を高めるポゼッションサッカーがあったと考えます。その戦術は観ていても楽しく、ゴールへのバリエーションも多彩で美しいサッカーを望む僕にとっては最も好きな戦術です。

完成されたポゼッションサッカーで前回優勝を果たしたスペインが連敗により最終戦を待たずに敗退が決定し、その美しいサッカーが否定されています。ザックの戦術もそのサッカーに近いもので、失点を恐れず攻め続けるサッカーは、日本に適したものだと感じていました。今の日本はそのサッカーを体現できずに2戦を終えている現実も思うと勝利よりも自分たちの戦いの結実が問われる試合になると感じています。

今や堅守速攻のサッカーにベクトルが戻りつつある今、日本には、未だ確立されてはいないポゼッションサッカーで、もはや打ち合いも覚悟で1点でも相手を上回る決定力が不可欠です。その結実が、最終戦を勝利につながると確信しています。

がんばれ!ザックジャパン!悔いのない自分たちのサッカーを!


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