![]() | ベスト・オブ・アール・クルーアール・クルーワーナーミュージック・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
日常の喧騒の中、癒されるサウンドはアコー-スティックに限る。
元気いっぱいになりたいときは、車の中でロックをかけて叫びながら歌うこともあるが、心安らぐときを過ごしたい時は、アコースティックな音色に身を委ねるのが最高に気持ちがいい。
今日は、インターネットショップ仲間の友人とブルーノートに出かけた。
あの、アコースティックギターの天才。アール・クルーのライブだ。
80年代のエレクトリックなサウンドが多いフュージョン界で、異才をはなったギタリストも今では、いいオヤジの姿になっていたけど、そのメロウなサウンドは決して落ちぶれてはいない。
ピックを使わず、指で巧みに演奏するその音色は、時にアコースティックな音色を超える重厚さを漂わせる。そして、若き日の魅せる姿とは違う円熟されたギタープレイに、世代を超えた観客が魅了された一夜だった。
折からの雨で蒸し暑い天気だったが、ライブを終え外に出た聴衆は、おそらくマイナスイオンのギタースコールを浴びて心地よい気分で家路に宵を過ごせたに違いないだろう。